『少年を飼う』のネタバレ(漫画)!感想とあらすじも!

今回は「青井ぬゐ」先生の『青井ぬゐ』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

『少年を飼う』はこんな漫画(あらすじ)

バリバリのキャリアウーマンで完璧に仕事をこなす森川藍は会社で鉄の女と呼ばれています。

残業や深夜帰宅を受け入れているうちに昇給することはできましたが、同年代の男性社員からは女だからもてはやされているとやっかまれるようになっていました。

それでも弱みを見せないため婚期を逃してしまいます。

甘えることに得を感じない藍は30歳の誕生日にとびきり美しい16歳の少年を拾いました。

迷子の猫みたいな凪沙が姉の連れ子だと知った藍は彼のことを見放すことができません。

彼と暮らしていくうち猫のようにマイペースな凪沙の存在が藍の日常を少しずつ変えていくことになるのです。

OLと男子高校生の同棲生活を描いていく『少年を飼う』!

今回は感動的なヒューマンドラマの魅力についてネタバレを含みながらご紹介していきます。

藍と凪沙がゆっくりと絆を深めていく姿から大きな感動を味わうことができますよ。

 

『少年を飼う』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

まだ肌寒い3月の夜に森川藍はとびきり綺麗な一人ぼっちの猫を拾いました。

この日は藍にとって30歳を迎えた月が綺麗な夜だったのです。

森川藍
「おーい、風邪ひくぞー」

自宅マンションのドアの前に座っている少年に声をかけましたが反応はありません。

お酒を飲み過ぎて酔っ払っていたこともあり、少年を自宅へ連れて帰ってしまいます。

そのまま寝てしまった藍が寒さと頭痛で目を覚ましました。

寝ていたベッドの隣から寝息が聞こえてきたので布団をめくります。

森川藍
「だ・・・だれ、私昨日誕生日で・・・ひとり飲みして・・・だめだ、全ッ然覚えてない、未成年?え、これって淫行!?犯罪!?どうしよう警察に、いやまだそうと決まったわけじゃ」

記憶がないので混乱していると少年も目を覚ましました。

動揺する藍とは対照的に少年は冷静な様子です。

凪沙
「・・・あ、あんた・・・」
森川藍
「あっ、あのっ私・・・仕事!仕事に行かなきゃいけないから、その・・・戻るまでいい子で待ってて!それから話し合いましょう!」

状況を整理したいのですが今はまだ冷静に判断することができません。

そのため藍は逃げるように会社へ向かってしまいました。

会社で仕事をしていても少年のことが頭から離れません。

森川藍
「あんな若い子部屋に連れ込むなんてどんだけ酔ってたのよ、私・・・」

自暴自棄に陥っているとコピー機を紙詰まりさせてしまいます。

紙詰まりを指摘した後輩は藍がこんなミスをするのは珍しいと言ってきました。

藍は成績が常に上位で納期の鬼と呼ばれるバリバリのキャリアウーマンです。

完璧な仕事ぶりは上司をも唸らすことがあるほどで、クールビューティーな藍は全ての後輩女子が憧れている存在となっていました。

しかし本人は令和の鉄の女という異名が気に入りません。

そんな藍が自分のデスクに戻ると同僚から別の人が担当している案件を今日中に終わらせてほしいと頼まれます。

この同僚は先に昇給した藍のことをやっかんでいました。

森川藍
「わかった、今日中に終わらせるわ」

意地になって案件を終わらせます。

しかしまだ自分のタスクが片付いていません。

早く帰って武装解除したいのですが、化粧を直してから残業することにしました。

トイレから出ると同僚が藍のことを女だから少し仕事ができるだけでもてはやされていると陰口を叩いています。

森川藍
「ぶっちゃけ同い歳くらいの男が一番面倒なのよね、若手の頃はそうでもなかったけど私の年収が上がってからは特に・・・やっかまれるのも女のくせにももう慣れたけど」

回り道してデスクに戻ろうとしたら、甘えられない女は可愛くないと言われました。

鉄の女としてデキる女をアピールしているのも痛いとバカにされ、絶対結婚したくないタイプだと侮辱されます。

確かに今までの彼氏にも弱みを見せないから息が詰まると言われたことがありました。

藍はこれまで周囲の友達が結婚や出産を経験しながらステップアップしていく中、職場で反復横跳びするようにバリバリ働いてきて、稼いだお金で自立しながら生きてきたのです。

森川藍
「鉄の女上等、どうせ慰めてくれる人もいないのに甘えたって得すること何もないじゃない」

甘えて生きることに価値を見出せません。

この日もバリバリ働いた藍が帰宅します。

森川藍
「あ、今朝のことすっかり忘れてた!まだ靴があるってことは・・・」

少年を連れ込んでしまったことをすっかり忘れていました。

音を立てないようリビングへ向かうと、少年がソファーで寝ています。

まるで自分の家のように寝ている少年はお人形のような綺麗な顔をしていました。

凪沙
「森川・・・藍」
森川藍
「えっ、な、なんで私の名前・・・」
凪沙
「あんたの姉さんにここに来るように言われた」

どのような理由で少年は藍の家へやって来ることになったのでしょうか・・・!?

 

 

一生懸命に働いて成果を上げているのに、女性だからという理由で侮辱する男性は許せませんね。

他人をやっかむ前に自分が頑張っているかを振り返った方がいい気がしました。

凪沙との出会いで藍の孤独な日常が少しずつ変化していく『少年を飼う』!

