ノラガミのネタバレ(漫画)!ひよりに巻き起こった異変とは?

今回は「あだちとか」先生の『ノラガミ』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

『ノラガミ』はこんな漫画(あらすじ)

風変わりな神様の夜トはデリバリーゴッドという商売でお金を稼ぎながら社を建てようとしています。

イジメに苦しむ女子中学生を救った夜トだったのですが、妖と戦うために必要な神器の伴音に辞められてしまいました。

いくら神とはいえ神器が無ければ妖と戦うことはできません。

丸腰同然で困り果てる夜トに新たな依頼が舞い込みました。

依頼内容な迷い猫を探すことで早速夜トは仕事に取り掛かったのですが、その最中に壱岐ひよりという女子中学生と交通事故に巻き込まれてしまいます。

ひよりと出会ったことでガサツで気分屋だった夜トの運命が大きく変わることになりました。

妖怪や幽体離脱など不可思議な現象を題材にした『ノラガミ』

今回は大人気SFファンタジー漫画の第2話についてネタバレを含みながら面白さをご紹介していきます。

運命の歯車が動き出す新たな展開にご期待ください。

 

『ノラガミ』の魅力紹介(ネタバレ含む)

第2話前編

神器たちにお世話されている夜トが満足そうな表情を浮かべています。

夜ト
「うむ、苦しゅうない、我は全能なる神ぞ、伴音カキピーをここへ」
伴音
「嫌です、もうイヤ、もームリ、もーダメ、生理的にイヤー!」
夜ト
「夢か・・・」

夢を見たことで神器だった伴音に辞められたことを思い出しました。

神器のナイフだった伴音は夜トの人格を全否定して辞めていったのです。

辞められたことは仕方ありませんが、このままでは仕事ができません。

夜ト
「くっそー、伴音の奴本当に神器辞めるとは・・・神とて神器なしじゃ丸腰同然・・・つか丸腰だっつの、妖からしたらオレは高級食材ってとこだ」

丸腰同然の状態で依頼を待つことになってしまいました。

夜トは大きな社を建てるため依頼を引き受けています。

しかし依頼がくることは滅多にありません。

ベンチで集めたお金を入れた一升瓶を抱いていると電話が鳴りました。

夜ト
「もしもーし!ご指名ありがとうございます、こちら夜トであります!早くて安くて安心のデリバリーゴッドご利用ありが・・・なんだガキかよ!?イタ電だったら泣かすぞ、オレは忙しいんだ!」

