嘘解きレトリックのネタバレ!感想と無料試し読み情報も!

今回は「都戸利津」先生の『嘘解きレトリック』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

『嘘解きレトリック』はこんな漫画

人間なら誰しもがついたことのある嘘。

この物語の主人公・浦部鹿乃子はそんな嘘を聞き分けられるという不思議な能力の持ち主です。

鹿乃子はこの能力を毛嫌いされてしまい、生まれ育った村を追い出されてしまいました。

行きついた九十九夜町で、探偵の祝左右馬(いわいそうま)と出会ったことで鹿乃子の運命は大きく変わり始めます。

嘘を見抜く少女と風変わりな探偵の活躍を描く『嘘解きレトリック』

今回はこの漫画の魅力をネタバレを含みながらご紹介していきます。

人間心理を巧みに描いた感動的なサスペンスストーリーをごゆっくりお楽しみください。

 

『嘘解きレトリック』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

嘘を聞き分けられる能力を疎まれた鹿乃子は、故郷を出ることにしました。

鹿乃子
「私のこの力があればさしあたっての危険は避けられます」

昭和初年、彼女が行きついたのは九十九夜町という人々が賑わう繁華街でした。

この街で仕事を探そうとする鹿乃子ですが、出会う人の嘘が見抜けるため苦労している様子です。

そのため路頭に迷ってしまった彼女は、神社で一夜を明かそうとしていました。

するとこの神社に警察を連れた祝左右馬がやって来ます。

左右馬
「この先にあるだろボロい稲荷、アレをキレイに掃除するんだ」

警察は稲荷を掃除するために呼ばれたと知り怒り始めます。

しかし左右馬はふざけている訳ではありません。

左右馬
「茶化してなんかいないさ、これには人の生死がかかっているんだからな」

真面目な表情で警察に稲荷を掃除することの重要性を説明します。

ですが本当はこの稲荷の娘が左右馬の大家さんで、掃除をすれば家賃を減額してくれるというのが真相でした。

そんな左右馬たちが稲荷を掃除しようとしていると、奥の方から人の声が聞こえてきました。

鹿乃子
「・・・して、私の頭を返して・・・」

この不気味な声に怯える左右馬と警察官。

恐る恐る声のする方を覗いてみました。

鹿乃子
「だめっだめですっ、尻尾の方あげたじゃないですかっ、頭は私のです!お・・・お願いします、私ずっと何も食べてなくて・・・」

なんとそこにいたのは猫と魚を取り合う鹿乃子だったのです。

この状況を目撃された鹿乃子は恥ずかしさと空腹で気を失ってしまいました。

とても奇妙な出会い方をした鹿乃子と左右馬。

薄れゆく意識の中で鹿乃子は幼い時の事を思い出していました。

鹿乃子
「物心ついた時から人の声が時々固くぶれていました、やがてそれはウソをついている時なのだと分かりました」

この能力が村中に知れ渡った時から鹿乃子は疎まれ孤独になってしまいます。

鹿乃子
「村を出よう、誰も私を知らない所でこの力を隠して生きていこう、知られちゃいけない、また孤独になる」

こうして九十九夜町にやって来ることになった鹿乃子。

そんな彼女を左右馬は行きつけの食堂に連れて行くことにしたのでした。

孤独な鹿乃子はここからどのような運命を辿っていくのでしょうか!?

 

 

一見すると便利に見えてしまう鹿乃子の不思議な能力。

しかし嘘にまみれた世間では不幸な能力となってしまっています。

そんな能力に振り回されてしまう鹿乃子だったのですが、左右馬との出会いが彼女の人生を一変させていくことになるのでした。

嘘を見抜く鹿乃子と嘘が無い正直者の左右馬のコンビネーションが魅力的な『嘘解きレトリック』

ここからは二人が本格的に嘘にまつわる謎解きを始めていきます。

それでは二人の活躍に注目しながら続きをご覧ください。

後編

左右馬の行きつけの食堂で目を覚ました鹿乃子。

すると彼女の目の前には美味しそうな食事が用意されていました。

お金のない鹿乃子ですが食堂のご厚意に甘えて美味しく頂くことにします。

食事を済ませると改めて左右馬に助けてくれたお礼をすることにしました。

鹿乃子
「あのっ浦部鹿乃子と申します、助けてくださってありがとうございます」
左右馬
「ここの飯おいしいでしょ」

他愛のない会話をしながら左右馬と警察官は、鹿乃子に仕事の紹介をしてくれます。

そこには一つの嘘も無いため安堵感にひたる鹿乃子。

鹿乃子
「この人たちにはウソがない、いいなぁ、みんな仲良くて明るくて、私もこんなふうに暮らせたら・・・」

鹿乃子がホッとしていると食堂で働くたろちゃんという少年がおつかいから帰ってきました。

女将さんからお釣りが足りない事を指摘されるたろちゃん。

しかしたろちゃんはおつかい先の八百屋のせいにしてしまいます。

この嘘を見抜いてしまう鹿乃子。

鹿乃子
「ウソついちゃダメ!そのウソのせいでたろちゃんはウソつきになって、八百屋さんは何もしてないのに悪者にされるんだよ、人を悪者にするようなそんな嘘はついちゃダメ!」

