はねバド！のネタバレ(漫画)！アニメになった傑作の魅力は？

今回は「濱田浩輔」先生の『はねバド！』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

『はねバド！』はこんな漫画(あらすじ)

あざみ野体育大学に通っている立花健太郎は母校の北小町高校でバドミントン部のコーチをすることになりました。

しかし練習の厳しさから多くの部員が退部してしまいます。

このままでは団体戦に出場することができません。

どうにかバドミントン部を立て直そうと立花が頭を悩ませていると、校庭の大木を駆け上がる運動神経抜群の女子高生と出会いました。

この羽咲綾乃という女子高生なら日本一に輝けると思った立花は、彼女をバドミントン部へ勧誘することにします。

ですが綾乃からバドミントンなんて大嫌いと言われてしまい・・・！？

高校生たちがバドミントンに打ち込む姿を描いた『はねバド！』

今回は青春全開のスポーツ漫画についてネタバレを含みながら魅力をご紹介していきます。

キラキラと輝く高校生たちの姿を目に焼きつけてください。

『はねバド！』の魅力紹介（ネタバレ含む）

前編

北小町高校のバドミントン部が練習を始めようとしています。

しかしコーチの立花健太郎が点呼を取ると部員の数が明らかに足りていません。

おかしいと感じた立花副主将に確認してみると、8人の部員が練習の厳しさから退部届を提出していました。

「じゃあ来てるメンバーの出欠取るぞ、荒垣！」

「・・・はい」

主将の荒垣を含め部員たちからやる気が感じられません。

さらに多くの部員が辞めてしまったため活気も無くなっていました。

「男子は元々新チームになってからは二人しかいなかったけど、まさか女子までたった4人になっちまうとは・・・このままだと男女共に団体戦にすら出られなくなってしまう・・・」

高校のバドミントン大会は最低でも5人いなければ団体戦に出場することができません。

「どーでもいいけど早く練習はじめよーよ」

この状況に頭を抱えたまま立花は仕方なく練習をスタートさせました。

しかし練習が始まると荒垣の調子が良くありません。

気になった立花が副主将に事情を聞くと、荒垣は全日本ジュニアで中学生に敗北してからスランプに陥っているそうなのです。

「どうしてそんなにイライラしてるんだ？ワケを話してみないか？悩んでる事があれば遠慮せずに話してみろよ、俺に話してもいいし言いにくいんだったら他の仲間にしたっていい」

「余計なお世話！卒業生だか何だか知らないけど言ってる事が暑苦しいんだよ！アタシはアンタの事これっぽっちもコーチだなんて認めちゃいないんだ」

1カ月前にやってきた立花のことを荒垣はコーチだと認めていません。

立花に本音をぶつけた荒垣はそのまま帰ってしまいます。

「待ってくれ、荒垣！！」

「アタシはただ・・・もっと真剣にバドミントンが出来る環境を求めているだけなのに・・・」

荒垣が言う通り、現在の北小町高校バドミントン部には彼女の練習相手が務まる部員は存在していません。

それでも立花は荒垣にオリンピックで金メダルを獲得してもらいたいと思っています。

「例えば荒垣の練習相手になるような経験者が入ってくれれば状況は変わってくるんだが・・・しかもそれがうちの部に一人もいない左利きの選手だったら左対策の練習が可能になる・・・」

