私たちのヒミツ事情のネタバレ(漫画)!オフィスラブの結末は?

今回は「小島美帆子」先生の『私たちのヒミツ事情』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

『私たちのヒミツ事情』はこんな漫画(あらすじ)

22歳の二ノ宮麗花は学生時代の痴漢が原因で男性恐怖症になっていました。

ずっと男性が怖いまま社会人になった麗花は、男性恐怖症を隠したまま社会人としての第1歩をスタートさせます。

必死に働こうとする麗花は桐生陸斗という女性が苦手な先輩社員と出会いました。

ここから2人はお互いの弱点を克服しようと奮闘していきます。

異性に対する恐怖感を抱いた男女の恋模様を描いていく『私たちのヒミツ事情』

今回はこちらのラブストーリーについて、ネタバレを含みながら魅力をご紹介していきます。

ドキドキしながらトラウマを抱える男女のラブロマンスをお楽しみください。

『私たちのヒミツ事情』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

二ノ宮麗花は就職前、夜道で痴漢に胸を触られてしまいます。

この出来事がきっかけで麗花は男性恐怖症になってしまい、当時交際していた彼氏とも別れてしまいました。

8カ月後、麗花が就職先の会社に向かっています。

麗花
「ちなみにほんの一部の人にしか知られていないことだけど・・・ここの会社の社長は私の父」

父親が社長を務めているのですが、麗花はコネで入社した訳ではありません。

甘えを許さない父親はしっかりと入社試験を娘に受けさせていたのです。

麗花
「あの日以来、男性に恐怖を感じる様になってしまったためそこだけは免じてもらえ、配属部署は男性が1人も居ない社長秘書にしてもらえた」

昔の麗花は就職先で父親のような仕事ができる人と社内恋愛をすることに憧れていました。

しかし過去のトラウマによってそんな憧れは忘れ去っているようです。

そんなことを考えながら会社に到着すると同期の男性社員が声をかけてきました。

フレンドリーな男性社員が肩を触ってきたため、麗花はすぐにこの場から立ち去ってしまいます。

麗花
「無理、無理!肩触られた・・・!あぁ・・・っ、なんて失礼な逃げ方をしてしまってるのか・・・!でもどうかお願いだから・・・私に触れないで」

ここでも過去のトラウマによって麗花は苦しむことになってしまいました。

何とか冷静さを取り戻した麗花は、ここでようやく社長秘書の仕事を第2秘書の高塔琴葉から教わることになります。

まず下っ端の麗花には社長への挨拶が命じられました。

麗花
「この度入社しました二ノ宮麗花です・・・初めてのことばかりで色々と至らない点があるかもしれませんがっ、よろしくお願いいたします」

父親の社長は優しい笑顔で麗花を迎え入れてくれます。

しかし他の社員は2人が親子であることを知りません。

麗花はこのことを誰にも明かさずに父親の期待に応えたいと思っていました。

その後、昼休みになったため麗花は屋上で遅めのランチを食べることにします。

麗花
「わぁー、会社の屋上にこんなガラス張りの室内があるなんてチョー素敵だー、社長室の真上だからみんなここまで上がってこなそうだし、休憩場所の穴場かもー」

テンションが上がった麗花が歩いていると1人の男性社員とぶつかってしまいました。

男性とぶつかったことで麗花が悲鳴を上げそうになった次の瞬間、男性の方が大声を上げました。

桐生
「ぎゃあああああああっ!!」

先に悲鳴を上げられたため、麗花は何も言えなくなってしまいます。

ですが気まずい沈黙に耐えられず声をかけることにしました。

麗花
「ご、ごめんなさ・・・っ」
桐生
「いや・・・っ、こっ、こっちも申し訳ない・・・っ」

目を合わせようとしない男性の胸には、経営企画部の桐生陸斗と書かれた社員証があります。

麗花
「なんか・・・あの人すっごく顔色悪くない?」

しかし男性恐怖症の麗花は桐生に手を貸すことができません。

そのため他の社員を呼ぼうとしながら、何とか桐生と近づこうとします。

桐生
「それ以上来んな!」

急に怒鳴られたため麗花もパニックに陥ってしまいました。

麗花
「こっちこそ1歩だって近づきたくないんですよぉ・・・!」

こうして本日2度目の逃走をすることになった麗花だったのです。

最悪の出会いとなった麗花と桐生はどのように距離を縮めていくのでしょうか!?