こんな癒しもあるんだと気付かされる素敵な物語です。

鉄の女が見せる意外な表情にご注目ください。

後編

事情が分からないので藍はすぐ姉に電話をかけます。

姉
「もしもーし、あら藍ちゃん?ひさしぶりー」
森川藍
「お姉ちゃん今どこ!?」
姉
「空港よー、あ、凪沙くんそっちにいる?」
森川藍
「・・・いるわよ、ていうかなんでここの住所知って・・・」

姉にはマンションを買ったことは言っていません。

住所も教えていなかったのですが母親から教えてもらったそうです。

姉
「あのねーその子私の息子なんだけど、あっ、産んでないわよー、和仁さんの連れ子なの、言ったら反対されると思ってー、ママにも内緒にしてるの」

和仁は姉の再々婚相手で海外転勤が2週間前に決まりました。

ただ凪沙はまだ高校生なので卒業するまで日本で暮らすことにしたそうです。

森川藍
「だからってなんで私の所に」
姉
「だってその子ーちっとも私になつかないんだもん」
森川藍
「な・・・何それ!?いいかげんにしてよ!預かるにしても段取りってものが、それにそんな勝手な理由で親元から離すなんて」
姉
「やだもう、ガミガミ怒鳴らないで!藍ちゃんほんと真面目で可愛くなーい、あっ、そろそろ飛行機が出発するから、じゃ後はよろしくねー」

藍が宇宙人だと思っている姉は強引に電話を切ってしまいました。

姉に苛立ちながら無関係の未成年を拾ったわけではなかったのでとりあえず安心します。

気持ちを落ち着かせるためコーヒーを淹れてから凪沙と話すことにしました。

凪沙は高校1年生で今は春休みなのだそうです。

森川藍
「・・・お父さんはこのことを何て?」
凪沙
「さぁ、親父は全部人任せだから」

藍には父親が何を考えているのか理解できません。

それでも自分には凪沙を預かる義理がないと思ってしまいます。

すると凪沙も自分が藍にとって邪魔な存在だからすぐに出ていくと言ってきました。

森川藍
「そんなことないわよ・・・義理でも姉の子なら親戚みたいなものだし、部屋もいちおう余ってるし」

そもそもの原因は自分に懐かないという理由だけで凪沙を放り出した姉にあります。

藍には迷子の猫のような凪沙を放り出すことはできません。

後のことは追々考えることにして凪沙のことをしばらく預かることにしました。

とりあえず学校の荷物は後日マンションに届くことになっていたので、藍は凪沙に必要な服や歯ブラシなどの生活用品を揃えることにします。

買い物を終えた2人はマンションで一緒にご飯を食べることにしました。

家で誰かと一緒に食事するのは藍にとって久しぶりのことです。

その後も帰ったら誰かがいる生活に意外な心地良さを感じ始めました。

少しずつ残業する機会が減って行く中で、納品ミスをしてしまった部下の尻拭いをさせられることになってしまいます。

森川藍
「誠に申し訳ありません、同じことが起きないよう以後気をつけますので・・・」

対応が遅れるほど不利になるので誠心誠意謝罪しました。

しかし取引先から人に甘えず生きてきた藍は謝っても可愛げがないと言われてしまいます。

悔しい思いをした藍は不思議と凪沙の顔が見たくなりました。

急いで帰宅したのですが凪沙の姿がありません。

森川藍
「あー・・・出て行ったんだ、そりゃそうだよね、血の繋がりもない30の女といきなり暮らせだなんて、おまけにこんな可愛げのない・・・」

30歳と16歳が干支を一周以上しているを実感してしまいます。

こんな状況になっても仕事のことを考えてしまいました。

月曜は会議があるので資料を作らなければなりません。

洗濯物も溜まってきています。

鉄の女には休んでいる暇などありません。

森川藍
「熱いお風呂に入っておいしいもの食べて、明日は表参道のパティスリーにザッハトルテ買いに行こう、自分の立て直し方なんてわかってるはずじゃない」

これまでも藍は1人でやってきました。

自分ならこの状況を打開できると思っているうちに眠ってしまいます。

しかし自分の想いとは逆境して涙がこぼれました。

凪沙
「なんで泣いてるの」

出て行ったと思った凪沙が涙を拭いてくれます。

凪沙は出て行ったわけではなく散歩に行っていました。

森川藍
「散歩って・・・勝手にいなくならないでよ!心配するでしょ・・・!」

仕事のストレスを凪沙にぶつけてしまったことをみっともなく思ってしまいます。

八つ当たりしてしまったことを後悔していると、凪沙が藍の涙を猫のように舐めてくれました。

凪沙
「ごめん」

もう何年も人前で泣いてこなかった藍は涙の止め方が分かりません。

会議の準備もありますがそのまま凪沙と寄り添いながらソファーで寝てしまいました。

森川藍
「その日はものすごくひさしぶりに昼間でぐっすり眠ってしまった」

自然とストレスから解放された藍だったのです。

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『少年を飼う』のネタバレ(漫画)!藍と凪沙の距離は縮まるの?

2023.10.28

 

『少年を飼う』を読んだ感想

社会人が抱える悩みを丁寧に表現した物語だと思いました。

出会ったばかりの少年によって変化した藍の日常にもリアリティーを感じますね。

非日常が日常を好転させていく『少年を飼う』!

優しさに満ち溢れたストーリーになっています。

藍と凪沙が紡いでいく物語を読んで癒されてください。

 

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