『アルマーク』のネタバレ(漫画)!無料の試し読み情報も!

今回は「柚ノ木ヒヨト 原作 やまだのぼる」先生の『アルマーク』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

『アルマーク』はこんな漫画(あらすじ)

南の大国ガライで戦乱の火が絶えて百余年、対照的に北方の戦火は衰える気配を見せていません。

戦乱が続く北方の大地には自然と血生臭い傭兵たちが集まるようになっていました。

アルマークの父親で黒狼騎兵団の副団長・レイズも北方で戦場を転々としています。

覇気がないアルマークの将来を心配したレイズは、戦場で助けた魔法学院長のヨーログに息子を学院に入学させてほしいと頼みました。

魔術師になるという父との約束をアルマークは果たすことができるのでしょうか!?

異世界を舞台に孤独な少年の戦いを描いていく『アルマーク』

今回は人気小説をコミカライズしたファンタジー漫画の魅力についてネタバレを含みながらご紹介していきます。

アルマークの長い旅路を見守ってください。

 

『アルマーク』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

ガライ王国領にあるノルク魔法学院は9歳から入学することができます。

しかしアルマークの魔法学院入学は同級生たちよりも2年遅れてしまいました。

同級生たちが魔法学院の門をくぐる頃、アルマークは北の戦場で血にまみれていたのです。

南方で戦乱の火が絶えて百余年、対照的に北方の戦火は衰えず決定的な強国を生みだせていません。

45年の歳月を費やした戦乱で様々な国が興っては消える中、血生臭い傭兵たちは自然と北に集まってきていました。

レイズ
「アルマーク、帰るぞ」
アルマーク
「父さん、ジェルス団長」

精強を誇る黒狼騎兵団の副団長を務めるアルマークの父・レイズも北方に身を置いています。

アルマークが初めてノルク魔法学院のヨーログ学院長と出会ったのは5歳の時でした。

騎兵団は一つの場所に留まることはなく、雇い主と戦場を変えながら各地を転々としていくのが日常です。

当時の黒狼騎兵団は長年小競り合いを続けるフィラン王国とギル・バ王国の緩衝地帯を行軍していました。

レイズが近辺を偵察していると、傭兵崩れの野盗が老人を襲っている現場に遭遇します。

レイズ
「ギル・バ正規軍がこの先に展開しているという情報も入っているし、さっさと蹴散らしてもう少し先まで足を延ばしてみるか」

偵察する範囲を広げるため老人を野盗から救うことにしました。

多少の犠牲は出てしまいましたが老人の救出に成功します。

生き残った野盗は逃げていきました。

ヨーログ
「どうも危ないところを救ってくださりありがとうございます・・・」
レイズ
「しかし災難だったなじいさん、この辺はもうじき戦場になる、ひとり旅は危険だぜ」
ヨーログ
「そうでしたか・・・」
レイズ
「ここでしばらく待っていれば俺たちの母隊が来る、ひとり旅に懲りたならレイズって名前を出して馬車に入れてもらいな」

騎兵団は移動中なので合流すれば老人を国境まで連れて行けます。

そのことを伝えるとレイズは去っていきました。

レイズが黒狼騎兵団の野営地に戻ると、老人が馬車の中で待っていると報告を受けます。

まだ冷えるためレイズは温かいスープを持って老人の元を訪ねることにしました。

ヨーログ
「改めて先刻はどうも助けていただきありがとうございました、ヨーログと申します」
レイズ
「俺はレイズだ、ここの副団長をしている」
ヨーログ
「レイズ殿・・・あなたにはこの老いぼれの命を救っていただきました、なにか礼のひとつでもさせていただきたいのです」
レイズ
「ははっ、礼?あんたになにができるんだ」

見返りを求めていなかったレイズは思わず笑ってしまいます。

しかし救ってあげた老人は只者ではありませんでした。

ヨーログ
「私は南の大国ガライ王国からやってまいりました、そこにあるノルク魔法学院の学院長をしております」
レイズ
「南?魔法?冗談きついぜじいさん」
ヨーログ
「才能のある子どもを探して旅をしている最中でございまして、突然申し上げても信じられますまい、どれ・・・」

