ダンダダンのネタバレ(漫画)!ジャンプ人気作品の魅力は?

今回は「龍幸伸」先生の『ダンダダン』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

『ダンダダン』はこんな漫画(あらすじ)

女子高生の綾瀬桃(あやせもも)は活発で男勝りな性格が災いし、初めての彼氏にフラれてしまいました。

落ち込みながら校内を歩いていると、メガネをかけた地味な男子がイジメられています。

正義感が強い桃が助けてあげると、勘違いした男子が自分の信じているオカルトの話題で話しかけてきました。

幽霊は肯定するのですが桃はオカルトを信じていません。

ここからメガネをかけたオカルト君と桃は、互いに否定するUFOと幽霊を信じさせる勝負を始めることにしました。

超常現象と恋を掛け合わせていく『ダンダダン』

今回はオカルトと恋愛、アクション漫画をミックスさせた人気作の魅力についてネタバレを含みながらご紹介していきます。

ハラハラする緊張感とチャーミングな恋模様をお楽しみください。

 

『ダンダダン』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

初めてできた彼氏に綾瀬桃がフラれてしまいました。

友人にフラれたことを愚痴るのですが慰めてくれません。

綾瀬桃
「なぐさめろよー、初めての彼氏だったんだぞー」

元々、友人は桃が付き合った男子をオススメしていませんでした。

その理由は男子の顔が渋めだったためです。

綾瀬桃
「いいだろがい!高倉健みたいな硬派な男が好きなんだよ!ジブン不器用なんで」

現代の日本には高倉健みたいな硬派な男は存在していないかもしれません。

硬派な男が絶滅したと言われ桃はさらに落ち込んでしまいます。

綾瀬桃
「なんてこったい、ウチの人生では健さんにはもう会えないのか・・・ていうかなぐさめろよ、誰かよー、世知辛い世の中だ」

誰も慰めてくれないので教室を出ました。

世知辛いと思いながら廊下を歩いていると、隣のクラスで複数の男子がメガネをかけた男子にゴミをぶつけていました。

次はゴミの中に大きな磁石を包んでから投げようとしています。

綾瀬桃
「なに読んでんのそれー」
高倉健
「え、あ、あの・・・」

桃がメガネをかけた男子の隣に座ると、ゴミを投げていた男子たちが目を逸らしました。

その姿を桃はダサイと感じます。

綾瀬桃
「クズしかいねえのかこの世は」

イジメをやめさせた桃が教室を出て行きました。

しかしストレスが解消されずイライラしています。

高倉健
「綾瀬桃さん!好きなのはわかってるんですよ!」
綾瀬桃
「は」
高倉健
「好きなのはわかってるんですよ!」
綾瀬桃
「何回言うんだ、てめえ」

メガネをかけた男子が何を言いたいのか分かりません。

桃はこの男子と仲良くなりたい訳ではないので立ち去ろうとします。

すると男子がオカルト雑誌を見せてきました。

高倉健
「ジブンが言ってるのはこれです!オバマ大統領はすでに火星に行っていた!ペガサス計画の全容とは!オカルト好きなんですね!」

オカルト君は桃が話しかけてきた理由をオカルトが好きなためだと勘違いしています。

イジメをやめさせたかっただけとは思っていませんでした。

綾瀬桃
「あー、ウチUFOとか宇宙人信じてないから」
高倉健
「UFOじゃなくてUAP!未確認航空現象ですよ!」

ここからオカルト君の熱弁が始まります。

アメリカの宇宙軍再編成や宇宙戦争について熱く語るのですが、興味がない桃は話を聞いていません。

それでもネッシーの最新画像などを見せてきたのでイライラしてきました。

綾瀬桃
「うるせえな!こっちは今失恋してそんな機運じゃねえんだよお!そのオタク特有の押しつけてくる感じマジウザイからあ!だから友達いねえんだよ!気安く話しかけんな」

ストレスのせいで厳しい言葉を浴びせてしまいます。

すぐに自分が言い過ぎてしまったことに気付いた桃が謝罪しました。

そして落ちてしまったオカルト雑誌を拾ってあげます。

綾瀬桃
「はい、宇宙人は信じてないけど幽霊は信じてる派だから」
高倉健
「いや幽霊なんているわけないでしょ」
綾瀬桃
「ハアア!?こっちが話し合わせてやったらそれには全否定すんのかよ!」
高倉健
「オカルトをナメないでください!」

