今回は「Ollcha Jungyeon」先生の『宮殿の隣のマロニエ農場』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。
『宮殿の隣のマロニエ農場』はこんな漫画(あらすじ)
メイフィールド男爵は唯一の後継者である孫娘のヘーゼルを、知り合いの農場に預けて遠方の地へ向かうことにしました。
農場のマーティン夫人は片方ずつ色の違うリボンがついた靴と、黒のレインコートの下に古くなったスカートを履いたヘーゼルを見ているうちに胸が締め付けられてしまいます。
ヘーゼルは礼儀正しく行儀も良いのですが、農場の人たちに馴染もうとしてくれません。
農場の仕事をヘーゼルにも手伝ってもらいたいと考えていた時、ヘーゼルが太陽の手を特別な存在であることが分かりました。
枯れる寸前の植物を再び咲かせ、穀物は黄金色に輝く海のように豊かに実らせる太陽の手を持つヘーゼルは農業を始めるという夢を抱くようになります。
しかし夢だった農場を持った矢先、ヘーゼルは思いもよらないトラブルに巻き込まれてしまうのです。
貴族令嬢でありながら農業の天才であるヘーゼルの運命を綴っていく『宮殿の隣のマロニエ農場』
今回は農業を題材にしたロマンスファンタジーの魅力についてネタバレを含みながらご紹介していきます。
動植物に命を吹き込むヘーゼルの特別な力にご注目ください
『宮殿の隣のマロニエ農場』の魅力紹介(ネタバレ含む)
前編
雨の夜、夫婦が営む農場にお客が訪問してきました。

メイフィールド男爵が少女を自分の前に出します。
少女の名前はヘーゼルといい、男爵の息子夫婦がこの世に残した唯一の孫娘でした。
これからメイフィールド男爵が向かうエルドラドには、まだ7才のヘーゼルを連れて行けません。
そこでメイフィールド男爵は貸しがある農場にヘーゼルを預けることにしたのです。
もちろん借りがあるため農場の主人は男爵の申し出を断れません。
エルドラドで一儲けすると言い残し男爵は行ってしまいました。

マーティン夫人は農場で暮らす以上、ヘーゼルもこの家の子として受け入れることにします。
ヘーゼルはマーティン夫人の子供たちと同じように働かなければなりません。
1カ月が経ちヘーゼルは農場での生活に慣れてきました。
行儀が良くいつも食器を綺麗に片付けるのですが、ヘーゼルはマーティン夫人のことを愛称のマーサとは呼んでくれません。
他人行儀なヘーゼルは他人の家でお世話になった経験が多いようです。


珍しくヘーゼルから声を掛けてきました。
しかし考え事をしていたマーティン夫人は用件を確かめずに返事をしてしまいます。

問題が起こったのか心配になったマーティン夫人はすぐに農場へ向かいました。
すると雨に流されてダメになった豆が芽を出しています。
子どもたちに聞いてみると豆を植えたのはヘーゼルでした。
豆は泥まみれになって使い物にならないので捨てようと思っていたので、マーティン夫人は芽が出ている状況を理解できません。

それぞれの豆に必要な処置を施しました。
あとは頑張ってと声を掛けながら撫でてあげると、豆は一つずつ元気になっていったそうです。

マーティン夫人が思わず叫んだのは太陽の手を意味する言葉でした。
太陽の手は枯れ死ぬ寸前の植物を再び咲かせ、動物には多くの子を授け、穀物は金色に輝く産みのように実らせるという特別な能力です。
ここからヘーゼルは色々なことに挑戦したいと言ってくれるようになりました。
農業を手伝うようになってからヘーゼルはマーティン夫人たちに心を開いてくれます。


ヘーゼルはここからどのように農業と向き合っていくのでしょうか!?

自己主張をしないヘーゼルを心配するマーティン夫人に共感することができました。
心配されていたヘーゼルですが太陽の手を持っていたことで、マーティン夫人たちとの距離を縮められましたね。
男爵令嬢が二転三転する運命に翻弄されていく『宮殿の隣のマロニエ農場』
農業を始めたいヘーゼルの夢は簡単に実現することはできません。
四苦八苦しながら夢を叶えようと努力していくヘーゼルの姿から感動を味わってみてください。
後編
ヘーゼルが農場のみんなと馴染んできたある日、メイフィールド男爵が農場にやって来ました。

農場を離れたくないヘーゼルは身を隠しています。
ヘーゼルの気持ちを知っているので、家族もメイフィールド男爵にヘーゼルの居場所を教えません。
しかしメイフィールド男爵がヘーゼルを見つけてしまいます。

メイフィールド男爵の手を振り払いました。
農場の家族も生まれ持った才能があるので、ヘーゼルに農業をやらせてほしいと懇願します。

自分の立場は理解していますが農場を離れたくありません。
それでもメイフィールド男爵には逆らえないので、家族たちとお別れすることになってしまいました。

涙を堪えながらみんなにお別れの挨拶をします。
家族たちもお別れを悲しんでくれました。

籠一杯の野菜を受け取ると馬車に乗り込みます。
しかしヘーゼルは農業を諦めたわけではありません。

農業への想いは膨らむばかりです。
11年後、ヘーゼルは帝国中部の小都市ロシェルにある銀行で働くようになっていました。
いつもようにローンの審査を行っていると、ロビーのお客が読んでいる新聞が目に留まります。
新聞には農場売却8000ゴールドという広告が掲載されているのですが、ヘーゼルの給料では農場を買うまで55年働かなければなりません。
ガッカリしているうちに昼休みを迎えます。
節約しているヘーゼルはいつも橋の下にある安いパン屋を利用していました。



1年半ぶりに会ったメイフィールド男爵は季節に合わない夏服を着ています。
いつものようにメイフィールド男爵が儲け話をするので、ヘーゼルは呆れてしまいました。


メイフィールド男爵が土地の売買契約書を渡してきます。
この土地はヘーゼルの名義になっていて、メイフィールド男爵はそこで農業を始めていいと言ってくれました。
農業に反対していたメイフィールド男爵ですが、10年以上も孫娘からお願いされたので諦めがついたようです。
また農場がメイフィールド男爵家の不動産になれば高尚な趣味となることもヘーゼルの夢を後押ししていました。


ヘーゼル名義の土地には周囲に馬車の駅や商店街、カフェやレストランが揃っているので最高の立地といえます。
農場の予定地は首都のど真ん中にある好立地なのですが、土地を奪われてしまうかもしれない危機を迎えていました。


残っているのはヘーゼルの土地だけになっています。
この土地も5月2日までに主であることを証明しないと更地にして建て替えられてしまう状況になっていました。


土地の売買契約書にはしっかりとヘーゼルの名前が記入されています。
銀行でローン審査を担当していたことがあるので、ヘーゼルはこの契約書が本物であることを確信しました。


メイフィールド男爵と別れ銀行に戻ったヘーゼルはすぐに辞表を提出します。
そしてすぐに首都へ向かう準備を始めます。

まだまだヘーゼルが夢を叶えるまで高いハードルが待ち受けているのかもしれません。
『宮殿の隣のマロニエ農場』を読んだ感想
11年が経過しても夢を諦めなかったヘーゼルの姿に勇気づけられました。
ただしせっかく農場を手に入れられたのに、ヘーゼルにはまだまだ乗り越えられないといけない障害がありそうですね。
農業を愛する男爵令嬢の努力する姿が印象的な『宮殿の隣のマロニエ農場』
異世界ファンタジーになっていますが、現代社会にも通ずる要素がたくさん含まれています。
明るい雰囲気のSFファンタジー漫画を是非この機会にお楽しみください。
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