外に出たヨーログが石を拾い上げます。

その石を空に放り投げると鳥に変わりました。

レイズ
「ほ、本物かよ・・・ノルク魔法学院なら俺も聞いたことがある、魔法の才能さえあれば出身地、身分の上下にかかわらず誰でも平等に教育が受けられるって話だ」

ノルク魔法学院を卒業した人物は各国から引く手あまたで、出世も間違いないと言われています。

そんな魔法学院の学院長とは知らずにレイズはヨーログの命を救っていました。

信じてもらえたヨーログは学院について補足の説明をしてくれます。

ヨーログ
「学院はガライ王国領のノルク島にあります、入学できる子どもの年齢は9歳からに限られ初等部・中等部各3年の計6年間全寮制の学院生活を経て魔術師になります」

専門分野の魔法を極めたい者は3年間の高等部で学ぶことも認められていました。

説明を聞いたレイズは無言のまま何かを考え始めます。

レイズ
「あんたの学院は才能のあるガキしか入れないんだったな、頼みがある・・・俺の息子のことだ」
ヨーログ
「ほう、ご子息」
レイズ
「ああ、アルマークってんだ、もうすぐ5歳になる、母親はあれが生まれてすぐに死んじまった、俺が男手ひとつで育ててきたんだがどうにも覇気がねえ、っていうか気が弱すぎる」

過酷な傭兵の仕事は敵だけでなく味方も信用することができません。

頼れるのは自分と一握りの仲間だけです。

レイズ
「断言してもいい、あいつがただの傭兵になったら15歳を迎える前に確実に死ぬ、いやわかってる、あいつはもちろん魔法の才能だってないだろう」

才能はないかもしれませんが、戦のない南方で自分の住める足掛かりを見つけられれば簡単に死ぬようなことはありません。

そのためレイズはヨーログにアルマークを魔法学院に入れてほしいと頼みました。

ヨーログ
「おかしなことになりましたな、恩を受けたのは私なのにあなたのほうが頭を下げている、レイズ殿、あなたのご子息をお見せいただきたい」

ヨーログはアルマークを魔法学院に受け入れてくれるのでしょうか!?

 

 

傭兵の世界が過酷なことを丁寧に表現していますね。

息子の将来を心配する父親心も伝わってきました。

少年の成長と冒険譚を綴っていく『アルマーク』

アルマークが鍛錬を重ねて強い戦士に変貌していきます。

剣技と知識を磨く姿にご注目ください。

後編

レイズがアルマークのところにヨーログを連れて行きます。

レイズ
「大丈夫だアルマーク、このおじちゃんはいい人だ・・・人見知りするんだ、全く情けねぇ」

人見知りするアルマークはレイズの背に隠れてしまいました。

レイズに怒鳴られようやく前に出たアルマークの頭にヨーログが手をかざします。

ヨーログ
「驚きましたな・・・私も多くの才能ある子どもを見てきましたが・・・これほどの可能性を秘めた子どもに出会ったのは初めてです」
レイズ
「本当かよ!やったぞアルマーク!」
ヨーログ
「おそらく剣の才能も早くに芽吹くでしょう、きっと傭兵としても立派にやっていけますよ」
レイズ
「剣の才能なんて大して重要じゃねえんだ、傭兵にはな誰にも頼らねえで生きていける心の強さが必要なんだ、こいつには多分それがねえ、強いか弱いかなんてのは二の次さ」

傭兵として生きていくには心が強くなければいけません。

アルマークの心が強くないと悟ったため、レイズは魔術師という道を選んだのです。

ヨーログ
「わかりました、この子が9歳になったら学院に連れてきてください、学院の詳しい行き方をお教えいたします、必ずや優れた魔術師にしてみせましょう」
レイズ
「ああ、わかった、必ず連れて行くよ・・・よかったなアルマーク」

