桜色キスホリックのネタバレ！キリシマソウの描く漫画の魅力は？

今回は「キリシマソウ」先生の『桜色キスホリック』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

『桜色キスホリック』はこんな漫画(あらすじ)

清水桜子は恵まれた体格と柔道の強さで、幼い頃から男子にキングゴリラと呼ばれてきました。

このイメージを払しょくできなかった桜子は、高校を卒業すると逃げる様に上京します。

しかし祖父が亡くなってしまい後継ぎのいなくなった和菓子屋を、片想いしている従兄が継ぐと知り実家に戻ることにしました。

仕事を辞めて実家に戻った桜子だったのですが、和菓子屋の経営は再スタート後からピンチに陥ってしまいます。

そんな桜子の前に猫系イケメン男子が現れたことで、彼女の運命は大きく変わることになるのでした。

恋に奥手なアラサー女子とマイペースなイケメンの恋模様を描いていく『桜色キスホリック』！

今回はドキドキのラブコメ漫画について、ネタバレを含みながら魅力をご紹介していきます。

予測不能なラブロマンスをじっくりとお楽しみください。

『桜色キスホリック』の魅力紹介（ネタバレ含む）

前編

小さい頃から運動が得意だった桜子は得意の柔道で男子を投げ飛ばしてばかりいました。

そのため悔しがる男子からキングゴリラと呼ばれるようになってしまいます。

桜子のことを唯一ゴリラ扱いしなかったのは従兄の大輔だけでした。

「いとこの大ちゃんだけは私をゴリラ扱いしなかったけど私、清水桜子はその後高校を卒業するまでイメージを払拭できず地元から逃げるように上京した」

数年後、上京した桜子は祖父の四十九日のため帰省することにします。

四十九日の法要に参加していると、祖父の営んでいた和菓子屋が後継ぎ不在のため閉店することを知りました。

「おじいちゃんの和菓子屋畳むのか・・・」

桜子が落ち込んでいると、閉店に待ったをかける人物が声を上げます。

「待ってくれ・・・っ、オレに継がせてくれないか」

声を上げたのは桜子が幼い頃から想いを寄せている大輔でした。

大輔は働きながら製菓学校に通っていたため祖父の和菓子屋を継ぎたいと申し出たのです。

しかし祖父の和菓子屋は繁盛していた訳ではないので、親戚一同から反対されてしまいました。

この状況を見ていた桜子は好きな人のために何ができるか考え始めています。

そして彼女はある決断を下しました。

「お父さん、私も手伝う」

大輔のために仕事を辞めて和菓子屋を手伝うと言い出したのです。

「ほんとか！？ありがとう桜子っ」

こうして桜子は片想いをしている大輔と一緒に暮らしながら和菓子屋を手伝うことになりました。

大輔と一緒に居られることに幸福を感じる桜子。

「お母さん、実は大ちゃんと超イイ感じなのって早く言いたいなぁ、でも一緒に暮らしてるしもう秒読みかもー、だって嫌いな相手とは一緒に暮らさなくない！？」

幸せの絶頂に居る桜子だったのですが、大輔の母親が倒れたことで状況は激変してしまいます。

「悪い桜子、それじゃ留守番よろしくな、もし無理そうなら店閉めてていいから」

「もー大丈夫だよ大ちゃん、私にまかせて」

「お前のこと心配なんだよ・・・何かあったらオレ・・・」

桜子はこの瞬間、告白が成功すると直感しました。

「私、大ちゃんのこと好き・・・」

「ごめんオレ・・・桜子のこと、妹みたいにしか見てなかったわ・・・」

直感は大きく外れてしまい、桜子の初恋は実を結ぶことはなかったのです。

気まずい雰囲気の中、実家に戻る大輔を見送った桜子は告白したことを後悔していました。

「私お菓子作れないしお店閉めちゃおうかなぁ・・・待って！じゃあ私無職！？お金は！？これからどうしようかなぁ・・・」

悩みながら和菓子屋へ戻ると、店の前に男性が倒れています。

果たしてこの男性は何者なのでしょうか！？

