今回は「原作 KEI 漫画 マサシ」先生の『チカーノKEI～米国極悪刑務所を生き抜いた日本人～』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。
『チカーノKEI～米国極悪刑務所を生き抜いた日本人～』はこんな漫画(あらすじ)
1980年代、アメリカのランパーク刑務所は凶悪犯を収容していて受刑者たちは常に死と隣り合わせでした。
通称レベル5と呼ばれる凶悪犯の巣窟に1人の日本人が収監されます。
彼の名前はKEIといい日本でヤクザをしていました。
事件を起こしたKEIはホノルルで逮捕され懲役10年の判決を受け、危険度が最高ランクのランパーク刑務所に収監されたのです。
殺人が日常的に起こる刑務所の中で必死に生き抜いた男の姿を描いていく『チカーノKEI～米国極悪刑務所を生き抜いた日本人～』！
今回は実話に基づいたバイオレンスな作品の魅力についてネタバレを含みながらご紹介していきます。
生きることを諦めない日本人の姿からエネルギーを分け与えてもらってください。
『チカーノKEI～米国極悪刑務所を生き抜いた日本人～』の魅力紹介（ネタバレ含む）
前編
アメリカのランパーク刑務所ではグループ同士の派閥争いが行われていました。
収監されたばかりのKEIには派閥争いなど関係ありません。
しかし食事をしていると派閥争いのモメごとに巻き込まれた受刑者が目の前で殺されてしまいます。
目の前に死体が置かれても平然とした態度で食事を済ませました。
知らない土地でくたばってしまう訳にはいかないため、KEIには動揺している暇など微塵もないのです。
若かった頃のKEIは日本でヤクザとして好き放題暴れていました。
しかしハワイで事件を起こしてしまい懲役10年の判決を受けてしまいます。
KEIが収監されることになったランパーク刑務所は、受刑者が2千人を超える場所で危険ランクでレベル5という評価でした。
つまりこの刑務所は誰がどこで死んでもおかしくない危険地帯なのです。
この危険な刑務所に収監されたKEIに2人のアメリカ人が声をかけてきました。
アメリカ人はKEIにタバコを勧めてくれます。
KEIが収監されていた当時は現金で買い物をすることができました。
さらにKEIを驚かせたのは自由時間の多さです。
囚人たちは自由に筋トレやカードゲーム、スポーツなどで暇を潰していました。
ここでアメリカ人2人がKEIにカードゲームを勧めてきます。
KEIは誘いに乗るのですが人気のない場所に連れて行かれると首を絞められました。
反撃しようとするのですが桁違いの力で絞められているため振りほどくことができません。
KEIの首を絞めているのはアマレスで州の代表に登り詰めた男性です。
そのため日本人のKEIは筋力で対抗できませんでした。
しかしこのまま黙っているようなKEIではありません。
両腕で首を絞められている状態でアメリカ人の足を思いきり踏みつけます。
アジア人をナメている態度が許せません。
ここからKEIは自分よりも体格の大きいアメリカ人と格闘することになりました。
しかし筋肉の鎧を纏ったアメリカ人にはKEIの攻撃が通用しません。
日本人相手にKEIは数々の武勇伝を誇ってきました。
そんなKEIの攻撃がアメリカ人には効かないのです。
ここでアメリカ人がKEIの身体を持ち上げました。
投げ飛ばされたKEIは意識を失いそうになってしまいます。
それでもアメリカ人は容赦せずにKEIの顔面を何度も踏みつけてきました。
アメリカ人は攻撃を終えるとKEIの顔面に唾を吐きかけ立ち去ろうとします。
ランパーク刑務所に収監されている間、ナメられたままで終わる訳にはいきません。
勝者が絶対の世界でKEIはやられたままアメリカ人を見過ごすことはできないのです。
ここからKEIの壮絶な仕返しがスタートしました。
血だらけでボロボロのKEIはアメリカ人を圧倒することができるのでしょうか！？