すぐに転移すると依頼主は子供で、依頼内容はウエサマという名前の迷い猫を探してほしいということです。

迷い猫のチラシを街に貼っているのですがまだ見つかっていません。

子供はどうしても迷い猫を見つけて欲しいそうです。

夜ト
「依頼ってそれか?ナメんなよガキ!この夜ト様は神器で魔を斬る武神様だぞ!?猫捜しなんか・・・そーゆーことは街の便利屋さんに頼みなさい」

街の情報誌に掲載されている便利屋を紹介するのですが、夜トも情報誌に自分の情報を掲載していました。

子供はその情報を見つけて連絡してきたのです。

夜ト
「うっかり見えちまうガキっているんだよなー、まいったな・・・言っとくがタダでは働かんぞ?オレはそんなに安かない」

依頼するために子供は小銭を用意していました。

その中から5円玉を受け取った夜トは、迷い猫捜しを引き受けることにします。

夜トが依頼を引き受けた頃、女子中学生たちが迷い猫のチラシを見ていました。

友人たちは興味無さそうですが壱岐ひよりは迷い猫を心配しています。

壱岐ひより
「もう2週間も見つかってないんだこのコ、まだ仔猫なのに・・・」

一緒にいる友人たちは迷い猫よりも大好きな音楽グループの話で盛り上がっているのですが、ひよりは人気アーティストには興味がありません。

ひよりが神だと思っている存在は蟷野という格闘家でした。

大ファンのひよりは蟷野の試合をいつもドキドキしながら視聴しています。

壱岐ひより
「ですが趣味は自重すべきです、だって両親にも言ってないんです、私のこの趣味を知ったらなんて野蛮な!ってお母様はきっと卒倒なさるわ」

古風すぎる母親に格闘技が好きなことは口が裂けても言えません。

このように普通の女子中学生とは異なる悩みをひよりは抱えているのです。

そんなひよりがチラシを持ったジャージ姿の男性を目が合いました。

夜ト
「ちっ・・・こんな時に限って目ェ合うし、ウ・・・ウエサマー、ウエサマッ」

目が合ったのは人通りの多い路地でウエサマを探している夜トだったのです。

しかし普通の人間は夜トの姿を認識することができません。

偶然だと思いながら夜トはウエサマのことを捜し続けます。

すると似たような猫が目に留まりました。

夜ト
「ウエサマ!コラ待て!逃げんなって・・・」

道路に逃げ出したウエサマを追いかけます。

するとバスが道路に進入してきました。

夜トが轢かれそうになった次の瞬間、勢いよく背中を押されます。

背中を押したのは事故に遭いそうな現場を目撃していたひよりでした。

壱岐ひより
「もうっ、なんてことを・・・危ないじゃないですか、急に飛び出すなんて!死んだらどうするんです!?」
夜ト
「いや、それよりおまえ・・・」
壱岐ひより
「え?」

夜トは助かったのですが目の前に存在しているひよりの肉体が、少し離れた所でバスに轢かれています。

果たしてひよりの身にいったい何が起こっているのでしょうか!?

 

 

伴音が去ってしまったことで夜トはずいぶん落ちぶれてしまいましたね。

そんな状態を打開することになったのが猫捜しの依頼でした。

様々な人間ドラマが複雑に交錯していく『ノラガミ』

夜トを助けた事でひよりの運命が大きく変化していきます。

此岸と彼岸の狭間に存在するようになったひよりが背負う宿命とは!?

第2話後編

バスに轢かれて意識をしなっていたひよりが父親が経営する病院で目を覚ましました。

検査の結果、脳波は正常でCTも問題ありません。

壱岐ひより
「私と一緒にひかれた男の人は・・・?」

バスの運転手は猫に気を取られたと証言しています。

飛び出してきた人影に気付くのが遅れたと言っていますが、男の人に関しては何も話していません。

ですがひよりは確かに男の人を見ていました。

壱岐ひより
「あの時、私がもうひとりいた・・・ような・・・」

まだ意識がハッキリしていないのかもしれません。

記憶が曖昧なまま夜を迎えました。

ひよりがベッドで休んでいると不思議な声が聞こえてきます。

壱岐ひより
「なに?この声・・・」
夜ト
「ヒヒ、なんだト思う・・・?」

急にベッドの中から夜トが現れました。

驚いたひよりは周囲に置かれた物をぶちまけながら逃げ出します。

壱岐ひより
「はーっ、はー、はーっ」
夜ト
「ふむ、それだけ動けりゃ大丈夫か」
壱岐ひより
「あなた今朝の!」

ようやくひよりは夜トのことを思い出しました。

しかし何者なのかは分かりません。

夜ト
「あん時ゃどーも、ま、本来ならあの車は避けられたが・・・オレを助けた人間なんか初めてだ」
壱岐ひより
「・・・あなたは誰?」
夜ト
「おまえとは縁が出来ると面倒そうだ、教えてやんねー、慰謝料とか払わされたらヤだし、今夜も時化る、病院は奴らの巣窟だ、神器もいない今長居は無用、野良も今夜は使用中だしな」

