他人には見えないお料理の先生のネタバレ！第3話のレシピは？

今回は「榊こつぶ」先生の『他人には見えないお料理の先生』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

『他人には見えないお料理の先生』はこんな漫画(あらすじ)

いつの日からか平凡なOLの中山まつりが暮らしているアパートに、地縛霊の本町さんが現れるようになりました。

ただし本町さんは悪さをしたり困らせたりするような厄介な地縛霊ではありません。

元料理人の本町さんはまつりのために料理の先生を買って出てくれたのです。

まつりが片想いしている小倉くんの胃袋を掴むため、夕食だけでなくお弁当作りにも力を入れる事にしました。

美味しい料理で小倉くんは振り向いてくれるのでしょうか！？

グルメとラブコメをミックスした『他人には見えないお料理の先生』！

今回はほのぼのとした気分にさせてくれる漫画の第3話と第4話についてネタバレを含みながら面白さをご紹介していきます。

お弁当作りの参考になるレシピが数多く掲載されていますよ。

『他人には見えないお料理の先生』の魅力紹介（ネタバレ含む）

第3話

いよいよ夏本番を迎えたのですがまつりは冷房をつけようとしません。

「私暑さに強いんですよ、夏って暑いものですし・・・四季を感じて生きていきたいんです、ただ・・・食欲がありません・・・」

「食いしん坊のお前がかよ！」

四季を感じたい気持ちは間違っていません。

ですがまつりの場合は食欲が無くなっているので危険な状態です。

「師匠・・・すみません・・・今何も頭に入って来ないです・・・アイスの事しか考えられません」

アイスを買いに出かけるとアパートの大家さんが畑仕事をしていました。

暑いので体調を心配するとズッキーニをお裾分けしてくれます。

さらにキュウリやパプリカも頂きました。

お店で売っている野菜と比べ見た目は良くありませんが、大家さんが栽培している野菜は美味しいので本町さんは大喜びしています。

「どうする・・・？アレ作るか・・・？いや・・・でもなあっちか・・・？」

「師匠・・・？」

「大家さんの野菜間違いねぇからな・・・」

頂いた野菜を美味しく料理するため買い物してから自宅へ戻りました。

しかし帰る頃にはまつりがクタクタになっています。

「重かったぁ・・・いったん野菜を家に置きに戻ればよかった」

「そうだな・・・お疲れ・・・」

地縛霊の本町さんは野菜を持ってあげることができません。

野菜を大量に貰ったのでまつりの息が上がっています。

「キュウリだけでもキンキンに冷やすべきでしたね・・・」

「いや？冷えてなくていい」

「なんでですか？野菜はキンキンに冷やして・・・」

今回の料理には野菜を冷やす必要はありません。

まずキュウリを小口切りにして、ピーマンとパプリカと玉ねぎは2㎝の四角に切っていきます。

ズッキーニとナスはいちょう切りにしました。

「あ、凍らせたトマトあったよな、アレ出して」

「あります・・・初めてトマト凍らせましたが・・・」

「流水あてて表面に指をすべらせてみ？」

「もう一度洗うんですか！？皮がスルッとむけました！」

皮をむいたトマトは少し時間をおいて溶けてきたらざく切りにします。

食材を切り終えるとフライパンにオリーブオイルとニンニクのみじん切りを入れて熱し始めました。

ニンニクの香りが立ってきたら玉ねぎから炒めていきます。

「そしてトマト以外入れる」

「えっキュウリもですか・・・？アレは生でいくものでは・・・」

まつりはキュウリのポテンシャルをまだ知りません。

次に本当は白ワインを入れたいのですが無いので料理酒で代用します。

「トマトと塩コショウ入れて、あーローリエ忘れた、この家にそんなシャレたもんねェ・・・」

「師匠・・・ありますぜ」

ろくいに使いこなせないまつりですが、オシャレなローリエを保管していました。

