焼きたて!!ジャぱんのネタバレ(漫画)!アニメ化されました!

今回は「橋口たかし」先生の『焼きたて!!ジャぱん』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

『焼きたて!!ジャぱん』はこんな漫画(あらすじ)

米農家に生まれた東和馬(あずまかずま)は幼い頃から和食中心の家で育ってきました。

姉が朝食にパンを食べたいと言い出すのですが、お米が好きな和馬はパサパサしているパンを受け入れられません。

すると姉が強引に和馬を美味しいパンを作るお店に連れて行きます。

そこでパンの美味しさに魅了された和馬は、お米以外を受け入れない祖父を納得させるパンを作ることにしました。

祖父を納得させた和馬は究極のパンを作るため、東京でパン職人になることを決意します。

しかし東京に向かった和馬を待ち受けていたのは、合格率が低い超有名パン屋さんの本採用試験でした。

夢を叶えるため努力する主人公のひたむきな姿を描いた『焼きたて!!ジャぱん』

今回はパンにスポットを当てたグルメ漫画の魅力についてネタバレを含みながらご紹介していきます。

メディア化された人気作品は漫画好きなら見逃してはいけませんよ。

 

『焼きたて!!ジャぱん』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

東和馬が作ったパンを家族が試食しています。

祖父は最新作の55号がお気に入りで、姉の稲穂は43号が個人的に気に入っていました。

家族を満足させることができた和馬は、東京で修行するため地元を離れることになります。

祖父
「高校も行かず中学を卒業してすぐにパン屋になろうとは・・・物好きな孫じゃよ」

電車で東京へ向かう和馬のことを家族が見送りにきました。

物好きとは言っていますが祖父も和馬を応援しています。

稲穂
「でもまさか東京でも1、2を争う超有名なパン屋さんに採用されちゃうなんて・・・凄いよ、うん!弱音はいてすぐ戻ってきたりしたらぶっとばすからね」

和馬がパン職人を目指すきっかけを作ったのは姉の稲穂でした。

東家の朝食がパンになってから10年が経っています。

和馬
「そう、あれは10年前、この俺、東和馬が6歳の時じゃ、俺ん家じゃ日本さながらの和風な朝食風景じゃ」

当時の東家では朝食にご飯と味噌汁、納豆と焼き魚が並んでいました。

この朝食を変えたいと言い始めたのが姉の稲穂だったのです。

稲穂
「お母ちゃん、私たまには朝食パンがいい」
祖父
「ぶぁか者が!米農家の朝食にパンじゃとー!この西洋かぶれのストーコドコーイ!」
稲穂
「もうすぐ21世紀だってのに何言ってんの爺ちゃん!そんなこと言ってるのウチだけだよ!クラスのまなみちゃんも一家そろって朝食パンだよー」

