ガチアクタのネタバレ(漫画)！第2話と第3話の見所は？

今回は「裏那圭」先生の『ガチアクタ』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

『ガチアクタ』はこんな漫画(あらすじ)

差別を受けながらゴミを拾って生活していたルドは、育ての親を殺害した身に覚えの罪を着せられてしまいます。

ルドが暮らすスラムでは重い罪を犯した者は、地獄と呼ばれる奈落へ落とされる決まりになっていました。

殺人の罪を着せられたルドも奈落へ突き落とされてしまいます。

奈落は想像していた以上の地獄でした。

しかしルドは自分を育ててくれたレグトを殺した犯人を見つけるまで死ぬ訳にはいきません。

果たしてルドは汚れた世界をぶっ飛ばすことができるのでしょうか！？

物に魂が宿る不思議な世界の冒険譚を描いていく『ガチアクタ』

今回は大迫力アクション漫画の第2話と第3話についてネタバレを含みながら面白さをご紹介していきます。

奈落でルドを待ち受ける壮絶な運命に驚いてみてください。

『ガチアクタ』の魅力紹介（ネタバレ含む）

第2話

ルドにはずっと不思議に思っていたことがありました。

それは族民たちが異常に汚れや犯罪者のことを気にするのに、奈落に落ちるとどうなるのか誰も考えようとしないことです。

レグトを殺した罪を着せられたルドが奈落へ落とされました。

「なんだよこいつらは！ゴミ・・・の塊・・・！？なんでこんなモンが・・・」

奈落に落とされたルドがゴミの化け物に襲われています。

化け物の攻撃を必死に避けているのですが吹き飛ばされてしまいました。

地面についた手が落ちている頭蓋骨に触れます。

「くそが・・・、くそったれが！あいつらよくもこんなところに落としやがったなァ！」

立ち上がろうとするのですがゴミの山から転落してしまいました。

衝撃で動けないのですがゴミの化け物は襲ってきません。

「ヤベぇ・・・こんなところい続けたら・・・それにここの空気・・・これ以上吸い続けたら肺がイカレそうだ」

汚れた空気のせいで肺が痛くなってきました。

早く安全な場所に逃げたいのですが、周囲を見回しても安全な場所など見当たりません。

呼吸が苦しくなってきたルドが吐血するとゴミの化け物が再び動き始めます。

このまま何もできないまま終わるのかと諦めかけたルドは、亡くなったレグトの顔を思い出しました。

「ちがう、だめだ、そうだ・・・オレにはまだやらなきゃいけないことがあるんだった、レグトを殺した奴、オレを犯人と決めつけた奴ら、オレを見下した奴らをぶっとばす、それまで死ぬのはおあずけだ」

ゴミの中からパイプを掴んだルドが立ち上がります。

そしてゴミの化け物に反撃を開始しました。

遠くからその様子を謎の人物が見つめています。

「んー？あいつまさか・・・」

その間にルドと化け物の戦闘が激化していました。

激しく砂ぼこりが舞う中、ルドが化け物に襲いかかります。

「この世界もお前らも！いい加減くっせんだよ！くそが！レグトの屁よりくせぇ！」

しかし化け物の反撃で吹き飛ばされてしまいました。

それでもゴミの中から武器になる物を拾って化け物を粉砕します。

ですが崩れ落ちてきた化け物の体を避けられません。

「な・・・なんだ・・・こいつ・・・」

マスクを付けた謎の人物が傘でルドの体を守ってくれました。

そしてルドの体を掴み上げると背中を蹴って血を吐かせます。

謎の人物は訳が分からない状態のルドにマスクを付けさせました。

マスクのおかげで呼吸が出来るようになります。

「お、お前ここの人間だよな、ここは何なんだ・・・あの化け物は一体何なんだよ！？」

「ちょっとだまれ」

口にチャックをしろと指示してきました。

しかしルドは黙っていられません。

「この世界は何なんだよ！上から落ちてきて何もわかんねんだ、この奈落・・・地下は何なんだよ！」

「地下じゃねぇよ、てかでけぇ声出すな、だまれガキ」

「何も聞こえねぇ！もっとハッキリ話せよ！」

「だからぁぁここは地下じゃねぇ、地っ上！ここのゴミはお前ら天界人が落とした物！そんでさっきからだまれって言ってんだろが！おかげであいつらに気付かれたわ！」

ぼそぼそと喋っていたマスクの男が頭上を指差します。

頭上ではゴミの化け物が復活していました。

「オレがさっき倒したハズじゃ・・・」

「あいつらは斑獣！見た目通りゴミの化け物！だからフツーの武器で何回倒してもムダなわけぇ！しかもあいつらは人間が出す音に反応すんのねぇ！だから小さい声で話してたのにお前が大声出すからぁ！」

この地区の斑獣は特殊なのであまり派手に動きたくなかったそうです。

それなのにルドが大声を出したので斑獣に気付かれてしまいました。

「傘が・・・」

「ふう、大声出したらスッキリしたわー、てことでお掃除すっかー」

傘が武器に変化してゴミの化け物を次々と駆逐していきます。

ルドが倒した時とは違って傘で駆逐された化け物は復活しません。

「すげ・・・あの数を一掃しやがった、奈落特有の技術科？あいつが特別なのか・・・？オレにもあんな力があれば上の連中を・・・」

「よし、まだ生きてんな」

「お前何者だ・・・」

「オレはエンジン、しがない掃除屋だ・・・っておえっ、くっせぇあ！思わずマスク外しちまっただろうが、何さすんだ、てめぇ」

エンジンとの出会いがルドの運命を変えていくことになるのです。

地下だと思っていた奈落が地上だった事実に衝撃を受けました。

ルドが天界に戻れる手段があるのかも気になりますね。

物を巡って交錯する人間ドラマを描写した『ガチアクタ』

まだまだ奈落の真実は明かされていません。

エンジンはルドに地上の実態を伝えてくれるのでしょうか！？

第3話

ルドが幼かった頃の夢を見ています。

「・・・どうした、その格好は」

「こかされた、物は生きてるって言ったら笑われてどつかれた、レグトまえはなしてた、長い時間物を大事に扱えばそこに魂が宿るって・・・オレはしんじてた」

「魂が宿る・・・それをお前は生きてると解釈したわけか、それはあくまで言い伝えだからな、物は大事にしろっていう心構えみたいなもんだったんだろう、でもオレは信じてるぞ」

