今回は「広江礼威」先生の『BLACK LAGOON』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。
『BLACK LAGOON』はこんな漫画(あらすじ)
海賊船のブラック・ラグーンは無法地帯と化した犯罪都市のロアナプラに拠点を構えています。
日本の商社マンである岡島緑郎は、お金のためならどんなことでもやってのけるブラック・ラグーンに拉致されてしまいました。
彼は船上で会社に見捨てられたことを知ると、乗組員のダッチやレヴィと意気投合していくようになります。
2人との距離を縮めていくうちに緑郎は全てを捨ててロアナプラで生きていくことを決断しました。
ここから始まる彼らの命を賭けた戦いの日々を描いた『BLACK LAGOON』！
今回はハードボイルドなアクション漫画の魅力について、ネタバレを含みながらご紹介していきます。
キュートなレヴィの姿に見惚れながら作品の世界観を満喫してみてください。
『BLACK LAGOON』の魅力紹介（ネタバレ含む）
前編
理由も分からずブラック・ラグーンに拉致された緑郎を、乗組員のダッチが思い切りぶん殴りました。
鼻血を出している緑郎に対して、ダッチだけでなくもう1人の女性も銃口を向けています。
しかしこれ以上の情報は必要なかったため、ダッチが緑郎を撃つことはありませんでした。
すると拉致行為を行ったブラック・ラグーンを捕まえようと、フィリピン海軍の哨戒艇が近づいてきます。
哨戒艇の出現によって緑郎は助かったと思い込むのですが、彼の身の安全は全く保障されていませんでした。
信じられない表情を浮かべる緑郎に銃口を向けたまま、レヴィが操縦士に船の発進を命じます。
発進した船内でダッチが依頼主に拉致の成功を伝えていた頃、緑郎が勤める日本の旭日重工の社内では緊急会議が開かれていました。
その理由はブラック・ラグーンに緑郎の拉致を依頼したマフィアが、旭日重工に脅迫を仕掛けてきたためだったのです。
マフィアの狙いは緑郎から強奪したディスクを引き渡す代わりに、旭日重工の取引先が抱えている東南アジアへの非合法なルートを奪い取ることでした。
しかし一度マフィアの要求を受け入れると、さらに強請られ続けることが目に見えていました。
そのため旭日重工はまだ依頼主にディスクが届いていないうちに、ブラック・ラグーンを襲撃することしてディスクを奪還することを決定したのです。
一方その頃、会社の決定を知る由もない緑郎は、ブラック・ラグーンの船内で己の身を案じていました。
暗い表情を浮かべる緑郎のそばでは、ダッチとレヴィが揉め始めています。
ダッチにとってはディスクを強奪できれば、緑郎を拉致する意味はありませんでした。
ですが依頼主からの安い賃金に不満を持っているレヴィは、緑郎を拉致することで身代金を略取しようとしていたのです。
そんなレヴィに対してダッチだけでなく他の船員も交渉の時間はないと思っていました。
すると責められたレヴィが暴れ出してしまいます。
船内で拳銃を発砲し出したレヴィの様子を見た緑郎が怯えていると、ダッチが彼女を落ち着かせてくれました。
何とか命の危機を脱した緑郎にダッチがタバコを勧めてきます。
ディスクの中身を知ることは、運び屋にとって重要ではありませんでした。
ここからは依頼人にディスクを受け渡すことが先決となるため、緑郎の命運は二の次となってしまいます。
果たして緑郎が無事に解放されることはあるのでしょうか！？
銃弾が飛び交うスリリングなアクション漫画になっていますね。
そんな中で気分のまま暴れまくるレヴィの可愛らしい姿が印象的でした。
ここからさらにアクションシーンが激しくなっていく『BLACK LAGOON』！
拉致された緑郎が壮絶な環境に身を置く中、彼の心境に変化が現れ始めます。
彼の心情とレヴィの自由な行動に注目しながら続きをご覧ください。
後編
ブラック・ラグーンの船内で緑郎が己の身を案じている中、日本の旭日重工ではある決断が下されていました。
実はディスクを強奪された報告が伝えられた時、旭日重工の幹部には社員が拉致されたことは知らされていなかったのです。
拉致を知らなかった幹部たちはディスクの奪還だけを目的に、傭兵たちをブラック・ラグーンに向かわせることを決定していました。
状況が逼迫しているため、この決断はもう覆すことはできません。
そのため旭日重工の幹部たちは緑郎が拉致されたことを認識しながら、傭兵の派遣を中止することを選択しなかったのです。
旭日重工の依頼を受けた傭兵たちは、ブラック・ラグーンの乗員の殲滅を命じられていました。
一方その頃、別の危険が迫っていることを知らない緑郎は、立ち寄った酒場でダッチとレヴィと一緒にお酒を飲んでいます。
最初は楽しく飲んでいたのですが、男勝りなレヴィが緑郎に酒の勝負を挑んできました。
レヴィは緑郎のことを甘く見ているのですが、ここで緑郎が一気にラム酒を飲み干していきます。
こうして2人は酒の強さを競い始めてしまいました。
しかしそんな彼らの身にはすぐそこまで危険が迫っていたのです。
2人がラム酒を飲み始めていると、旭日重工が雇った傭兵たちが店の中に乱入してきました。
彼らが投げ込んだ手榴弾で店内は一瞬にして大混乱となっていきます。
緑郎が再び命の危機を感じてしまう中、大声を出す彼とは対照的にレヴィは冷静な表情を浮かべていました。
楽しそうな顔をしながら傭兵たちにレヴィが発砲していきます。
彼女の銃弾が次々と傭兵たちを捉えていく中、ダッチがこの場を立ち去ることを決断しました。
ダッチの決断によって傭兵たちの襲撃から逃れたレヴィたちは、すぐにブラック・ラグーンへ乗り込み依頼主の元に向かいます。
その中でダッチたちが旭日重工の幹部と、緑郎の処遇について交渉を始めました。
これで助かったと思う緑郎だったのですが、旭日重工の幹部が下した決断は彼を見捨てるという内容だったのです。
会社の決定により絶体絶命の危機に瀕した緑郎。
次の瞬間、傭兵たちを乗せたヘリコプターがブラック・ラグーンを襲撃し始めました。
圧倒的な戦力に対してブラック・ラグーンが大ピンチになる中、覚悟を決めた緑郎が名案を思い付きます。
緑郎の作戦は座礁した貨物船を打ち上げ台にして、ブラック・ラグーンをヘリにぶつけるというものでした。
彼の意表を突いた作戦は功を制し、見事にヘリを制圧することができたのです。
こうして彼らと死線をくぐり抜けた緑郎は、見捨てられた会社に戻ろうとはせずブラック・ラグーンの乗組員になることを決断しました。
果たして普通の商社マンから海賊になった緑郎は、ここからどのような人生を送っていくのでしょうか！？
壮絶すぎる彼の生き様は実際に漫画を読んでお確かめください。
『BLACK LAGOON』を読んだ感想
壮絶なバトルシーンが迫力満点で、ドキドキしながら作品を楽しむことができました。
スリリングなシーンが繰り広げられる中、レヴィのキュートな姿が魅力的ですね。
彼女を含めた登場人物が個性豊かな『BLACK LAGOON』！
読んでいくうちに手の汗が止まらなくなる大迫力の物語になっています。
漫画でしか味わえない息する間もないスリルを、是非この機会に味わってみてください。
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