原作者のKEI先生をテレビで見たことがあったのでこの作品を読んでみることにしました。
漫画を読むと原作者が以前に話していた通りアメリカの刑務所に常識が通用しないことを再認識することができますね。
無法地帯に勝負を挑んだ原作者の実話に基づいた『チカーノKEI～米国極悪刑務所を生き抜いた日本人～』！
日本人にとって信じられないほど衝撃的な内容になっています。
身体一つで囚人たちとやり合う主人公のカッコ良さを目の当たりにしてください。
後編
倒れていたKEIがアメリカ人の背中に飛び掛かります。
そして耳を噛みちぎり膝蹴りを喰らわせました。
膝蹴りを喰らったアメリカ人は意識を失ってしまいます。
こうしてKEIは面子を保つことができました。
ナメられたまま極悪刑務所で生きていくことはできません。
しかし数日後、KEIはアメリカ人とやり合ったことを後悔するようになっていました。
後悔している理由はこの刑務所で月に10人ほど死人が出ているためです。
死因はケンカやドラッグのやり過ぎで、KEN自身もいつ殺されてもおかしくない状況でした。
殺されるわけにはいかないのでモメごとを避けようと考えるようになったのです。
そんな中、刑務所内でパートナー探しが始まりました。
ランパーク刑務所に収監された新人は1週間程度、大部屋で生活することになっています。
その後、2人1組で部屋を使うためパートナーを見つけなければいけません。
自らパートナーを探すことで対立するギャング同士が同室になることを防止しているのです。
当時のロムロはチカーノというメキシカンギャングの一員で、ボクシングの腕前で恐れられていました。
しかしパートナーになるまでKEIと関わり合いは持っていません。
そんなロムロとの出会いは最悪なものでした。
ある日、刑務所内で点呼が行われた時のことです。
刑務所内では一日に何度か点呼をとるのですが、16時の点呼は特別なもので頭数が揃うまで終わることはありません。
その理由は16時の点呼がアメリカの刑務所が一斉に行うためでした。
全ての刑務所で頭数が揃うまで終わらないのです。
この特別な点呼が終わるとKEIは食事をすることにしました。
ランパーク刑務所には食堂とは別に自動販売機や電子レンジ、給湯器などが設置されています。
これらの設備を使って簡単な食事を自炊できるようになっていました。
KEIはハンバーガーとジュースを購入してから席に座ることにします。
そこに現れたのがロムロでした。
瞬間的にキレそうなKEIだったのですが、モメごとを避けるという誓いを思い出します。
こんなことで命を危険にさらす訳にはいきません。
立ち去ろうとしたKEIなのですが臆病者とバカにされたため振り返ってしまいます。
ついつい睨んでしまうのですがモメごとを起こす気はありません。
モメないため再び立ち去ろうとすると、ロムロと一緒にいた男性が背中を蹴ってきました。
蹴られたことでキレたKEIは男性に回し蹴りを喰らわせます。
こうしてKEIはロムロと最悪の出会いを果たしました。
さらにロムロと出会ったことでKEIはチカーノとも深く関わっていくことになります。
死が常に隣り合わせの危険な刑務所でどのような運命がKEIを待ち受けているのでしょうか！？
壮絶な運命の中を大和魂一つで駆け抜けるKEIの姿は実際に漫画を読んでお確かめください。
『チカーノKEI～米国極悪刑務所を生き抜いた日本人～』を読んだ感想
刑務所が無法地帯と化している状況はアメリカらしいと言えるかもしれませんね。
こんなにも危険な状態の中を生き抜いた日本人がいたことは今でも信じることができません。
アメリカの刑務所の実情を圧倒的な迫力でお届けする『チカーノKEI～米国極悪刑務所を生き抜いた日本人～』！
フィクションのような作品ですが実体験に基づいた衝撃作品です。
日本ではありえない現実を目に焼き付けてください。
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