『人質生活から始めるスローライフ』のネタバレ(漫画)!

今回は「原作 小賀いちご 漫画 森名尚」先生の『人質生活から始めるスローライフ』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

『人質生活から始めるスローライフ』はこんな漫画(あらすじ)

小国ピアリーの第二王女センテイは異世界転生したので前世の記憶があります。

新しい世界の暮らしにワクワクしていたセンテイなのですが、家族を守るため大国アンテの人質になることを決めました。

監禁されてはいませんが、人質生活には娯楽がありません。

さらに食事がイマイチという大きな問題を抱えています。

センテイは灰色の生活を虹色にするためアンテ国王に所望することにしました。

転生王女の希望は叶うのでしょうか!?

ファンタジーとグルメを融合させた『人質生活から始めるスローライフ』

今回は王女のキッチン生活を綴ったSFファンタジー漫画の魅力についてネタバレを含みながらご紹介していきます。

己の力で人質生活をスローライフに変化させていく様子をお楽しみください。

 

『人質生活から始めるスローライフ』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

寝ているセンテイのことを侍女長のモルーゼが起こしにやって来ました。

モルーゼ
「姫様起きていますか、センテイ様朝食のお時間です」
センテイ
「・・・ふぁい、着替えるので少し待っててください」

空は晴れ渡っていて空気も澄み切っています。

普通の人なら気持ちのいい朝を迎えられたのかもしれません。

しかしセンテイの立場は人質なので微妙な気分です。

センテイ
「私の名前はセンテイ・ソフィー・レ・ピアリー(9歳)、このアンテ国の人質である、人質といってもこの部屋に監禁されているわけではない」

庭や図書室などの指定された場所への外出は許可されていました。

ただし侍女長などの監視付きです。

監禁されていないことは嬉しいのですが、娯楽の少なさに不満を抱いていました。

衣食住の不自由がないことはありがたいと思っています。

センテイ
「聞けばこの世界、魔法もなければエルフも獣人もいないって言うじゃない、もっとこう・・・!異世界って言ったらド派手な冒険とかさ!?ヒーローとの出会いは!?」

転生した異世界は期待していたものではありませんでした。

娯楽がなさすぎるので楽しみの多かった前世が懐かしくなってきます。

着替え終わるとモルーゼが部屋に入ってきました。

モルーゼ
「失礼します、おはようございます、朝食をお持ちしました」

モルーゼがお世話してくれるので生活に不自由はありません。

ただし大きな問題がありました。

センテイ
「食事がイマイチなのだ、数々のラノベ主人公たちが現世の食事を再現したがるのも頷ける」

失礼のない態度で食事を頂きます。

しかしボソボソしたパンには水分があまり含まれていません。

スープも薄味でシャバシャバしています。

こんな食事が王宮で振る舞われているとは信じられません。

イマイチな食事を味わっているうちにセンテイは泣きたくなってきました。

モルーゼ
「姫様、今日はいかがなさいますか?」
センテイ
「お部屋で過ごします、先日借りた本の続きを図書室から持ってきてもらえますか?」
モルーゼ
「かしこまりました」

この日は読書しながら過ごすことにします。

しかしこの世界の文学作品もイマイチなので満足することができません。

センテイ
「はぁ・・・思ってたのと違う・・・異世界転生したってわかった時はあんなにわくわくしたのになぁー」

センテイが6歳だった時、ピアリー国にアンテ国からご子息かご息女を留学させろと要請されました。

表向きは国同士の交流ですが、実際は和平のため人質を差し出せという要請です。

ピアリー国は小国なので大国アンテの要請を無下に断ることは出来ません。

国王や宰相が誰を人質にするのか悩んでいると、次女のセンテイが自ら人質になると言い出しました。

センテイ
「お兄様は王位継承のお務めが、お姉様もすでに縁談が決まりつつあります、そして弟はまだ0歳です、どう考えても次女である私が行くしかありません」

センテイは国と家族のため、人質になることを決断したのです。

国土が広いアンテ国なら多くのことを学べると期待していました。

その決断は今でも間違っていないと信じていますが、現在のセンテイは暇を持て余しています。

モルーゼ
「失礼します、姫様、何かご入用の物などございましたらこのモルーゼに申しつけください」
センテイ
「いえ・・・特に何も・・・」

モルーゼがこんな風に話しかけてくるのは珍しいので戸惑ってしまいました。

ただ本当にご入用の物はありません。

モルーゼ
「そうはいきません、じきに姫様の誕生日ですので陛下よりプレゼントの希望を聞いてこいと」

アンテ国は人質とはいえセンテイを客人扱いしてくれています。

毎年センテイの誕生日にプレゼントを用意してくれていました。

センテイは年に一度のチャンスを利用してみることにします。

おねだりの仕方によっては無茶なプレゼントでも用意してくれるかもしれません。

そこでセンテイは退屈な日常を楽しくできるものを考えてみます。

何よりもまずはイマイチな食事を改善したくなってきました。

美味しい料理が存在しないのならば自分で作ればいいのです。

センテイ
「決めました、私!キッチンがほしいです!」

アンテ国王はセンテイの希望を叶えてくれるのでしょうか!?