体に多少の変化は表れるかもしれませんが、気にする必要はないと忠告します。

夜トはひよりの無事を確認しにきただけなので、猫捜しを再開させるため戻っていきました。

結局ひよりは夜トが何者なのか分からないままです。

翌日、進学試験を控えているためひよりはいつものように登校しました。

壱岐ひより
「不思議、まだ夢を見てるみたい、なんで道路に飛び出したんだろう私、猫・・・あそこにいたのは猫・・・?不思議とうまく思い出せません・・・」

学校が終わっても眠気でまだフラフラしています。

そのまま帰り道を歩いていると、迷い猫のウエサマを捜しているチラシを見かけました。

チラシを見たひよりは猫を追いかけていた人がいたことを思い出します。

壱岐ひより
「猫を見つければなにか思い出せるかもしれません、でもこの意識がなくなりそうな眠気はなんなのでしょう・・・?」

友人と別れて猫を捜し始めました。

一方その頃、夜トもウエサマを捜しています。

本格的に時化てきたので休むかどうか迷っているとウエサマが見つかりました。

無事に保護できたのですがウエサマに妖が取り憑いています。

夜ト
「ザコだが数が多すぎる!相手してたらキリがねえ・・・隠れてろ!来い!伴器!」

神器がないことを忘れたまま妖と対峙してしまいました。

次の瞬間、ひよりが現れ夜トの手を握ります。

壱岐ひより
「きゃあ!!」
夜ト
「バカ、おまっ・・・逃げろって!」

訳が分からないままひよりが暴れ始めました。

ですが妖に足を掴まれてしまいます。

壱岐ひより
「ジャングル・ソバットォォ」

蟷野の必殺ジャングル・ソバットで妖を蹴散らしました。

喜ぶひよりのことを夜トが呆然としながら見つめています。

夜ト
「この女・・・二度も助けた・・・二度も」
壱岐ひより
「やっと会えましたね、あなたは何者なの?さっきの大きなカエルはなに・・・!?」
夜ト
「おまえさ・・・抜けてんぞ、魂、体はあそこに引っかかってる」
壱岐ひより
「あれは私!?どどどうしてっ・・・私死んでしまったの!?」

死んだわけではありません。

本体はただ眠っているだけです。

夜ト
「多分一時的なものだろ、事故が原因か・・・妖を見、声も聴ける、おまえも狭間の人間になったようだ、しかも中途半端な」

生身の人間はさきほどのように妖と大立ち回りすることはできません。

つまりひよりは生きながら妖になってしまったのです。

今はまだ無自覚で離脱していますが、いずれ自在に体を出入りできるようになるかもしれません。

離脱時に霊体であるにもかかわらず此岸に軸足を置く加重攻撃が可能なひよりを夜トは神器に欲しくなってきます。

壱岐ひより
「あのー・・・よくわからないんですけど・・・」
夜ト
「あなたは体をよく落とす人になりました」
壱岐ひより
「何それ・・・で、どうしたら治ります?」
夜ト
「治る・・・?どうかな、あんたはそういう体質になったんだ、諦めろ」

夜トにもひよりの状態が元に戻るのかは分かりません。

ひよりは大きなショックを受けてしまいます。

壱岐ひより
「そんな!困ります!こんなの嫌です、元に戻して!助け・・・」

助けを求めたのですが意識を失ってしまいました。

このままひよりを放っておくわけにはいきません。

夜ト
「やれやれ・・・おまえはなんつう招き猫だよ・・・」

まずは保護したウエサマを子供の元へ返すことにします。

無事に猫を引き渡した夜トが歩いていると、背負っているひよりが目を覚ましました。

壱岐ひより
「やだっ、はなして変態!なにするの!警察呼びますよ!?」
夜ト
「助けてって頼んだのはそっちだろ!?なんだその態度!オレは神だぞ!」
壱岐ひより
「警察ですか!?助けてください!神とか言ってる変な男にっ・・・」
夜ト
「壱岐ひより!おまえの願い確かに聞き届けた」

夜トはすでにひよりから5円を受け取っています。

確かに意識を失う前にひよりは夜トに助けを求めていました。

壱岐ひより
「あなた名前は・・・?」
夜ト
「夜ト、あなたにご縁があらんことを」

こうして夜トとひよりの縁が結ばれたのです。

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『ノラガミ』はこんな人にオススメ

ファンタジー漫画とヒューマンドラマが好きな人にオススメしたい作品です。

夜トとひよりを中心に様々なドラマが重なり合っていきますよ。

メディア化されたことで話題を集めた『ノラガミ』

シリアスなストーリーに程良くコミカルなシーンを詰め込んでいます。

漫画を読んでワクワクしたい人はこの作品を選んでみてください。

 

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