思い出のとき修理しますのネタバレ(漫画)!最新刊の発売日は?

今回は「漫画 山口いづみ 原作 谷瑞恵」先生の『思い出のとき修理します』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

『思い出のとき修理します』はこんな漫画

二十八歳で元美容師の仁科明里は、彼氏と別れたことにより大きな挫折感を味わってしまいます。

環境を変えるため、幼少時代に少しだけ暮らしたことのあるヘアーサロンに引っ越してきた明里。

そこでは斜め向かいで時計屋を経営する同い年の飯田秀司や、少し口の悪い大学生の太一と知り合いになっていきました。

すると明里の周りで不思議な出来事が起こり始めます。

少し寂れた商店街で巻き起こる人情味あふれたドラマを描く『思い出のとき修理します』

今回はこの漫画の魅力をネタバレを含みながらご紹介していきます。

感動のヒューマンドラマを読んで心を癒されてみてください。

 

『思い出のとき修理します』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

二十年前に母の都合で明里は夏休みの期間、祖母が経営するヘアーサロンに預けられました。

彼氏と別れ少しだけ人生に疲れを感じた明里は、久しぶりにこのヘアーサロンを訪れます。

明里
「私はあの温かい記憶にもう一度触れたかったのか、過去をたどり直したかったのかはわからないけどここへ戻ってきた」

サロンの中で懐かしさを感じていると、奥から物音が聞こえてきました。

泥棒だと思い明里は悲鳴を上げてしまいます。

しかし物音を出した原因が黒猫だと分かりホッとする明里。

するとそこに男性がやって来ました。

秀司
「あの大丈夫ですか?悲鳴とすごい音が聞こえたんだけど」
明里
「あ・・・はい、大丈夫です、ちょっと猫に驚いただけで」
秀司
「猫?ああ奥の小窓が開いてる、あそこから入ってきたんだね、中にいたのは猫だけ?」
明里
「たぶん・・・」

何事もなかったため安心した様子の男性。

ここでようやく自己紹介をすることにします。

秀司
「改めてはじめまして、仁科明里さん、だよね?僕は飯田秀司、同い年の二十八です」
明里
「えっ同い年・・・!」

彼の見た目から明里は年下だと思っていました。

家主から明里のことを聞いていた秀司。

秀司
「ここに住んでた由井さんのお孫さんなんだよね?引っ越していって五年くらい?持病で息子さんと同居することになったって聞いたよ、お元気なのかな」
明里
「あの私、孫といってもずっと疎遠なんで・・・ここは離婚で離れた父方の祖父母だから、訪ねることもなくなってたし」

懐かしさからここに戻って来た明里。

そんな彼女の安全を確認した秀司は、自分が斜め迎えの時計屋の主人であることを伝えると店に帰っていきました。

翌日、食料を準備していなかった明里が商店街を歩いていると、金髪の青年が声をかけてきます。

太一
「あんたか、新入りの床屋、さっさと参拝すませろよ」
明里
「・・・参拝?」
太一
「奥にある神社だよ、新入りは賽銭はずまないとばちが当たるぞ」

急に話しかけられ戸惑う明里。

するとそこに秀司がやって来ました。

秀司
「太一!また賽銭を盗むつもりだろう」
明里
「あ、おはようございます!昨日はお世話になりました」

しかし髪型が違ってるため、秀司は明里だということに気がついていません。

昨日のことを話すとようやく明里だということを分かってくれました。

三人が挨拶をしていると明里のお腹の音がなってしまいます。

秀司
「もしかして朝食まだ?だったらうちへおいでよ」

こうして三人は秀司のお店で朝食をいただくことになりました。

そこで太一が近所の大学生だと知った明里。

すると神社で拾った不思議な箱を太一が秀司に見せてきました。

秀司
「オルゴールじゃないか?ほら壊れてるけど底に小さなネジ回しがついてる」
明里
「何か入ってそうだね」
太一
「開けてみようぜ!」

中を開けてみるとそこのは家族写真が入っていました。

ここからこの家族写真を巡って三人は不思議な出来事に巻き込まれていきます。

三人を待ち受ける謎めいたストーリーとは!?