小麦も栽培しているクラスメイトの朝食がパンのため、稲穂もパンを食べたいと言い始めました。

しかし祖父も和馬もパンを朝食にするのは反対です。

和馬
「俺はウチで獲れた米が好きじゃ!パンなんかパサパサしてキライじゃ!」

和馬の一言で稲穂がキレてしまいました。

自転車に繋げたロープに和馬を縛り付けるとそのまま猛スピードで走りだします。

稲穂
「あんなこと言うのは本当においしいパンを食べたことないからよ!今から本物のパンを食べさせてあげるから覚悟しな!」

引きずりながら和馬を連れて来たのはサンピエールというパン屋さんでした。

和馬はここにパン屋さんがあることを知らなかったので驚いています。

和馬
「あ!風車じゃあ!うお、トナカイじゃあ!・・・つかココ・・・まるでおもちゃ屋さんみたいじゃ・・・」
パン屋
「それはみんな食べられるんだよ、パンだからね」

店主が和馬と稲穂のことを笑顔で出迎えてくれました。

優しそうな店主に安心するのですが、まだ種類の多いパンに和馬は動揺しています。

和馬
「しかしおどろいたァ・・・コレが全部パンかよー」

ここで稲穂が食パンを購入しました。

そして和馬を縛っているロープを力強く引っ張ります。

稲穂
「和馬くぅーん、コレが!本物のパンの味じゃあ!」

食パンを和馬に無理やり食べさせました。

するとあっという間に和馬が食パンを食べていき、稲穂は指を噛まれてしまいます。

和馬
「ウマー、はァー、こんな美味ぇパン、どうやったらできんじゃろー?」
パン屋
「よかったらパンを作るところ見てみるかい?」

遅刻しそうな稲穂は和馬を残して中学校へ向かいました。

ここからパンの作り方を見学させてもらいます。

まずは小麦粉と砂糖、塩とバター、イースト菌と水、脱脂粉乳と牛乳を混ぜて生地を作りました。

生地は15分ほどこねてから丸くしていきます。

そして倍の大きさに膨らむ程度まで発酵させなければなりません。

和馬
「ハッコウ!?痛いんでしょ!?ウチの爺ちゃんもよくハッコウしてっから知ってる、ケツが!」

どうやら和馬は発酵と脱肛を勘違いしているようです。

もちろんお尻が痛くなる脱肛とは関係ありません。

パン屋
「そうじゃなくて・・・発酵っていうのは難しくなるけど、酵母、菌などの微生物が有機物を分解するときに炭酸ガスを発生して膨らむことなんだ」

難しいことは分かりませんが和馬は発酵までの工程にチャレンジさせてもらいます。

このチャレンジによって和馬のパン職人への扉が開くことになりました。

 

 

米農家なのでパンを認めない頑固な祖父と和馬が印象的でした。

年頃の女子がパンを食べたいという気持ちにも共感できますね。

パンに対する夢と情熱を描いていく『焼きたて!!ジャぱん』

美味さと奥深さに魅了された和馬がパン職人として成長していく物語です。

夢に向かって邁進する姿を見ていると胸が熱くなりますよ。

後編

店主に教わりながら和馬が生地をこねてみます。

パン屋
「なかなかスジがいいぞ、ところでお姉さんはパン好きみたいだけど和馬くんは?」
和馬
「おう!さっき好きになったぞ!けど・・・そんでも俺はゴハンのほうが大好きじゃ!」

ハッキリ言ってくれるので店主は笑ってしまいました。

しかし店主もゴハンが好きなゴハン党だったのです。

和馬はゴハン党の店主がパン屋を営んでいることが不思議でなりません。

パン屋
「そうだなァ、うーん、つまりゴハンは食べて美味しいけど、パンは作っていて面白い!日本人にとってはまだまだ主食としてゴハンにパンは勝てないと思う、だがいつか日本人にとって味でもゴハンを超えるパンを創るのがボクの夢だ」