男性恐怖症になってしまったヒロインをチャーミングに描いていますね。

彼女が出会った桐生も同じような悩みを抱えている点が物語を面白くさせていると感じました。

ここから意外な展開で2人の関係が縮まっていく『私たちのヒミツ事情』

とても読みやすいキュートなラブコメ漫画になっています。

それでは引き続き新社会人として奔走する麗花の姿をご覧ください。

後編

桐生の前から逃げ出してしまった麗花だったのですが、オフィスに戻ると桐生を放置してしまったことが気にかかっていました。

そのため高塔に相談してみることにします。

麗花
「高塔さん・・・経営企画部の・・・桐生陸斗・・・さんってご存知ですか・・・?」

しかし高塔は桐生に想いを寄せているため、麗花が彼を意識していると勘違いされてしまいました。

その中で麗花は高塔から桐生が女性を近づけない男性だということを聞かされます。

麗花
「女性を近づけないって・・・ゲイ?それともものすごく女の人が嫌い・・・?だからあんなリアクションだったのかな・・・?」

詳しい事情は分からないのですが、少し桐生のことが気にかかる麗花だったのでした。

その後、仕事のため社内を歩いていると麗花は普通に仕事をしている桐生の姿が目に留まります。

麗花
「なんだー、全然何ともなさそうでよかったぁ・・・それにしても全然別に女性を近づけずでもなくウザがってもないじゃん・・・さっきはたまたま機嫌悪かったのかな?」

ですが少しだけ様子を見ていると、桐生は女性社員からのスキンシップをあからさまに避けていました。

麗花
「あれ?あの・・・よけ方・・・」

避け方が気になる麗花だったのですが、この日は桐生の様子をこれ以上見ることはなく終業時間を迎えます。

初めての仕事だったため少し疲れた麗花は帰宅すると、お気に入りの靴を並べた部屋で疲れを癒すことにしました。

麗花
「ここに入ると癒されるぅー、あの事件以来履けなくなってしまった子たち・・・」

痴漢に遭った時、麗花は高いヒールを履いていたため捻挫をしたので、お気に入りの靴を履けなくなっていたのです。

当時のことを振り返っていると、自分の態度と桐生の態度が重なっていると感じ始めました。

麗花
「そういえばあの人の動き・・・あたしっぽい反応してる気がしたんだよなぁ・・・嫌ってるっていうか・・・避けようとしてるっていうか・・・」

出会いのインパクトが強かったため桐生のことが頭から離れません。

翌日、出社した麗花が仕事をしているとエレベーターが満員だったため非常階段でオフィスへ戻ることにしました。

すると階段から男性の声が聞こえてきました。

桐生
「本当に何度もお断りしているハズです、それ以上何かするなら・・・残念ですがセクハラで訴えますよ・・・」

衝撃的な発言を耳にした麗花が声のする方を覗いてみると、桐生が女性社員から迫られています。

拒否する桐生に対して女性社員は諦めず距離を縮めようとしていました。

桐生
「頼むから・・・っ、俺に触れないでくれー!」

この様子を見ていた麗花は、桐生が自分と同じ悩みを抱えていると確信します。

麗花
「誰か呼んできましょうか!?」

麗花が声を出したことで女性社員は逃げる様に立ち去って行きました。

桐生
「ほ・・・本当に・・・ありがとうございました・・・とっても助かりました・・・」

怯える桐生と同じように麗花も緊張しています。

しかし彼女はどうしても桐生に確かめたいことがありました。

麗花
「もしかして桐生さんは・・・女嫌いっていうより・・・怖いんじゃないですか?」
桐生
「は?き、君・・・何を言っているのか・・・突然初対面で」
麗花
「昨日昼間屋上でお会いしてるんですけど!ぶつかったら今みたいに腰をぬかされておられましたっ」
桐生
「お・・・俺はそんなんじゃけっしてない!」

否定する桐生なのですが、麗花が少し動いただけでビクビクしてしまいます。

その様子を見ていた麗花は急に泣き出してしまいました。

麗花
「私・・・あの事件以来男の人が恐くなっちゃって・・・大好きだったヒールも履けなくなっちゃったんです!」
桐生
「・・・?一体何言って・・・」
麗花
「あの時は恋も自分の手でダメにしちゃったけど、やっぱりこれからたくさん恋だってしてみたいのに・・・でも今のこのままじゃあきっと自分にとってマイナスの未来しか待ってない」

この状態のままでは幸せになれないと感じている麗花。

それは桐生にとっても同じだと感じていました。

桐生
「だからあんたが何言ってるのか・・・」
麗花
「桐生さん・・・これ・・・いっしょに治しませんか?」

麗花は自分に触れられるのを恐れる桐生に対して恐怖心がなくなっていて、それよりも彼の存在が希望の光と感じ始めています。

しかしこの時は女性嫌いを認めない桐生に断られてしまいました。

果たして麗花は桐生の協力を得て男性恐怖症を克服することができるのでしょうか!?

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『私たちのヒミツ事情』を読んだ感想

恋愛漫画が好きな人なら誰もが熱中できるストーリーだと思いました。

お互いに異性恐怖症の男女が悩みを解消しながら恋を進展させていく物語が新鮮ですね。

読んでいくうちに幸せな気分を味わえる『私たちのヒミツ事情』

2人の恋を応援したくなる物語になっています。

それぞれの心理状況に感情移入しながら作品の世界観を満喫してみてください。

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