後先考えずに行動するところが桜子の魅力かもしれませんね。

序盤は彼女にとって不幸な展開が連続してしまいました。

しかしここから物語は大きく前進していくことになります。

少し不器用なヒロインの純愛を表現していく『桜色キスホリック』！

可愛いヒロインを中心にした三角関係が見所となっています。

それでは引き続きドキドキする恋模様をじっくりとご覧ください。

後編

店の前に倒れている男性を見つけた桜子は、綺麗な顔をしていると思いながら声をかけることにします。

「ってなんでウチの前に！？まさか行き倒れとか・・・こんな昼間から酔っ払い・・・」

身体をゆすると男性が目を覚ましました。

「いい匂い・・・食べていい？」

目覚めた男性は急に桜子を抱きしめます。

「やめんかーっ！しまったつい本気でっ、わー、ノビてる！ごめんなさーい、もしもーし」

とっさに柔道の投げ技をお見舞いしてしまいました。

再び意識を失ってしまった男性を桜子は仕方なく店の中へ運ぶことにします。

男性が再び目を覚ますと桜子は投げ飛ばしたことを謝罪しました。

「へーき、俺丈夫だから、それに・・・体拭いてくれたでしょ、世話焼いてくれてありがと」

男性の綺麗な笑顔に桜子は思わずドキッとしてしまいます。

「そうだ、よかったら食べていって、お店の材料の残りで悪いけど」

桜子はおはぎを出してあげたのですが、男性はおはぎを見たことがありませんでした。

「ありがと、いただきます、おいしい」

「よかったぁ、ずっと練習してたんだ」

「この味好きかも」

男性があんこを口に付けてしまったため、桜子は無意識に手で取ってしまいます。

「まだあるからもっとたべていいよ・・・ごめんね、つい・・・」

「俺もそれやってみたい」

ここから男性がネットの動画を見ながら和菓子を作り始めました。

不器用な桜子とは違い、男性は器用に和菓子を完成させていきます。

桜子はその姿を見ながら名案を思い付きました。

「ウチ今お菓子職人がいなくて困ってるの、よかったらここで働きませんかっ」

「俺、住所不定だけど」

「それならウチの空き部屋でよかったら使って」

「いいの？俺を信用しちゃって」

腕力と柔道に自信がある桜子は何も心配していません。

そのため男性に再び協力をお願いします。

「あなたの力が必要なのっ」

「カイって呼んで」

「私、桜子、よろしくね、ほんとよかったぁ・・・私一人でどうしようって思ってたから・・・」

安心した桜子は自然に涙をこぼしていました。

ここで桜子はこの和菓子屋を手伝うことになった経緯を説明していきます。

和菓子を作りたかった訳ではなく、好きな人のそばに居たかったことを語る桜子。

自分の気持ちを話しているうちに涙が止まらなくなってしまいました。

するとカイが突然キスをしてきます。

「ほら、涙止まった、驚くと止まるんでしょ、涙」

「そ、それはしゃっくりー！」

「止まったんだからよかったじゃん」

動揺を隠したまま桜子は自分の部屋へ戻ることにしました。

「わ、私のファーストキスー！？そんな大事にするものでもないんだから今更・・・好きな人とキスしたいなんてもう叶わないんだから」

こうして失恋直後にファーストキスを奪われてしまった桜子。

さらにここからカイが急接近していくことになるのでした。

『桜色キスホリック』を読んだ感想

揺れる女心をリアルに描いているため読み応えがありました。

失恋の直後にイケメンと出会いキスまでされる展開がとてもドラマチックですね。

ストレートに感情を表現するヒロインと、何を考えているか分からないイケメンの関係性が面白い『桜色キスホリック』！

恋愛漫画が好きな人ならすぐ夢中になれるストーリーになっています。

自分の初恋を思い出しながら物語の世界観を堪能してください。

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