今回は「外本ケンセイ」先生の『さよならブラック企業 働く人の最後の砦「退職代行」』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。
『さよならブラック企業 働く人の最後の砦「退職代行」』はこんな漫画(あらすじ)
サラリーマンの生涯年収の平均値が約2億円と推定される日本では、60歳を定年だとした場合に大卒は39年、高卒は43年間働かなければなりません。
人生100年時代と言われている昨今の日本では永き労働から逃れることは不可避となっていました。
そんな生きにくい現代社会で25歳の水城リコは営業職の契約社員として必死に働いています。
幼い頃から一歩手前で逃げ出す癖があるリコは、ブラック企業から逃げないように仕事をこなしていました。
その中で理不尽な労働状況に立ち向かう女性弁護士と出会ったことで、リコの人生が大きく様変わりしていくことになります。
パワハラや不当賃金などのブラック企業から逃れるための手段を教えてくれる『さよならブラック企業 働く人の最後の砦「退職代行」』
今回は現代の日本が抱える社会問題を題材にしたヒューマンドラマの魅力についてネタバレを含みながらご紹介していきます。
労働環境に不満を抱えている人はこの作品を見逃さないでください。
『さよならブラック企業 働く人の最後の砦「退職代行」』の魅力紹介(ネタバレ含む)
前編
現代の日本ではサラリーマンの生涯年収が約2億円だと推定されています。
60歳を定年だとした場合、大卒の人は39年間、高卒の人合43年間働かなければいけません。
人生が100年時代と囁かれる昨今、永き労働を回避することは不可能と言えるのかもしれないのです。
25歳になった契約社員の水城リコは過酷な労働環境で働くようになっていました。
あまりにも過酷なため現在のリコは仕事が始まる月曜日が嫌いだと思っています。
それでも出勤するため生まれつきの頑固なくせっ毛を直し始めました。
このくせっ毛が無ければあと20分は寝れると思っていると、出勤しなければならない時間になってしまいます。
慌てて出勤すると社内で月間優秀アポインターの発表が行われました。
優秀なアポインターと同時にワーストのアポインターも発表されます。
リコが勤めている大手不動産会社の電話営業代理店ではこのような発表が慣例化されていました。
異様な慣習がなのですがこの会社では当たり前の行事となっています。
いつの間にかリコはこの職場環境に慣れてしまいました。
慣例化された営業成績の発表が終わると業務がスタートします。
いつものようにテレアポが始まったのですがお客から相手にしてもらえません。
それどころか二度と電話を掛けるなと怒鳴られてしまいます。
リコが落ち込んでいると直属の上司から諦めが早いと注意されました。
このブラック企業ではクロージングまで会話を進めることが義務付けられているのです。
青島はとても面倒見が良いのでリコは信頼を寄せていました。
しかし上司から呼び出された青島が廊下で怒鳴られます。
リコがなかなか営業成績を上げられないので、上司は全員にあえて聞こえるように青島を怒鳴ることが多くなっていました。
帰り道、自分の代わりに怒鳴られた青島に謝罪します。
ですが青島は怒鳴られるのも正社員の仕事だと言ってくれました。
それだけでなく営業は努力次第でいくらでも稼げると言い、リコのことを励ましてくれます。
自分のためだけでなく青島のためにも最後までやり通すことを誓いました。
しかし翌日になると事態が急変します。
青島は電話を解約していたので連絡が取れません。
自宅マンションは何カ月も前に転居してたので、恐らく計画的に会社から逃げ出したようです。
信頼していた上司を失ってしまったリコの運命はどうなるのでしょうか!?
パワハラが横行している典型的なブラック企業が物語の舞台になっていますね。
営業成績をわざと発表したり、あえて聞こえるように怒鳴ったりするシーンがブラック企業の特徴を上手に表現していると感じました。
労働者を守ろうとする職業にスポットを当てた『さよならブラック企業 働く人の最後の砦「退職代行」』!
ここからリコの環境が少しずつ変化していきます。
リコを変えてくれる素敵な出会いにご注目ください。
後編
青島が飛んだことを知った上司は、リコたちに厳しく当たり始めます。
リコたちが足を引っ張るから青島が辞めたと主張する上司は、自分がこれからリコたちを担当すると言い出しました。
それから3ヵ月後、リコは毎週のように休日出勤を迫られるようになっています。
耐えていればいつかは報われると考えているのですが、リコは通勤電車内で無意識に涙を流してしまいました。
精神的に限界を迎えていることに気付いていないのかもしれません。
すると前の席に座っていた女性がハンカチを手渡してきます。
これがリコの人生を変えてくれることになる不知火との出会いでした。
不知火はリコをカフェに連れて行くとモーニングを奢ると言ってくれます。
言われた通り仕事をできる状態ではありません。
そのため不知火に事情を説明し始めます。
あくまでも自分のことではないと前置きをしながらブラック企業について語り始めました。
話を聞いた不知火はブラック企業であることを理解してくれます。
不知火はリコの友達は道が一本に見えていると話し始めました。
そのことを詳しく説明するためノートに線を書いていきます。
追い詰められている人は人生を一本道だと考える傾向が少なくありません。
しかしそれが間違っていると不知火は断言します。
ノートに書かれた枝のように分かれた選択肢がリコの胸に突き刺さりました。
素敵な言葉を残した不知火はノートを忘れてしまっています。
リコは追いかけようとするのですがすでに不知火の姿はありません。
翌日、ブラック企業で再び上司が島を任せている正社員を怒鳴り始めました。
給料泥棒は会社に必要ないし、正社員の替えはいくらでも効くから辞めろと恫喝しています。
ここで堪忍袋の緒が切れたリコが大声を上げました。
社員を支配するため生贄を作るような手法は許せません。
そして社員の人生を預かる責任が会社にはあることを指摘します。
また青島が逃げたと決めつける上司の言葉も認める訳にはいきませんでした。
上司にキレてしまったリコは契約を更新されず実質クビとなってしまいます。
クビになったリコが自宅でこれからの事を考えていると、不知火がカフェに忘れていったノートが目に留まりました。
その中には弁護士“不知火基子”と書かれた名刺が入っています。
厚生労働省の調査によると平成28年3月、新規高卒就職者の約4割、新規大卒就職者の約3割が3年以内に離職しました。
また仕事が原因の精神疾患による労災申請は2060件に上っています。
このような状況の中、仕事を辞めたい人々に対しての業種が急速に需要を伸ばしていました。
それが退職代行サービスなのです。
弁護士の不知火基子は退職代行を専門にしている弁護士でした。
荷物を返そうと弁護士事務所に向かったリコはビルの前で不知火と再会します。
二度目の出会いによってリコは退職代行サービスと関わることになりました。
そして再び不知火の存在によって生き方が大きく変わっていくのです。
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『さよならブラック企業 働く人の最後の砦「退職代行」』を読んだ感想
退職したいのにできない人が頼るサービスがあることを知っていたので、とても興味深く読んでいくことができましたよ。
その中でも弁護士ではない業者が退職代行サービスを行えないことを知れて勉強になりました。
新たな働き方に対応するビジネスを題材にした『さよならブラック企業 働く人の最後の砦「退職代行」』!
時代が大きく変わったことを実感させられる物語になっています。
時代遅れにならないためにもこの作品を読んでおいてください。
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