椎名さん、沼ってます。のネタバレ(漫画)!試し読み情報も!

今回は「あめこ」先生の『椎名さん、沼ってます。』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

『椎名さん、沼ってます。』はこんな漫画(あらすじ)

23歳の椎名春乃(しいなはるの)は17歳の時に両親を亡くして以来、弟と妹を養うためゲーム会社のアシスタントだけでなく弁当屋での副業も行っています。

しかし両親が残した借金をなかなか完済することができません。

頑張り続けている春乃はゲームのキャラを推すことと、そのゲームを開発したプロデューサーの鷹野伊月(たかのいつき)を眺めることで癒されていました。

借金返済と弟たちのために頑張る春乃だったのですが、よりにもよって鷹野に副業がバレてしまいます。

クビを覚悟した春乃に鷹野は仕事が終わった後に家事代行として自分の生活と健康のサポートをお願いしてきました。

願ったり叶ったりの条件に飛びついたのですが、敏腕プロデューサーの鷹野は私生活ではダメ人間だったのです。

上司と部下の王道ラブストーリーが楽しめる『椎名さん、沼ってます。』

今回は素敵な恋愛漫画の魅力についてネタバレを含みながらご紹介していきます。

テンポの良いラブストーリーに魅了されてください。

 

『椎名さん、沼ってます。』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

椎名春乃の朝は弟たちの朝食を準備するところから始まります。

椎名春乃
「よし、ご飯できたから早く起きて!おはよう、お弁当はテーブルの上」

ご飯を食べさせながら弟と妹に今日の帰りは遅いから、夕食のカレーは冷蔵庫に入れてあることを伝えました。

すると弟の秋斗に世話好き気質だと言われてしまいます。

春乃が17歳の時、借金を残したまま両親が亡くなりました。

生きていくためと、借金を肩代わりしてくれた親戚に返済するためがむしゃらにバイトをしてきましたが、借金完済まではあと10年はかかりそうです。

椎名春乃
「そんな私を救ってくれたのがコレ、二次元の推しに沼ったことは冗談抜きで生きる気力になった、だからこそこのゲームを作っている会社にアシスタントとしてなんとか滑り込んで今日もようやく生きています」

この日は推しのSSRが出たのでやる気が湧いてきました。

会社に行くと敏腕プロデューサーの鷹野が声をかけてきます。

鷹野伊月
「椎名さんちょっといい?営業に回す資料のことなんだけど・・・」
椎名春乃
「えっ、何か間違えてました!?」
鷹野伊月
「いや椎名さんは全然悪くなくて、椎名さんの前の担当者が色々と間違えてたみたいで、申し訳ないけど修正お願いします」

資料の修正と追加したキャラの資料にも目を通しておいてほしいとお願いされました。

鷹野は仕事が早いので春乃を頼りにしていると言ってくれます。

椎名春乃
「あ、相変わらずかっこいー、鷹野さんはまだ若いのにヒット作をたくさん持ってるプロデューサーで、それだけじゃ飽き足らずあの顔面偏差値の高さ」

仕事ができるだけでなく部下にも気を使えるので鷹野を理想の上司だと感じていました。

天才の鷹野は推しの生みの親ということもあり、春名にとっては天上人のような存在です。

鷹野と違って平々凡々な存在の春乃は日々の生活で精一杯なのでやれることをやるしかありません。

この日も仕事が終わると副業の弁当屋で働き始めます。

もちろん副業は禁止されていますがバレなければ大丈夫だと思っていました。

鷹野伊月
「すみません、お弁当一つ・・・」

よりにもよって鷹野にバレてしまったのです。

ショックのあまり涙が出てきました。

2人はとりあえず近くの公園で話をすることにします。

椎名春乃
「お、終わった・・・バレないだろうと高を括っていたらよりによって鷹野さんに見つかった・・・」

このままでは自主退職を求められるかもしれません。

クビになれば借金返済どころか路頭に迷ってしまいます。

鷹野伊月
「はい、コーヒーでよかった?それにしてもびっくりしたよ、まさか椎名さんがお弁当屋さんで働いてるなんて」
椎名春乃
「うっ、その節は本当にすみません・・・」
鷹野伊月
「あ、いや、ただ椎名さんはそういう規則とか絶対に破らなそうなイメージだったからさ」