練習後、校庭で頭を抱えていると校舎からハンカチが落下してきました。

風に揺られたハンカチは大木のてっぺんに引っかかってしまいます。

立花がハンカチを眺めていると落とした1年生3人組が校庭に降りてきました。

「私は1-4の藤沢エレナ、こっちは三浦のり子・・・で後ろの子が私の幼馴染の羽咲綾乃です」

エレナは立花にハンカチを取って欲しいとお願いするのですがどうすることもできません。

困っていると綾乃がエレナに耳打ちをしてきます。

「大丈夫！私に任せて！」

「え？アンタ登れるって？」

「いや無理だぞ、危ないって」

綾乃はそれでも引き下がりません。

「全然余裕だって」

「通訳ないと話せないの？」

エレナを通さないと会話が成り立たない綾乃。

立花は危険だからハシゴを持ってくると言うのですが、綾乃はそれを無視して大木に向かい走り出しました。

彼女はいったいどうやってハンカチを取るのでしょうか！？

熱血過ぎる立花のせいで多くの部員が辞めてしまったシーンが不憫に思えました。

バドミントン部のことを真剣に考えているのに熱意が伝わらない所も気の毒ですね。

そんな立花の前に現れたのが臆病で運動神経抜群の羽咲綾乃でした。

彼女と出会ったことで運命を大きく変えていくことになるバドミントン部を描写していく『はねバド！』

バドミントンを通して高校生たちの熱い情熱を感じられるストーリーになっています。

それでは綾乃の運動神経に注目しながら続きをご覧ください。

後編

立花の制止を振り切るように綾乃が大木へ向かって走り出します。

「1、2、3、4、5歩」

そのまま7歩で大木の上まで一気に駆け上りました。

「おっ！見つけた？エライ！綾乃！偉いっ！」

綾乃は一瞬でハンカチまで駆け上がるとすぐに大木から降りてきます。

エレナや綾乃は何事もなかったようにしているのですが、立花はこの光景をすぐには信じることができません。

「てっ・・・天才だッ！なッ・・・なんだ今のは！壁走りか！？君はあんなの当たり前に出来るのか？」

興奮する立花に対して綾乃は怯えています。

「なんだなんだ？変なスイッチ入っちゃった？」

立花は興奮を抑えることができず綾乃の手を握りました。

「ん・・・？」

そこで彼女の手に他とは違う特徴を発見します。

「さすさすするな！あー、いやらしい！なに今の手つき！」

オドオドする綾乃に代わってエレナが立花をぶっ飛ばしました。

「ち・・・違う、誤解だ！はっ、羽咲きみはもしかして左利きじゃないのか・・・？」

「なに言ってんの！？」

少し驚いた表情をするのですが綾乃は左利きではありません。

「私は・・・鉛筆を使う時もお箸を持つ時も右だから右利きです・・・」

「綾乃は普段右利きだよね？何言ってんだか・・・あーいうのって新しいタイプのナンパの仕方なのかねぇ」

ハンカチが取れたため綾乃たちは立ち去ろうとします。

しかし立花は簡単に引き下がりません。

「話を聞いてくれよ！」

「ちょっと！先生もしつこいです、あんまりすると教育委員会に訴えますよ！？」

「いや・・・その前に俺・・・教師じゃないから」

「だったらなおのことダメじゃん！どっから入って来たんだ！警察呼ぶぞ！この変態ヤロー！」

教師ではないことを知ったエレナに首を絞められます。

怒ったエレナは綾乃たちを連れてこの場を離れてしまいました。

彼女たちが去った後、立花は綾乃の手の平の感覚を思い返します。

綾乃の左手にはマメの跡があり、その部分の皮が厚くなっていました。

「俺の右手のマメとよく似てる、親指と人差し指で握ってあとの指を軽く添える・・・その時丁度ラケットに触れる部分・・・そこにマメがあった・・・！」

立花はマメの位置と皮の厚さから綾乃が左利きだと推測したのです。

しかし理由は分かりませんが綾乃は左利きだと認めません。

そのため立花は変装して学校へ侵入することにしました。

すると運良く一人きりの綾乃を見かけます。

「昨日俺が話した事覚えてる？左利きかどうか聞いた話・・・左手にマメがあったからそう聞いたんだ・・・君はラケットを握る競技をやってたんじゃないか・・・？例えばバドミントンとか・・・」

ストレートな質問をぶつけるのですが綾乃は何も答えてくれません。

立花は続けて綾乃をバドミントン部へ勧誘することにしました。

実はバドミントンにおいて左利きはとても有利と言われています。

さらに綾乃には木登りで見せた天才的な運動神経があるため、立花は彼女に大きな才能を感じていました。

綾乃に世界を狙える才能があると思った立花は、熱いメッセージでバドミントン部に勧誘していきます。

ですが綾乃は首を縦に振ってくれません。

「嫌です・・・確かに私はバドミントンをやっていましたけど・・・私バドミントンあまり好きじゃないんです」

綾乃がバドミントンを嫌いになった理由はどういったものなのでしょうか！？

そして立花は彼女をバドミントン部へ入部させることができるのでしょうか！？

ここから始まる熱すぎる青春ストーリーは実際に漫画を読んでお確かめください。

『はねバド！』を読んだ感想

登場人物それぞれのキャラが濃いためメリハリの利いた物語になっていますね。

無口な綾乃、姉御肌のエレナなど自分の好きなキャラを探しながら読んでいくと、ますます面白さが伝わるはずです。

経験者でも未経験者でも楽しめるバドミントンを題材にした青春スポコン漫画『はねバド！』

アニメになった話題作は見逃し厳禁の傑作です。

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