店主の夢は日本が世界に誇れる“ジャぱん”を創ることなのです。

話を聞いているうちに和馬は“ジャぱん”を食べてみたくなってきました。

ですが店主は夢を実現する前にこの店が潰れてしまうかもしれないと嘆きます。

フランスで修行してきた店主は夢を叶えるため故郷に店を構えました。

しかし土地柄もあってパンがなかなか売れません。

和馬
「俺にまかせろ!俺が爺ちゃんをパン好きにしてお客を増やしてやる!オジさんのパン喰わしてさ!」

和馬が勢いよく店を飛び出していきました。

ただ店主はお客が増えるとは思えません。

パン屋
「お客・・・か・・・気持ちは嬉しいけど・・・実はもう・・・おや!?この生地はさっきまで和馬くんがこねていた?・・・おかしいぞ、ま・・・まさかあの子は!」

店主が何かに気付く中、祖父にパンを食べさせるという和馬と稲穂の挑戦が始まります。

まずは朝食にトーストを出してみることにしました。

祖父
「なァー!なーんじゃいコリャははは!?ゴハンはどうーしたゴハンわはは!?」

ゴハン党の祖父はトーストを出されたので怒り狂います。

それでも和馬と稲穂は諦めません。

稲穂
「コレがトーストよ!お願い、一度でいいから食べてみて!絶対おいしいから!」

和馬もゴハンを食べてほしいと強く訴えかけます。

しかし祖父は納豆とみそ汁を用意してほしいと言ってきました。

祖父
「勘違いするな孫ども!トーストとやらは喰うてやる、だがワシは毎朝の納豆とみそ汁だけは譲れんのじゃお!」

当然ですがトーストと納豆が合うはずありません。

すると祖父は朝食をトーストにしてほしいなら、納豆とみそ汁に合うトーストを持ってこいと要求してきました。

終戦後、祖父はアメリカ軍から配給された不味いパンを食べたそうです。

そのためお腹いっぱい銀シャリが食べたいという想いが強くなりました。

稲穂と和馬は美味しいゴハンを作っている祖父を納得させるパンを創らなければいけません。

納豆とみそ汁に合うパンが創れないと考える2人だったのですが、パン屋の店主は無理ではないと言ってくれます。

パン屋
「そもそもパンというのは創意工夫次第でどんな食材とも合わせられる可能性を秘めているんだ、アイディアとそして愛情が最高の隠し味になるのさ!和馬くん、キミがお爺ちゃんのためにジャぱんを作るんだ」
和馬
「俺が!?ジャぱんを!!」

ここから納豆とみそ汁に合うジャぱん創りが始まりました。

まずは小麦粉と砂糖、塩と卵、バターとイースト菌、水と脱脂粉乳で生地を作っていきます。

パン屋
「そして・・・牛乳の代わりにコイツを入れよう!」

隠し味を入れた生地を2度発酵させてから、4等分にしてから最終発酵ののち、220℃のオーブンで焼くとジャぱんが完成しました。

完成するとパンを祖父の元へ運びます。

祖父
「もし今回もマズくてワシが死ぬ思いをしたら一生この話は無しじゃぞ!二度とパンなど口にすることすら許さんからそう思え!」

怒りながら食べてみるのですが、今回のパンは納豆との相性が抜群でした。

和馬の愛情と隠し味が祖父を納得させるパンを創りだしたのです。

店主に報告した和馬は牛乳の代わりに何を入れたのか気になっていました。

パン屋
「豆乳だよ、納豆とみそ汁って最高に合うよね?それは両方とも元が大豆からできているからなんだ、だからパンにもその要素を加えてみたんだ」
和馬
「へえー」
パン屋
「でもね、あの豆乳トーストのおいしさをあそこまで引き出せたのは・・・キミのその魔法の手・・・太陽の手があったからだよ!」

パンは温かくないと発酵しないので工房内の温度は30℃前後に設定されていますが、どんなに優れた空調設備でも人間の手の温度を変えることはできません。

そのため本場フランスでは和馬のような温かい手を太陽の手として称えているそうです。

店主は和馬が頑張っている姿を見ているうちに、東京でパン屋を開店させる決意を固めました。

ジャぱんを創って日本中に広めるためには東京で勝負しなければいけないと考えたのです。

和馬
「あれから10年・・・正直俺はあの人の顔を正確には覚えていない・・・けどあの時の言葉は今もハッキリと覚えている、そして俺は俺のジャぱんを追い続けている、豆乳パン、俺のジャぱん試作品第1号、あれから試作に試作を重ね今や55号」

そしてここから東京で試作品56号からのジャぱん探しの戦いが幕を開けました。

和馬はどんなジャぱんを完成させるのでしょうか!?

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『焼きたて!!ジャぱん』を読んだ感想

奇跡的な出会いによって和馬の運命が大きく変わっていきましたね。

パンがどんな食材に合うというセリフにも納得できましたよ。

創作パンに情熱を傾ける主人公の努力を表現していく『焼きたて!!ジャぱん』

様々な種類のパンがある現代だからこそ感情移入しやすい物語になっています。

情熱的なストーリーとコミカルなシーンが融合しているので多くの漫画ファンが楽しめる作品ですよ。

 

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