ゲーム会社のアシスタントは給料が低い訳ではありません。

そのため春乃は正直に事情を説明することにしました。

椎名春乃
「うちはわけあって私が弟たちの面倒を見てて、弟たちはまだ学生なので他の同級生が持ってる物を持ってないとか、そういうみじめな思いは絶対にさせたくないと思ってまして」

家庭の事情が副業をしていい理由になるとは思っていません。

会社の規則を破ったので転職を検討していることを伝えます。

鷹野伊月
「じゃあ俺のとこで働かない?平日の仕事が終わった後に家事代行として俺の生活と健康のサポートをしてもらいたいなって」

どんな理由で鷹野は家事代行をお願いしてきたのでしょうか!?

 

 

弟と妹のために必死でお金を稼ごうとする春乃の姿から兄妹愛を感じました。

頑張っている春乃が二次元に癒しを求める様子にも共感できますね。

上司に振り回されるヒロインが可愛らしい『椎名さん、沼ってます。』

バレてしまった以上、お弁当屋で働き続けることはできません。

家事代行を選択した春乃が抱えることになった意外な悩みにご注目ください。

後編

鷹野が家事代行のメリットを説明してくれます。

鷹野伊月
「一つ、俺が直接雇う形だともしバレても庇える、二つ、健康診断で怒られた俺が椎名さんのお陰で健康になる」
椎名春乃
「怒られたんだ・・・」
鷹野伊月
「三つ、椎名さんも金銭面で助かる、これ以上ないくらいいい案じゃない?」
椎名春乃
「え、ねがったりかなったりなんですが、いいんですか・・・!?」

こんなに良い条件はありません。

どうして鷹野がここまでしてくれるかは分かりませんが、春乃は家事代行を引き受けることにしました。

弟の秋斗には家事代行を引き受けたことを伝えると、プリントを忘れたまま学校へ行ってしまいます。

プリントは進路希望調査で、秋斗は第一志望に就職と書いていました。

秋斗は成績が良いので大学に行けるはずなのですがお金のことを心配しているようです。

何とかしてあげたいと強く思いながら家事代行の初日を迎えました。

椎名春乃
「なんですか、このマンションは・・・」
鷹野伊月
「会社から一番近いとこ借りただけなんだけどね」

仕事を完璧にこなす鷹野の家事代行を引き受けましたが、逆にやることがあるのか不安を感じます。

しかし部屋に入ると不安はすぐに払拭されました。

鷹野の部屋は衣類などが片付けられていない汚部屋だったのです。

椎名春乃
「あの鷹野さんがこんな汚部屋に住んでるなんて、イメージと全ッ然違う・・・まあでも仕事だしやれることはやるけども」

色々と道具を用意してきたので家事をスムーズに始めることができました。

まずは健康をサポートするため食事を作ります。

食事を部屋に運んであげると鷹野から指示が与えられました。

鷹野伊月
「椎名さん悪いんだけど次からは片手で食べられるものにして欲しいな、色々作業しながら食べたいから」
椎名春乃
「ぎ・・・逆に普段何食べてるんですか・・・」
鷹野伊月
「うーん、カロリーバーとか・・・栄養さえ取れればご飯なんてなんでもいいし、あと部屋にはご飯の時以外入らないでもらえると助かります」