 

 

シャッター商店街となってしまった思い出の場所へ戻って来た明里。

そこで彼女が出会ったのは優しそうな秀司と、少し変わり者の太一でした。

この三人が不思議な出来事に遭遇しながら、人間愛を感じ取っていく『思い出のとき修理します』

誰もが優しい気持ちになれる漫画となっています。

それでは家族写真がいざなう感動のストーリーを引き続きお楽しみください。

後編

オルゴールの中に入っていた家族写真に違和感がある明里。

明里
「何か変だな、どれもちゃんと写真館で撮ってるみたいなのにお父さんが写っていない、その代わりにどの写真にも黒猫が写ってる」

大切な思い出の品かもしれないので、秀司はこのオルゴールと写真に貼り紙をしてお店に置いておくことにしました。

変わり者の太一は何を思ったのか分かりませんが、明里にオルゴールの持ち主を探し出そうと言ってきます。

二人が漠然としながら商店街を歩いていると、昨日の黒猫に出会いました。

すると黒猫をパパと呼ぶ女性が現れます。

明里
「あれ、あなたの猫?」

しかし似ているだけで女性は違うと答えました。

この女性は近所のパン屋さんの店主と結婚を予定しています。

明里はそんな彼女の顔をどこかで見たことがあると思っていました。

明里
「あの女の子・・・写真の子に似てなかった?」
太一
「え?そうかあ?」
明里
「絶対そうだよ!わたしちょっと時計屋さんと確かめてくる・・・!」

秀司と一緒に喫茶店で咲というこの女性と会うことにした明里。

写真を見せてみるとやはり写っていたのは咲でした。

詳しく話を聞いてみると咲のお父さんは、彼女が生まれる前に亡くなっていたのです。

そのため幼かった彼女は飼い猫にパパという名前を付けました。

オルゴールも彼女が作ったもので、愛猫がお気に入りにしていたそうなのです。

もしかしたら高齢になった愛猫が持ち出したのかもしれないと話す咲。

猫は五年前に出て行ってしまったのですが、オルゴールだけでも見つかったことを喜んでくれました。

二人は咲と別れるとこの不思議な話について語り始めます。

明里
「あの黒猫がパパなのかな」
秀司
「でもさすがにそんなに生きられないんじゃ」
明里
「えーとだから猫の姿をしたお父さんの分身で・・・あ、いえ、あり得ないんだけどそうだったらいいなぁと言うか」
秀司
「ああ、猫の姿で咲さんに会いに来たのか」

少しオカルトめいたことを言った明里なのですが、秀司は真面目に話を聞いてくれています。

この日から明里は、あの黒猫がパパなのかどうかを確かめるため探し始めることにしました。

しかしその最中にとんでもない事実が判明することになります。

実は咲という女性の父親は亡くなってはいませんでした。

秘境を巡る写真家をしている父親は、命の危険性がある職業のため責任のある父親という立場を泣く泣く放棄していたのです。

その噂を聞いた秀司は咲の結婚写真をオルゴールの中に入れ、2人にプレゼントしました。

秀司
「あのオルゴール、昨日2人が受け取ったあと神社に寄ってちょっと石垣の上に置いてたらなくなってしまったんだって」

するとこの話を聞いていた明里が、河原に座る老人と黒猫を見つけます。

明里
「あのオルゴールはきっと落とし主の手に戻ったんだよ」

推測でしかないのですが咲の父親は黒猫と共に娘の幸せを見守っている、そう願う明里たちだったのでした。

 

『思い出のとき修理します』最新刊の発売日は?

とても心が温まるエピソードを次々と描いていく『思い出のとき修理します』

ハートフルなストーリーが読者から多くの反響を呼んでいます。

この漫画の最新刊となる第4巻は2017年4月25日に発売されました。

次回作となる第5巻は2018年11月24日頃の発売が予想されています。

新たな感動の物語を心待ちにしましょう。

ちなみに次回作の発売日はあくまでも予想となっていますので、諸事情により変更になった場合はご了承ください。

 

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