正論を言う鹿乃子なのですが、そのせいでたろちゃんは店の主人から叱られてしまいます。

鹿乃子
「何やってるんだ私、この力のせいでみんなの笑顔が消えるのはもうたくさんなのに・・・」

嘘を指摘したことを後悔する鹿乃子。

すると左右馬が助け舟を出してくれます。

左右馬
「まぁたろ坊も反省してるしさ、おかみさんも大将もあんま叱らずにたろの話も聞いてやってね」

左右馬のおかげでなんとか騒ぎは大きくならずにすみました。

それでも落ち込みながら食堂を出ようとする鹿乃子を、左右馬は自分の事務所へ連れて行くことにします。

食堂のすぐそばにある事務所に着いた二人。

左右馬
「ありゃ鍵閉め忘れてるわ、今電気とめられててねー」
鹿乃子
「お邪魔します」

散らかった事務所で一晩過ごすことになったのですが、野犬が出ないだけマシだと思う鹿乃子。

そんな彼女に左右馬は率直な疑問を投げかけます。

左右馬
「ねぇ、たろ坊のあれどうしてウソだと分かったの?」
鹿乃子
「た・・・ただの勘ですよ」
左右馬
「そう、何だ君も気づいたのかと思った」

意味深な言葉を残して部屋を出て行く左右馬。

そんな彼に対して自分の能力を正直に言わなかった鹿乃子は、ここでも後悔してしまうことになります。

鹿乃子
「自分の口から出るウソも固くこだまして耳を打ちます、たろちゃんにウソつくなと言いながら私はあの人たちにウソをつくのです」

自分を卑怯者だと思いながらも、もう二度と孤独にはなりたくないと思う鹿乃子だったのです。

そんな鹿乃子だったのですが、翌日の朝になるとある事件に巻き込まれてしまうことになりました。

食堂からたろちゃんが失踪してしまい、その原因が自分の能力のせいだと思い責任を感じる鹿乃子。

しかしたろちゃんがついた嘘の本当の理由を見抜いていた左右馬は、鹿乃子を稲荷へと連れて行きます。

果たして左右馬が見抜いた真実と、たろちゃんの行方はどうなっていくのでしょうか!?

この結末はとても感動的なものになっていますので、実際に漫画を読んで確かめることをお勧めしますよ。

『嘘解きレトリック』に関する他の記事はこちらです↓↓↓

嘘解きレトリック(2話)のネタバレ!最新刊情報もお伝えします!

2017.12.24

 

『嘘解きレトリック』を読んだ感想

心温まるミステリー漫画に感動しました。

嘘を見抜いてしまうため孤独になった鹿乃子と、そんな彼女に優しく接してくれる左右馬のバランス感が見事だと思います。

この二人の空気感が魅力的な『嘘解きレトリック』

ミステリー漫画の中に感動的なヒューマンドラマの要素も織り交ぜてくれています。

そのため多くの漫画ファンを満足させる内容になっていますよ。

この傑作ミステリー漫画は一人でも多くの人に読んでもらいたい作品ですね。

 

電子書籍を無料で読んでみませんか?

電子書籍は試し読み以外では無料での購読は不可能です。

ですがどうしても試し読みでは満足できないあなたにとっておきの方法があるんです!

それが動画観るならU-NEXT!でおなじみのこの動画配信サービスなんですよ!

映画、ドラマ、アニメなどの動画が最新作から名作まで充実のラインナップで見られるU-NEXT

実は電子書籍も見られることをご存知でしたか?

しかも新規登録から31日間は無料なんです!

もしも31日以内に登録を解除しても料金がかかることのない無料トライアルをこの機会に是非利用してみませんか?

ただし最新刊を読む場合は料金がかかるのですが、今なら特典で600円分のポイントがもらえるんですよ!

動画も電子書籍もライフスタイルに合わせて楽しめる新しいエンターテイメントのU-NEXTを是非お試しください!