4年後に再会することを約束してヨーログは帰っていきました。

数年後、ヨーログの予言が現実味を帯びてきます。

聡明な少年に育ったアルマークはレイズから剣技を教えてもらえないため、父の使わなくなった大人用の剣を振って自ら稽古に励んでいました。

無口で人見知りな性格は変わっていません。

ただ成長するにつれ瞳に強い理性の光が宿っていきました。

アルマークが8歳の時、周囲を驚愕させる事件が起こります。

主力の傭兵たちが戦場に出ていたある日、二人の流れの傭兵が母隊を襲いました。

二人は屈強な傭兵であっという間に5人を血祭りにあげます。

誰も助けに来ない中、アルマークが二人の傭兵を斬り殺しました。

この事件をきっかけに団長のジェルスとレイズはアルマークを戦場に出すことを決めたのです。

アルマークが9歳の春、北方の情勢は日に日に悪化していき、レイズが傭兵団を離れられるような状態ではなくなりました。

そのためアルマークは魔法学院の入学式を迎える代わりに初陣を飾ったのです。

毎日小さな戦がある中、アルマークが5回の大きな戦を経験すると夏が来ました。

レイズ
「アルマーク!着替えたらでいい、テントに来い」

すでにいっぱしの戦士になっていたアルマークに、レイズは戦のない日に自らの知っている学問を教えるようになります。

レイズは息子の魔法学院入学を諦めていませんでした。

文字の読み書きや数字の計算、生きるためのあらゆる術をアルマークは剣技と同じように吸収していきます。

着実に成長していく中でアルマークは槍に胸を貫かれ命を落としかけました。

相手はガレット重装備兵団のエースとして活躍しているアンゴルという人物です。

幸い一命は取り留めましたが、アルマークは一カ月間起き上がることさえできませんでした。

レイズ
「アルマーク、お前は明日ここを発て」
アルマーク
「え・・・父さんと一緒に戦う」
レイズ
「ばか野郎!てめえがいたんじゃ足手まといなんだよ」
アルマーク
「もっと強くなる」

これからレイズたちは北方でも5本の指に入る激戦地に向かう予定です。

胸を貫かれたアルマークではこの戦場を生き残ることはできません。

レイズ
「アルマークお前は偉くなれ、いいか、傭兵なんて一番割に合わない商売だ、傭兵から騎士になったやつなんて沢山いるような話はあるが実際のところ何人もいやしねえ」

傭兵はこき使われて利用価値が無くなれば捨てられるのが落ちです。

捨てられないためには剣技以外の技術や知識を習得しなければいけません。

レイズ
「なにをどうするのか、どうすべきなのか、俺に頼らずに自分で考えてみるんだ、勉強を積んで賢くなって偉くなって何人もの人間を動かすようになれ」
アルマーク
「わかったよ、父さん」

出発する前にアルマークは団員たちに挨拶することにします。

団員や仲間たちはアルマークの肩を叩いて旅の無事を祈ってくれました。

レイズ
「荷物はそれだけか」
アルマーク
「うん、多すぎるくらいだよ」
レイズ
「お前はもう一人前の戦士だ、心配はしてねえよ!ただ世の中には万が一ってこともある、シェティナの形見だ、なにがあってもこいつがお前を守ってくれる」

レイズが母親の形見を渡してくれます。

形見の首輪をアルマークは強く握りしめました。

アルマーク
「ありがとう、行ってくるよ、父さんもどうか元気で」
レイズ
「ああ、元気でな」
アルマーク
「さよなら、父さん」

一人前の戦士になったアルマークの冒険が幕を開けたのです。

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『アルマーク』を読んだ感想

レイズの想像とは違ってアルマークは強い戦士に成長しましたね。

剣技は教えてもらえませんでしたが自分なりの鍛錬で強くなったことにも驚かされました。

才能あふれる少年が魔術師へと成長していく『アルマーク』

ファンタジーとアクションが融合した物語になっています。

戦乱の絶えない世界で様々な人間ドラマも描かれていますよ。

 

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