青のオーケストラのネタバレ!漫画の無料試し読み情報も!

今回は「阿久井真」先生の『青のオーケストラ』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

青のオーケストラ』はこんな漫画(あらすじ)

天才少年として名をはせた青野一(あおのはじめ)は、とある理由からヴァイオリンを辞めてしまいます。

大好きだった音楽から離れて過ごしているうちに、青野の心には大きな穴が開いてしまいました。

そんな中、中学3年の冬を迎えた青野はヴァイオリンを奏でる1人の少女と出会います。

秋音律子という少女によって青野の運命は大きく動き始めることになるのでした。

高校生が音楽を通じて心を繋げていく様子を描いた『青のオーケストラ』

今回は素敵な青春漫画の魅力について、ネタバレを含みながらご紹介していきます。

夢に向かって走り出した高校生たちの熱いドラマを目に焼きつけてください。

 

青のオーケストラ』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

幼い頃から青野一はヴァイオリンの音色に魅了されてきました。

青野一
「たった4本の弦、そこから奏でられる音が俺を掴んで放さない、今でもときどき思い出すんだ・・・音が大好きだった・・・あの頃のことを・・・」

中学生になった現在もヴァイオリンのことを思い出すことがあります。

そんな青野が体育の授業を受けていると、バスケットボールが顔面に当たりました。

青野一
「小さい頃からスポーツが苦手だ、俺は野球もバスケもドッジボールも殆どやったことがない」

ヴァイオリニストにとって指は命の次に大切なため、スポーツは禁止させられていたのです。

鼻血が出たため保健室へ向かうとカーテンの奥から鼻歌が聞こえてきました。

青野一
「あの・・・」

青野が声をかけると鼻歌がピタリと止まります。

不思議に思うのですが青野はそのまま帰ることにしました。

家へ着くと母親からゴキブリを駆除してほしいと頼まれます。

青野一
「そこは・・・開かずの間、あんまり入りたくないんだけどな・・・」

開かずの間と呼んでいるのは子供の頃からヴァイオリンの練習に打ち込んできた部屋でした。

ヴァイオリンを辞めた青野は1年ぶりにこの部屋へ足を踏み入れたのです。

青野一
「1年ぶりに入るその部屋は人生で最も長い時間を過ごした場所・・・もっと埃とか溜まってると思ってたけど・・・」

埃が溜まっていないのは母親がマメに掃除をしているためでした。

青野一
「この部屋にはたばこの臭いとヴァイオリンの音が染み付いている」

部屋から出た青野は眠りにつこうとするのですがなかなか眠れません。

その理由は久しぶりに開かずの間へ入ったためです。

青野の父親はプロのヴァイオリニストで、父親の奏でる音色が大好きでした。

青野一
「くそ・・・今でもあの音が耳にこびりついている、俺はあの音に捕まったままなのだ・・・」

ヴァイオリンを辞めた現在も頭には音色がこびりついているのです。

翌日、青野が学校へ行くと担任の進路相談が始まりました。

クラスでまだ進路が決定していないのは青野だけなので心配してくれているようです。

実は1度進路を決めた青野だったのですが、急に志望校を変更しました。

青野一
「できれば知り合いのいない高校に行きたいんです」

自分のことを誰も知らない場所へ行きたいと思っています。

そんな青野のことを担任は音楽の道へ進むと考えていたため残念そうにしていました。

担任はヴァイオリンのコンサートに足を運んでくれたほど応援してくれていたのです。

青野が申し訳なく思っていると、急にヴァイオリンの音色が聞こえてきました。

青野一
「先生!ヴァイオリンの音聴こえますよね!?どういうことですか?」

いったい誰がヴァイオリンを奏でているのでしょうか!?