持っているペンにも魂があるかもしれません。

タオルにも魂があるのでルドをキレイにしてくれるとレグトは信じています。

「このグローブにも・・・」

「ルドが大事に使ってやればきっといつか魂が宿るさ」

大事に使うと誓ったルドが目を覚ましました。

目覚めると両腕を鎖で拘束された状態で引きずられています。

「・・・ん？なっ、なんだよコレ・・・」

「よお起きたか」

「お前っ・・・さっきのクソ野郎！」

「エンジンだ、それが命の恩人への態度か、クソガキ」

体を引きずられているので恩人の行動とは思えません。

しかしエンジンはルドを丁重に運んでいるつもりでした。

「外しやがれクソ野郎！オレは今すぐ上に戻らなきゃいけねんだよ！」

「残念だがそりゃ無理だな、上・・・ここでは天界と呼んでるがどうやって上空まで行くつもりだ？」

天界は常に移動していることもあり今は行くことができないそうです。

それでもレグトを殺した犯人を見つけたいのでルドも黙ってはいられません。

「ざけんな、オレは戻る、何言われようが絶対に！それにお前今は無理って言ったな、お前何か知ってんだろ、上に・・・天界に行く方法を！この世界のこと、さっきの化け物のこと、お前の力のこと！全部だ！全部教えろ」

ルドはこの世界の全てを取り込んで天界のクソ共にぶつける気です。

そのためエンジンが応えるまで黙るつもりはありません。

「キャンキャンキャンキャンいい加減うっせぇぞクソガキ、そんなに言うなら教育してやる、下界がどんなところかを」

再びエンジンがルドを引きずっていきます。

そのまま目的地までルドを連れて行きました。

「ハァハァなんだ・・・」

「んじゃ、あとは頼んだぞ」

「オイ待てよ、まだ何も聞いてねぇぞ・・・！オイ！オイ！！なんっなんだアイツ・・・！」

事情を説明しないままエンジンが去っていきます。

混乱しているルドの前に複数の人間が現れ、エンジンよりも頑丈に体を拘束されました。

この世界では天界人の高く売れるそうです。

ましてや生者の体を売れば一生遊んで暮らせるほどのお金が入るので、下界の人間は大喜びしていました。

下界の人間はゴミを垂れ流す天界人を憎んでいます。

降ってきたゴミは溜まりに溜まって毒の大気を作り、化け物までも生み出しました。

化け物に殺された人間、降ってきたゴミに潰された人間、土地が汚染され住むところを失った人間が下界には数えきれないほど存在しています。

ルドを売り飛ばしたい下界人は空腹で死なれると困るのでゴミを食わせました。

激怒したルドはゴミだけでなく下界人の指も食いちぎります。

「どいつもこいつも・・・天界だの下界だの、ゴミだの族民だの、上だの下だのぉ！お前らの都合で勝手に分別してんじゃねェェ！こっちが黙りゃ好き放題しやがって・・・」

拘束している鎖を力ずくで外しました。

そして下界人に対して反撃を開始します。

「すげぇエネルギー量、やっぱオレの目に狂いは無かったな」

ここでルドはレグトの言葉を思い出しました。

大事に使ってきたグローブで持ち上げた鎖が変化します。

「物に命を与え力を引き出す能力者、ギバー」

鎖はルドの思い通りに動いて下界人を吹き飛ばしました。

しかし下界人もギバーは自分の武器がなければ能力を使えないことを知っています。

下界人が鎖を狙ってきたのでルドは手を離してしまいました。

仕方なくタイヤを持ち上げると形状が変化していきます。

「オイまじか！使える武器一つじゃねぇのかよ！？」

次々と下界人を倒していき残りは1人になりました。

止めを刺そうとしたのですがエンジンに止められます。

「エン・・・ジンとかいう・・・オレ何を・・・」

「あんだけの力・・・やっぱ体が保たんか」

「なんだ今の・・・レグトの言葉を思い出した途端、このグローブ・・・」

確かにレグトは大事に使えばグローブに魂が宿ると言っていました。

不思議な能力がようやく覚醒したのです。

「悪かったな、お前に力が本当にあるのか見極めさせてもらったんだ、教えてやるよ、この世界のこと、その力のこと、その代わり掃除屋に入れ、お前は掃除屋に必要な人材だ」

「・・・い・・・いやだ・・・」

エンジンが語るこの世界の真相とは・・・！？

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2024.06.23

『ガチアクタ』はこんな人にオススメ

アクション漫画を読んでハラハラドキドキしたい人にオススメの作品です。

人殺しの子供として差別されてきたルドの成り上がりを描いていきますよ。

物を大切にする主人公が大暴れしていく『ガチアクタ』

天界人にルドが鉄槌を下せるのかが見所になっています。

エンジンのような個性的なキャラクターも続々登場しますよ。

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