本町さんは賞味期限内にまつりがローリエを使いこなせるように教え込むと力強く宣言します。

師匠の後ろに炎が見えたのでまつりは怖くなってきました。

「ローリエ入れて・・・ふたをして20分くらい煮込んだら出来上がり、塩コショウで味をととのえて・・・」

美味しそうな香りでまつりは食欲が戻ってきます。

すると本町さんが厚揚げと豚バラを使ってもう一品作ることにしました。

まず厚揚げの油を拭き取ってから短冊切りにします。

そして豚バラをくるくる伸ばしながら巻き付けて、油を引いていないフライパンで焼きながら調味料を絡めました。

料理が完成すると白飯とビールを用意します。

「いただきまーす！肉巻き厚揚げと夏野菜のラタトゥイユ！」

ラタトゥイユで夏野菜を食べたので四季を感じることができました。

豚バラも厚揚げのおかげで食べ応えがあります。

「豚バラ巻きはもちろん・・・ラタトゥイユも水分切りゃ弁当入れられる、もうそろそろもう1個弁当作って食べてくらい言え・・・」

「ムリです！怖くないですか、突然隣りの部署のたまに話す程度の女に・・・弁当・・・情けないのですがひと口食べたいと思っていただけるの待ちで・・・師匠の料理のおいしさきっかけでお近付きになるしか・・・」

積極的になれないまつりは小倉くんを料理で釣るために努力を続けていました。

するとチャンスが訪れます。

外回りで忙しかった小倉くんが夏バテで会社を休んでしまいました。

「ひき肉炒めて余ってたラタトゥイユぶちこむ、カレー粉入れて水分とばして中濃ソースで味まとめてキーマカレーだ！夏バテヤローにおみまいしてやれ！」

「師匠・・・！」

翌日、キーマカレーお弁当を持って会社へ向かいます。

すると小倉くんが出社してきました。

「あ、カレーのいいにおいする」

キーマカレーお弁当に気づいてくれたと思いドキドキしてきます。

しかし小倉くんの同僚がカレーショップでキーマカレーを買ってきました。

「私じゃありませんでした」

お弁当が被ってしまったのでキーマカレーで釣ることはできません。

仕方なく1人で2個のお弁当を食べる事にします。

「お？中山さんもキーマカレー？おそろいだ」

落ち込むまつりが小倉くんを釣り上げる日はいつになるのでしょうか！？

ラタトゥイユだけでなく肉巻き厚揚げまで作ってしまう本町さんに感心しました。

まつりも本町さんの指導で少しずつ料理の腕が上達していますね。

恋と料理に奮闘するヒロインが魅力的な『他人には見えないお料理の先生』！

それぞれの料理にまつわるエピソードも可愛らしくて好感が持てました。

次にどんな料理が登場するのか楽しみで仕方ありません。

第4話

嬉しそうな顔でまつりが料理をしています。

「へへ・・・すごい・・・裏の様子・・・」

「っあ、お前はすぐいじるなっ！」

裏側に焼き目が付いているのか気になったのでいじると本町さんに叱られました。

まだまだ半人前のまつりは初心者にありがちなミスをしてしまいます。

「ああっ・・・師匠大変です、パン粉がはがれ・・・」

「おまえがいじったからな、余ってる粉あるだろ、それかけな、はがれたら継ぎ足しゃいいよ」

教わった通りに余っているパン粉を継ぎ足しました。

ミスを挽回できたので嬉しそうな表情に戻ります。

「師匠・・・どうです？今の私の姿・・・アジの香草パン粉焼きを作ってしまってます、私・・・すごい進化です」

「鼻の穴ふくらんでるな、あと汁物サッと作って」

鼻の穴を膨らませながら幸せ御膳を完成させました。

今日のメニューが決まったのは2時間前のことです。

まつりと本町さんはメインの料理を決めるためスーパーで特売品を探していました。

するとアジフライが目に留まります。

「でも揚げ物ってハードル高いですし、やりとげてもオイルポット入れたまますっかり忘れて結局捨てることになっちゃったり・・・はりきってパン粉買っても使い切れず消費期限が・・・」