 

 

ヴァイオリンを辞めたことで目標を失ってしまった主人公の姿が印象的でした。

誰も知り合いがいない場所へ行きたいと思う気持ちには共感することができますね。

音楽を通じて人々の運命が交錯する様子を描いた『青のオーケストラ』

ここからいよいよ青野と秋音律子が出会うことになります。

青野の運命を変えることになる秋音のキャラに注目しながら続きをご覧ください。

後編

進路相談が終わっても青野はヴァイオリンを弾いた人物のことが気になっていました。

青野が通っている学校には弦楽部はありません。

青野一
「下手くそだったな・・・あの音・・・くそっ、どこのどいつだよ、うちの学校なんかでヴァイオリン弾いてる奴は!」

考えないようにすればするほど気になってしまいます。

体育の授業中に考え事をしていた青野に再びバスケットボールがぶつかりました。

今回は倒れた時に頭を打ってしまったため、しばらく保健室で休むことになります。

いつの間にか寝てしまった青野だったのですが、気がつくとヴァイオリンの音色が聞こえてきました。

青野一
「ちがうちがう、そうじゃない、あーまた音外した!おいおい勘弁してくれよ、それじゃあヴァイオリンの悲鳴だって野、やれやれ・・・一体どんな奴が弾いているんだか・・・」

目をつぶった青野の脳裏に浮かんだのは自分自身だっため慌てて飛び起きます。

すると保健室でヴァイオリンを弾いていたのは見たことない美少女でした。

青野一
「一瞬・・・目が眩んだ、西日のせいだろうか?その女の子はとてもキラキラしていた・・・」

美少女に目を奪われていると、鼻血を止めていたティッシュが抜け落ちてしまいます。

その様子を見た美少女が急に怒り出しました。

秋音律子
「ヘンタイッ!最悪!あんたベッドに隠れて私をずっと見てたわけ!?」
青野一
「はあ!?ちげーよ!俺はベッドで寝てただけだっつの!」
秋音律子
「じゃあなんで鼻血出してんのよ!?どうせエロいことでも考えてたんでしょ!?」

鼻血を出した事で変態だと思われてしまったようです。

ヴァイオリンのことは気になるのですが、ひとまず青野は保健室を出て行くことにしました。

青野一
「別に俺はお前なんか見てないし、この鼻血はバスケでボールが当たっただけだから」
秋音律子
「ダサッ」

帰ろうとしたのですが美少女の言葉にカチンときます。

青野一
「あのなあ・・・俺はあんたのド下手くそな演奏に驚いて目が覚めたんだよ!」
秋音律子
「はぁ?どこが下手なのよ!?」
青野一
「下手だろ!ていうか下手以前の問題だ!まずその爪!お前のその魔女みたいな爪が他の弦に触ってんだよ!」

立ち去るはずだったのですがついついムキになってしまう青野。

それほどまでヴァイオリンの音色は彼を縛っているのです。

2人が揉めていると担任が保健室へやって来ました。

担任によると美少女の名前は秋音律子といい、隣のクラスの生徒だったのです。

さらに担任は秋音にヴァイオリンを教えていました。

青野は知らなかったのですが担任は高校生の時にオーケストラを組んで、ヴァイオリンを担当していたのです。

いくつもの音が重なるオーケストラを青野は経験したことがありません。

ソロでヴァイオリンを弾いていた青野はオーケストラに入ることを考えたこともなかったのです。

そして秋音は担任からヴァイオリンを借りて練習に励んでいました。

秋音律子
「先生、ベラベラ喋りすぎ!」

恥ずかしそうにする秋音に対して、先生は青野にヴァイオリンを教わることを勧めます。

青野一
「なっ・・・なんで俺がそんなこと・・・!」
秋音律子
「ちょっと先生!?何言い出すの急に!?意味わかんないんだけど!」

2人とも揉めていたばかりのため先生の提案を受け入れたくありません。

しかし青野は体育の成績を大目に見ると言われ、秋音は言う通りにしないとヴァイオリンを貸さないと言われました。

こうして仕方なく2人はヴァイオリンの姉弟関係になったのです。

青野一
「そいつは突然・・・ヴァイオリンを持って俺の前に現れた、秋音律子・・・これが俺と彼女の出会いだった」

青野は秋音にヴァイオリンを教えることで再び音楽の道に戻ることができるのでしょうか!?

彼がヴァイオリンを辞めた理由と、秋音が抱える秘密の内容は実際に漫画を読んでお確かめください。

 

青のオーケストラはこんな人にオススメ

音楽が好きな人はもちろん、青春漫画が好きな人にオススメの作品です。

胸が熱くなれるシーンも多く、複雑な感情が交錯するヒューマンドラマの要素も持った完成度の高いストーリーになっていますよ。

ヴァイオリンを通して交錯する人間模様を表現した『青のオーケストラ』

読んでいくうちにどんどんハマっていく充実感を味わってみてください。

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