桃は祖母が霊媒師のため幽霊を信じるようになっていました。

しかしオカルト君は幽霊の存在を認めていません。

科学的に証明ができないものは信用しないのです。

綾瀬桃
「だったら宇宙人にUFO乗せてもらったことあんのかよ!」
高倉健
「議論が飛躍しすぎですよ!バカなんですか!」

2人の言い争いが収まりません。

収まるどころかどんどんヒートアップしていきます。

綾瀬桃
「だったら勝負しようぜコラア!もし幽霊がいるってなったらあんたはウチのパシリにするからね!」
高倉健
「見せてやりましょうUFO、いやUAP!もし見ることができたら綾瀬さんだってパシリになってもらいますからね!」

こうしてお互いの意地をかけた戦いの幕が切って落とされました。

桃とオカルト君はお互いが信じるものを相手に認めさせられるのでしょうか!?

 

 

普段は話したこともない桃とオカルト君の言い争いが愉快ですね。

正義感が強い桃がイジメを見過ごさなかったシーンも素敵でした。

お互いの信じるものを証明させようとする2人のやり取りが面白い『ダンダダン』

ここから見所が盛り沢山のストーリー展開になっていきます。

全てのシーンを見逃さないようにしてください。

後編

真夜中になり桃とオカルト君の勝負が始まりました。

綾瀬桃
「なにここー!怖すぎなんだけどー!どこがUFOスポットなのよー!」

オカルト君が桃を向かわせたのは奈木病院いう廃墟です。

ここはUFOの聖地と呼ばれるようになっていました。

高倉健
「屋上でUFOを呼ぶとアブダクションされます!」

アブダクションとは宇宙人に攫われた後、人体実験されることを意味します。

スマホで会話しながら桃が病院の中に入っていきました。

綾瀬桃
「やだちょっと!あんた人体実験受けたことあんの!?」
高倉健
「受けた可能性はあります!アブダクションを受けた人の多くは記憶を消されてますから」

会話しているうちに桃がオカルト君のことを疑い始めます。

記憶を消されたと言えば全てを宇宙人のせいにできるかもしれません。

綾瀬桃
「おいお前UFO見たことねえだろ」
高倉健
「見たかどうかは問題じゃないんですよ!要はちゃんとした論拠があるかどうかです!」
綾瀬桃
「うるせえ、そんなことよりそっちはどうなのさ」

オカルト君は桃の指示で有名な心霊スポットを訪ねていました。

不気味なトンネルがあるこの場所は、ネット上で絶対に幽霊が出ると噂されています。

しかしオカルト君は桃がネットの情報ばかり信じていることが腑に落ちません。

高倉健
「さっきからネットって綾瀬さんこそ幽霊見たことあるんですか?」
綾瀬桃
「無いよ」
高倉健
「えええ!?よくもさっき偉そうに言えましたね」

幽霊を見たことがないのに桃は幽霊の存在を信じているのです。

その理由は両親がいない自分を育ててくれた祖母が霊媒師を生業としているためでした。

桃は外出する時、頭の上に手を置くおまじないをしなければいけません。

小学校の頃はおまじないが原因で男子から馬鹿にされました。

好きな男子にまで嫌われた桃は祖母に酷い態度を取ったそうです。

綾瀬桃
「そっから最近まで口きかなかったしおまじないもやめた、でもね他人にウチの家のこと馬鹿にされるとすごいムカツクの、それで気づいた、好きな子に嫌われたのが嫌だったんじゃなくて、好きな子に婆ちゃんを馬鹿にされたことがすごく嫌だったんだなあって」

本当は祖母のことが大好きで、霊媒師という仕事も素敵だと思っていました。

祖母を信じているので桃は幽霊の存在も信じているのです。

桃がオカルト君にも信じている理由を質問したところで、スマホから大声が聞こえてきました。

高倉健
「ウソだ!ありえない!あれはただのお婆ちゃんだ!たぶんそうだ!ただのお婆ちゃん!」
綾瀬桃
「そこのヤツには絶対ぬかれちゃダメだって!ターボババァにかけっこで負けたら呪われるんだよ!ちょっ、オカルト君聞いてる!?」