 

 

転生した異世界にワクワクするセンテイは、かなり好奇心が強いと思いました。

自ら人質になると志願したところにも意志の強さを感じますね。

退屈な日々を変えるため動き始めた『人質生活から始めるスローライフ』

キッチンを手に入れるための交渉が始まっていきます。

前世の記憶を持っているセンテイの交渉術にご注目ください。

後編

幸せな食生活を手に入れるため、センテイが国王陛下のアンテと会談することになりました。

センテイ
「陛下、本日はお時間をいただき望外の喜びです」
アンテ
「久しぶりだな姫、あまり時間が取れずすまない」
センテイ
「とんでもございません、お忙しいのは存じております」

相手は大陸の3分の1を支配するアンテ国のトップです。

センテイの交渉次第では母国ピアリーが危機にさらされるかもしれません。

事の重大さを考えると緊張してきました。

アンテ
「お茶でもいかがかな?」
センテイ
「いっ、いただきます」

侍女が良質な茶葉を使ったお茶を淹れてくれます。

もっと美味しい淹れ方を知っているセンテイは複雑な表情を浮かべながらお茶を召し上がりました。

アンテ
「姫はまだ9歳だったな、ずいぶんと行儀のいいことだ、私の子供たちも見習ってほしいものだよ」
センテイ
「そんな・・・ただ私は恥ずかしいところを見せないように気をつけてるだけです、図書室でマナーの本を読んだり・・・留学の身なので失礼がないか今でも心配で・・・」

ここでアンテの表情が険しくなります。

気に障ることを言ったかもしれないとセンテイは怖くなりました。

アンテ
「ハッハッハッ!緊張しておるのだろう?解してやろうと思ってな、怖いかね?」
センテイ
「えっ、いやっ・・・はい、少し怖いです、陛下に対してではなく失敗してダメな子と思われるのが怖いんです」

前の人生でも他人の顔色ばかり窺っていたことを思い出します。

表と裏を使い分ける生き方は転生しても変わっていません。

アンテ
「やはり姫は面白いな、そんなことは気にせずともよい、飾っていようといまいと姫は姫なのだ・・・さて本題に入ろうか、今年のプレゼントは何がいいかな?」

アンテは何でも構わないと言ってくれます。

そこでセンテイは正直に希望を伝えることにしました。

センテイ
「ではキッチンを、離れのキッチンの使用許可をいただけないでしょうか?」

センテイの言葉で場の空気が固まります。

姫がキッチンを使いたいというのは非常識なのかもしれません。

アンテ
「姫、キッチンというとあのキッチンかね?」
センテイ
「はい!お茶を入れたり料理をしたりお菓子も作れるあのキッチンです!」

アンテの表情が険しくなります。

怒らせたかもしれないと思うセンテイはピアリーのみんなが心配になってきました。

アンテ
「想像してなかった要求に戸惑ってしまったが、姫はなぜキッチンを使いたいのだ?」

本当の理由はここの料理がイマイチだからです。

しかし口が裂けてもそんなことは言えません。

センテイ
「えーっと・・・料理に興味がありまして・・・難しいでしょうか・・・?」
アンテ
「・・・それはつまり姫が自ら料理をしたいということかな?」
センテイ
「はい、自分で作ってみたいんです!あっ、全然簡易キッチンを少し使わせてもらえばいいので!」

もう一押しで許可を貰えそうな気がしてきます。

ですがセンテイは大切なことを見落としていました。

アンテ
「私の思い込みかもしれないが・・・姫君たちは自分でキッチンに立つことはないと思うのだが、立場もそうだが姫はまだ9歳であるし・・・」

アンテの言うことは正論です。

王族の子供が自分で料理などするはずがありません。

センテイ
「別の案を考えますわ、今のは忘れてください!」
アンテ
「忘れてよいのか?姫がそれでいいなら構わないのだが」
センテイ
「キッチンを使ってもいいのですか!?・・・あ」
アンテ
「ハッハッハッ!初めて飾らない姫の素顔が見れたかな?では今年のプレゼントはキッチンにしよう」

何はともあれキッチンをプレゼントしてもらえることになりました。

嬉しくて思わず素の部分を出してしまいましたが、これで料理を作ることができるのです。

ただし簡易なキッチンだと作れる料理の幅は狭いかもしれません。

モルーゼから外出の許可も取らないといけないので、あらかじめキッチンが使える時間帯も知る必要があります。

センテイ
「そう考えると私が使える時間ってあんまりないんじゃ・・・?って人質の身分で贅沢言えないか」

この時のセンテイはアンテ国王を甘く見ていました。

数日後、連日続いている騒音に悩まされていると、モルーゼがセンテイを部屋の外へ連れ出します。

アンテ
「呼び出してしまってすまないな、姫、例のものが完成したので一刻も早く見せようと思ってな」
センテイ
「へ・・・陛下!?わざわざこんな離れまで・・・例のものとは・・・?」
アンテ
「来たまえ、姫がいつでも使えるよう部屋のすぐ側に用意しておいた、急ごしらえで簡易的なものだが」
センテイ
「ええええええええええ!!」

簡易的とは思えないほど豪華なキッチンを部屋の近くに作ってくれました。

豪華なキッチンでセンテイはどんな料理を作るのでしょうか!?

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人質生活から始めるスローライフのネタバレ!第3話の見所は?

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『人質生活から始めるスローライフ』を読んだ感想

表と裏を使い分けていますが、キッチンをプレゼントしてくれると言われた時は素が出てしまいましたね。

アンテ国王はセンテイに飾らないでほしいと思っているような気がしました。

料理で日常生活を豊かにしていく『人質生活から始めるスローライフ』

人質とは思えない幸福な日々が描写されています。

日本人にとって身近な料理が次々と登場しますよ。

 

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