中学生の男子みたいな発言に驚かされます。

天才的なプロデューサーが自宅ではだらしないことに春乃は衝撃を受けました。

ここから何日か家事代行をしたことで分かったことがいくつかあります。

まず鷹野は部屋の片づけが絶望的にできません。

使ったものは使った場所に置きっぱなしですし、めちゃくちゃ偏食だということも明らかになりました。

風呂でよく眠ってしまうので声をかけても反応してくれません。

椎名春乃
「会社にいる時と真逆すぎてなんていうかコレは・・・手のかかる反抗期の子供を持った母親の気持ち、腹立つー」

これが家族だったら思う存分叱ることができます。

しかし雇われている身なので余計なことは言えません。

だらしない姿を見ているうちに憧れていた気持ちも冷めてきました。

それでもお金のために割り切って働くしかありません。

頑張ろうと思うのですが、本業のアシスタントも新作のリリース前で忙しくなってきました。

あまりの忙しさに会社の雰囲気がどんよりしてきます。

鷹野伊月
「あーみんな仕事中にごめん、上には俺が言っとくから今日は早めに上がって、今日はゆっくり風呂に浸かって存分に寝て」

鷹野の粋な計らいに社員たちは大喜びしてくれました。

その中で春乃は鷹野の顔色が真っ青になっていることが気にかかっています。

家事代行の仕事をしているので鷹野が食事していないことにも気づきました。

椎名春乃
「今まで部屋で何をしてるんだろうって思ったけど家でもずっと仕事してたんだ・・・努力なんてしなくてもなんでもできる人だと思ってたけどこうやって影で努力してたんだな、みんなのために」

努力している姿を見ているうちに胸が締め付けられます。

自分にできることがあるはずだと思った春乃は、体を壊さないようにホットミルクを作ってあげました。

しかし鷹野はホットミルクを飲もうとしません。

鷹野伊月
「あーうん、有難いけどコーヒーにしてもらっていいかな、今日ねれないし」
椎名春乃
「・・・鷹野さんちゃんと寝てますか?顔色悪いですよ、体休めた方が・・・」
鷹野伊月
「いいから、悪いけど静かにして」

心配しているのですが鷹野は仕事にしか興味がないようです。

その様子を見た春乃は我慢ができなくなってきました。

椎名春乃
「ならなんで私を雇ったんですか、健康を気にしてじゃなかったんですか」
鷹野伊月
「椎名さんの気持ちは有難いけどあくまでも仕事が最優先だから」

雇い主に暴言を吐くことは許されません。

それでも春乃は怒りが抑えられなくなります。

椎名春乃
「あーもう!この際だからはっきり言わせてもらいますけど、ご飯の時はご飯に集中する、そんで休む時は休む!じゃないといくら健康なもの食べても意味ないでしょう」

鷹野からすれば迷惑な発言かもしれませんがお金を貰って健康管理を任されている以上、もう黙っていることはできません。

少し強引ですが春乃は鷹野に仮眠することを求めました。

やり過ぎてしまったと思うのですが鷹野からは意外な言葉が返ってきます。

鷹野伊月
「椎名さんって母親みたいだね、わかった、少しだけ仮眠するから起こしてもらえる?」
椎名春乃
「よかった、これで私の心配事が解決しそう・・・」

ようやく言うことを聞いてくれたので安心したのですが、鷹野にベッドへ押し倒されました。

そして滅茶苦茶なことをお願いされます。

鷹野伊月
「母親なんだから寝かしつけてくれないと、これから俺のことは責任もって椎名さんが見てくれないとな」
椎名春乃
「前言撤回します、心配事が解決するなんて大嘘でした、もしかして私は鷹野さんっていうとんでもない沼に片足どころか両足勢いよくダイブしてしまったのかもしれない」

鷹野が実は面倒くさい人物だということに気づきました。

しかしもうこの状況から抜け出すことはできません。

厄介な人物に関わってしまった春乃の運命とは・・・!?

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椎名さん、沼ってます。のネタバレ(漫画)!第2話の見所は?

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『椎名さん、沼ってます。』を読んだ感想

私生活ではポンコツだった鷹野に我慢できなくなった春乃の純粋さが伝わってきますね。

お金を稼ぎたいけど鷹野の健康面を重視したくなった春乃の優しさにも感激しました。

ピュアなヒロインが変わり者のイケメンに翻弄される『椎名さん、沼ってます。』

春乃が鷹野に恋心を抱くのですが色々な事情があって肯定することができません。

オフィスラブがどのような結末を迎えるか注目していきたいですね。

 

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