ターボババァに遭遇したオカルト君の声が聞こえなくなってしまいます。

仕方なくオカルト君の元へ向かおうとすると、桃の前に3体の宇宙人が出現しました。

すぐに逃げ出したのですが宇宙人に捉えられてしまいます。

セルポという惑星からやって来た宇宙人には雌が存在しません。

そのためこれまではクローン技術で個体を増やしてきたそうです。

ですが同じ個体を増やしても生物的な進化が起こりません。

そこで宇宙人は地球人女性との性行為で個体を増やすことにしました。

綾瀬桃
「ふざけんな!クソみたいな男とつき合っちゃったけど処女だけは守りぬいてきたんだよ!まだ見ぬ高倉健のために守り抜いてきた貞操をこんなキモイ宇宙人に奪われてたまるかあ!」

必死に抵抗するのですが宇宙人のサイコキネシスによって身体の自由を奪われてしまいます。

宇宙人が桃をレイプしようとした次の瞬間、ターボババァに襲われたオカルト君が現れました。

高倉健
「綾瀬さん!ゴメンナサイ!幽霊いました!ターボババァに呪われちゃいましたぁぁ!」
綾瀬桃
「オカルト君!よかった!とりあえず助けて!」

ここから幽霊のような姿になったオカルト君と宇宙人の激しいバトルがスタートします。

宇宙人は戦いながらオカルト君にも性器を要求してきました。

オカルト君は自分の性器なら差し出しても構わないと主張します。

しかし桃を傷つけることは許しません。

ずっと友達がいなかったオカルト君は宇宙人なら友達になってくれるかもしれないと思っていました。

ですが何度呼びかけても宇宙人は現れなかったのです。

高倉健
「人間には暇つぶしにいじめられて宇宙人には気にもとめられない!誰もジブンの存在を認めてくれなかった!でも綾瀬さんはそんなジブンをかばってくれたんですよ!彼女を傷つけるヤツは許さない!彼女のためならバケモノにだってなってやる!」

バケモノに姿を変えるのですが宇宙人には通用しません。

再び宇宙人が桃を襲おうとします。

次の瞬間、桃の頭に祖母から言われた“お腹の下に力を入れて頭の先から氣を・・・”という言葉が浮かびました。

氣を注入した桃が宇宙人のサイコキネシスから脱出します。

綾瀬桃
「本物だった、お婆ちゃんは本物の霊媒師だった!ありがとうお婆ちゃん!これならクズ男をブッ飛ばせるわい!」

桃は宇宙人をブッ飛ばすとUFOの中からオカルト君を引き連れ逃げ出しました。

こうして誘拐された桃は宇宙人を、呪われたオカルト君は幽霊を信じるようになったのです。

しかしオカルト君の呪いはターボババァを倒さなければ解けません。

桃は呪いを解くためオカルト君に協力することにします。

高倉健
「いいんですか・・・ジブンなんかに協力しても・・・」
綾瀬桃
「そーゆーのめんどくさい!ホラ服着て!行くよ!」
高倉健
「すいません・・・ジブン不器用なんで・・・」

オカルト君が高倉健のセリフを口走ったことで桃はドキドキしてきました。

桃は自分を落ち着かせるように深呼吸します。

綾瀬桃
「ねえ、そういえば名前なんだっけ、ウチ名前覚えるの苦手でさ」
高倉健
「え・・・ああ、高倉健です」

オカルト君の名前が憧れの高倉健と同じだったことで桃の恋心が揺れ動き始めました。

命を懸けてお互いのことを守り抜いた2人はこのまま恋に落ちていくのでしょうか!?

 

『ダンダダン』はこんな人にオススメ

サスペンス、オカルト、アクション、ラブストーリー、そしてコメディ漫画の要素を含んだ秀逸な物語です。

そのためジャンルを問わず面白い漫画を探してる人にオススメの作品となっていますね。

幽霊と宇宙人に遭遇したことで始まる恋模様を描写した『ダンダダン』

第1話のラストでオカルト君の名前が高倉健だったシーンは読んでいて大笑いできるはずですよ。

この作品には読者を楽しませる様々な仕掛けが張り巡らされています。

読み応えが抜群の漫画に心の底から魅了されてみてください。

 

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