料理上手を目指していますがまだ揚げ物にはトライできません。

仕方なくお惣菜のアジフライを買おうとします。

「おーい、これだこれ買え！」

本町さんが半額になっているアジの3枚おろしを見つけました。

まつりは生魚を調理できる自信がありません。

「師匠・・・弟子をきたえるために・・・」

「いや？今日時間あるしおまえに教えたいし作りたてがうまいだろ？それにお前気になること言ってたな、パン粉・・・」

ハンバーグやピーマンの肉詰めを作るためにパン粉は買ってあります。

しかし乾燥ハーブと共に棚の奥へ奥へと追いやられている状態になっていました。

「調子に乗って買っちゃうシリーズ、私なんかが手ェ出しちゃいけないやつなんですっ」

「言い方よ、粉チーズもあったりする？」

「ありますがアレもナポリタン用に買ってそれ以外に使い道わからず放置」

「ほんっとお前・・・使いこなせないけど使えるもんいっぱい持ってるよなー」

こうして2人はアジを買って帰ることになったのです。

棚の奥からパン粉や乾燥ハーブ、粉チーズも出しておきました。

「揚げ物やる心の準備できました、さぁ・・・揚げ油たっぷり・・・」

「その前にアジフライとアジの香草パン粉焼き、おまえはどっちが簡単だと思う？」

「師匠簡単すぎます、文字数やそのオシャレさからもわかります、アジフライの・・・」

「ハズレ、パン粉焼きのが簡単、てことでアジの香草パン粉焼きつくるぞー」

香草パン粉焼きが簡単だとは思えません。

それでも本町さんの言う通りにパン粉をバットに入れます。

続いてバットにローズマリーやパセリなどの乾燥ハーブを入れてから粉チーズを混ぜれば衣が完成しました。

そしてアジに衣を付けるのですがまつりは生魚に関する豆知識を知っています。

「生魚ささっと3秒くらい洗うといいって知ってますか、くさみが取れます」

テレビで学んだ情報を披露しましたが、元料理人の本町さんが知らないわけありません。

洗ってからキッチンペーパーで水気を取ってから塩コショウで下味をつけます。

「オリーブオイルまとわせてパン粉をつけてくぞ」

「油で衣をくっつけるんですね・・・そして・・・入れますか、油をなみなみと・・・？」

「ストーップ、パン粉焼きだからな、充分」

アジフライと違い香草パン粉焼きなので油は少なくて構いません。

少ない油でもパン粉を付けているのでこんがりとサクサクに仕上がっていきます。

衣ははがれやすいのですが継ぎ足せば問題ありません。

香草パン粉焼きは細かいことを気にする料理ではないのです。

調理していると味噌汁が飲みたくなってきました。

「いいですね！具はどうしましょう」

「アジのできたて食いたいしすぐできるやつ・・・オクラあったな？小口切りしてなべにぶちこんでひと煮たちしたら味噌を・・・」

まつりがすぐに味噌を入れようとしたので本町さんが注意します。

味噌は生き物なので火を止めてから入れなければいけません。

「火を消して溶いたらかつおぶしの小袋1パック入れて・・・完成！アジの香草パン粉焼きとオクラおかか味噌汁、いただきまーす！」

衣がサクサクしていてアジの身はふっくらで、ハーブの爽やかな香りとチーズの濃厚な旨みが最高です。

こうして明日のお弁当はアジの香草パン粉焼きに決まりました。

「えっ、アジフライじゃなくて香草パン粉焼き？すげー手がこんでる！」

「でもあの・・・！簡単に作れるんです」

「そうなんだ・・・それは意外・・・！そんなおいしそうなの売ってないよなー、アジフライ弁買ってこよー」

小倉くんには食べてもらえませんでしたが、胸がいっぱいでも食が進むまつりだったのです。

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『他人には見えないお料理の先生』のネタバレ(漫画)！

2023.09.24

『他人には見えないお料理の先生』はこんな人にオススメ

料理が好きな人はもちろん、コメディ漫画が好きな人にもオススメの作品です。

レシピの再現にもチャレンジしたくなる漫画になっていますよ。

お茶目で愉快なやり取りが心を癒してくれる『他人には見えないお料理の先生』！

ご飯にもお酒にも合う料理が続々と登場していきます。

何かもう一品欲しい時はこの漫画からアイディアを貰ってみてください。

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