『私人警察』のネタバレと感想!試し読み情報もご紹介します!

今回は「小川亮」先生の『私人警察』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

『私人警察』はこんな漫画

ストーカーに妻と子を殺害されてしまった麻木蓮二。

そのため警察官を辞職した彼は、ストーカーに対する復讐のみを目的とした私人警察となります。

目的のためなら手段を選ばず、変態ストーカーに正義の鉄槌を下していく麻木。

破天荒な彼が独自の捜査で犯人を追い詰める姿を描く『私人警察』

今回はこの漫画の魅力をネタバレを含みながらご紹介していきます。

ニヒルでダンディーな主人公の虜になってみてください。

『私人警察』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

ライブを中心にアイドル活動をしている古都みはる。

「みはるん」としてファンからの人気が急上昇中の彼女は、ストーカーに悩まされていました。

警察に相談すると本人に注意してくれたため、一時はストーカー被害が収まります。

しかしある日のライブ終わり、楽屋に戻ったみはるがとんでもないものを発見しました。

みはる
「あれ?何・・・だろ?」

そこにはバラバラになった「殺」の文字と、男性の局部を模った作り物が置かれています。

すぐに警察に相談しに行くみはる。

ですが担当した警察官が真面目に向き合ってくれません。

警察官
「けっきょく作り物だったんでしょ?」
みはる
「そうなんですけど・・・ストーカー・・・逮捕してもらうことはできませんか?」
警察官
「例のストーカーね、確認したら引っ越してて住所不明なんだよ、いっそアイドルやめたらどうですか?」

人目に付く活動を控え、環境を変えることを提案されます。

無表情のまま命を大事にした方がいいと言う警察官なのですが、みはるはその提案を受け入れたくはありません。

俯きながら警察署を出たみはる。

みはる
「そりゃ命の方が大事だよ、でもやっとライブにお客さんも来るようになって、アイドルイベントにも呼んでもらえるようになったのに」

ストーカーのせいで夢を諦めたくはなかったのです。

すると「ストーカー捕まえます」と書かれたワゴン車が、みはるの目に留まりました。

あまりにも珍しいため携帯のカメラで撮影しようとします。

次の瞬間、背後から大声で呼び止められました。

麻木
「おい、オレの車がそんなに珍しいか?」

みはると同じように警察署から出てきた男性は、麻木蓮二という元警察官です。

勝手にストーカーを捕まえた彼は、元上司から説教されていました。

しかしそれを無視するように警察署を出てきた麻木。

麻木
「それともオレに用か?」
みはる
「はい」

真剣に対応してくれない警察の代わりに、みはるは麻木を頼ることにしました。

果たして麻木はストーカーを捕まえてくれるのでしょうか!?

現実の社会でも大きな問題になっているストーカー被害。

アイドルが刃物で切り付けられたニュースは、各メディアが大きく取り上げたほどでした。

そうした社会問題をテーマにした『私人警察』

ストーカーに対して復讐心を持つ麻木蓮二の独特な捜査方法が魅力的なこの作品。

個性的な彼の姿に注目しながら続きをご覧ください。

後編

麻木のワゴン車に乗り込みライブ会場へ向かうみはる。

車内で詳しくストーカー被害について話し始めます。

彼女がストーカーされるようになったのはおよそ3ヵ月前のことでした。

みはる
「初めはただプレゼントをたくさんくれる人だなってくらいで、そのうち手作りの料理とか自分のその・・・体液とか送ってくるようになって」

みはるが警察に相談すると、ストーカーから殺すという脅迫文が送られてきました。

一度は収まったストーカー行為だったのですが再び始まってしまったため、みはるにはどうすることもできません。

みはる
「お願いします、そのストーカー捕まえてもらうことできませんか?」
麻木
「いいぜ、オレがそのストーカー捕まえてやるよ」

こうして麻木の捜査が始まることになりました。

みはるのライブ会場に同行した麻木。

この日は大手事務所のスカウトが見に来るため、みはるにとってはメジャーデビューできるチャンスでもありました。

しかしストーカー被害のためライブ活動を自粛することを考えるみはる。

みはる
「あー・・・ツイてない、こんな時にステージに上がることもできないなんて」
麻木
「出ろ、ステージに上がれ」
みはる
「いいんですか?」
麻木
「ああ、待ってる奴がいるだろ、オレは外を見てくる」

麻木に感謝しながらライブの用意を始めます。

するとストーカー被害を相談した警察官がみはるを訪ねてきました。

警察官
「君・・・麻木さんにストーカー退治頼んだんだって?あの人をあまり信用しない方がいい、あの人、奥さんと子供をストーカーに殺されてるんだ」

そのため麻木が正義感ではなく復讐心で動いていると説明する警察官。

警察官
「君をストーカーを釣るためのエサくらいにしか思ってないよ」

麻木が戻って来たため、警察官は逃げるように去っていきました。

その後、みはるがライブをスタートさせるのですが、興奮したお客の一人が暴れ始めます。

すぐに麻木が取り押さえたのですが、その間にライブ会場の照明が消えてしまいました。

数秒後には照明が点灯したのですが、会場にみはるの姿がありません。

急いで麻木が駐車場に向かうと、一台の車が走り去っていきます。

ついに強硬手段に出たストーカー。

みはるを倉庫のような場所まで拉致すると、彼女の両手を拘束して吊るし上げました。

みはる
「お願い!助けて!何でも言うこと聞くからっ!」
ストーカー
「僕はみはるんのことが大好きで、ずっとずっと憧れてた、もうみはるんなしでは生きていけない」
みはる
「だったら何でこんな・・・」
ストーカー
「こうするしかないんだ・・・僕がみはるんになるには・・・後は君がいなくなれば誰も僕たちが入れ替わったって気づかないよ」

みはるの衣装に着替えた変態ストーカー。

麻木はこの窮地からみはるを救い出すことが出来るのでしょうか!?

その救出劇は実際に漫画を読んで確かめてみてくださいね。

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『私人警察』はこんな人にオススメ

サスペンス漫画やミステリー漫画が好きな人にオススメの作品です。

卑劣なストーカーを許さない勧善懲悪なストーリーになっていますよ。

主人公の渋い姿も魅力的な『私人警察』

見た目とは違い人情派な麻木のギャップにも注目してください。

きっと彼のキャラクターに夢中になってしまうと思いますよ。

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