塔の管理をしてみようのネタバレ(漫画)!なろう発の人気作です!

今回は「盧恩&雪笠 原作 早秋」先生の『塔の管理をしてみよう』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

『塔の管理をしてみよう』はこんな漫画(あらすじ)

自動車に轢かれて亡くなった考助(こうすけ)の魂が常春の庭という別世界へ飛ばされました。

そこで出会った女神アスラの力によって、孝助はアースガルドという世界に召喚してもらいます。

前世の記憶を持ったままの孝助にアスラはチートな能力を与え、サポート役として2人の最強美女を創造してくれました。

金髪の美女にコウヒ、銀髪の美女にミツキをいう名前を付けるといよいよ冒険が幕を開けます。

召喚された孝助の冒険劇に待ち受けている運命とは・・・!?

大人気小説をコミカライズした『塔の管理をしてみよう』

今回は異世界ファンタジー漫画の魅力についてネタバレを含みながらご紹介していきます。

地球とは異なる異世界の冒険物語をじっくりとお楽しみください。

 

『塔の管理をしてみよう』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

見たことがない風景の中に孝助が佇んでいます。

呆然としている孝助の前にエリスという美女が現れ、詳しい説明をするため主の女神アスラが待つ部屋に連れて行かれました。

アスラ
「孝助様、わざわざお越しいただきありがとうございます、お手を拝借できますか?」

差し出した左手にアスラが触れると光が放たれます。

しかし何が起こっているのか孝助は理解できません。

孝助
「えっと今のは・・・?」
アスラ
「いろいろ聞きたいことがあるでしょうがその前に一つだけ伺いたいことがあります、ここに来るまでのことはどこまで覚えていますか?」
孝助
「え?エリスさんに連れてこられて・・・どうやら僕は車に轢かれたようですね・・・」
アスラ
「そうです、孝助様、あなたはあの世界ではすでに亡くなっております」

ここが死後の世界だと考える孝助ですが、アスラによるとここは常春の庭という別世界だということでした。

孝助の魂は本来行くべき輪廻の輪にに入らず常春の庭に来てしまったそうです。

どうしてなのかはアスラにも分かりません。

それでも孝助の魂が不安定だったので、アスラはエリスに頼んで孝助を連れてきてもらいました。

先ほど手を繋いだ時、この場所に存在できるよう力を送ったそうです。

元の世界に戻ることは可能ですが、すでに孝助は死亡扱いとなっているので輪廻の輪に戻って新たな人生をやり直さなければなりません。

戻らない場合は転生や召喚にも対応してくれるそうです。

孝助
「今後どうするかは僕が選んでいいんですね?転生とか召喚を選んだ場合、今の記憶を持っていくことも可能ということですか?」
アスラ
「はい、その認識で間違っていません」
孝助
「では召喚でお願いします」

せっかくなら記憶を持ったままの方がいいので召喚してもらうことを即決しました。

しかしすぐに召喚できる訳ではありません。

準備ができるまで孝助は常春の庭で過ごさせてもらうことになりました。

1週間後、孝助がいよいよ召喚されようとしています。

アスラ
「じゃあ最後にプレゼントとアドバイスね、孝助の左目に私の力の一部を授けたわ、どういう風に使えばいいかは自分で探ってみて頂戴」
孝助
「え?なにそれ、聞いてないよ!?」
アスラ
「うふふ、それと・・・召喚先でちょっとしたイベントが起こってるの・・・その選択の結果でこの先のルートが変わってくるから慎重に選んでね」

アスラの力によって孝助が召喚されました。

召喚先では砂ぼこりが巻き上がっています。

その中で何者かが戦闘しているのですが近づけません。

すると目の前に巨大な熊が出現しました。

孝助
「うわあああああああ」

悲鳴を上げた孝助の名前を呼ぶ声が聞こえます。

次の瞬間、2人の美女が熊を一撃で倒しました。

驚いた孝助は立ち上がることができません。

コウヒ
「孝助様、大丈夫ですか?」
孝助
「あ、ああ・・・特にけがとかはないみたいだけど・・・」
コウヒ
「あなたのせいですよ!あなたが余計なことをするから主様に余計な心労を与えてしまったではないですか」
ミツキ
「あらあら、そもそもあなたが余計なことを言わなければあんなことにならなかったと思うけど?」

砂ぼこりの中で戦闘していたのは美女たちだったようです。

2人の美女にはさまれた孝助は柔らかな感触で頭が回らなくなってきました。

孝助
「その・・・主様って何?」
コウヒ
「主様は主様です、えーと?」
ミツキ
「あら孝助様はまだ知らないようね、この世界に不慣れな孝助様の案内役用にとアスラ様が私たちを創ってくださったんです」

気ままなアスラが2人の美女を創造していたのです。

納得した孝助なのですがどちらの美女と行動を共にするのか選ばなければいけません。

しかしどちらを選んでもろくなことにならない気がします。

孝助
「その・・・二人共ってダメかな?」
コウヒ
「それが孝助様の選択なら駄目ということはありませんね」
ミツキ
「そうですね」
コウヒ
「それでは旅を始める前に私たちに名前をつけていただけませんか?主様」

2人共を選んだので喧嘩にはなりませんでした。

安心した孝助は名前を付けるため2人を観察します。

孝助
「名前・・・金髪に銀髪・・・それなら・・・コウヒとミツキ」
コウヒ
「コウヒ・・・光陽ですか、とてもいいと思います」
ミツキ
「ミツキ・・・箕月ですね、ありがとうございます、今日から私はミツキですね」

ようやく3人の冒険が幕を開けました。

 

 

転生ではなく召喚を選んだところに孝助の賢さが表現されていますね。

左目に授けられたアスラの力がどんなものなのかも興味をそそられました。

最強の美女2人と異世界を渡り歩いていく『塔の管理をしてみよう』

コウヒとミツキの反則級な戦闘能力が明らかになっていきます。

孝助も2人に負けず劣らずな能力を秘めていますよ。

後編

出発する前にコウヒがアイテムボックスという魔法で倒した魔物の素材を別空間に仕舞いました。

魔物の素材は町で高く売ることができるそうです。

しかし徒歩で移動できるような街はこの辺りには存在していません。

ミツキ
「私たちが今いる大陸はセントラル大陸と呼ばれていて、魔物の強さと多さは海の先にある他の四つの大陸より段違いなの」

そのためセントラル大陸の内陸には人が住む街はないそうです。

街は沿岸部に点在するようになっていました。

沿岸部までは徒歩だとかなり時間がかかるので移動手段を探さなければなりません。

地理を学んだ孝助は今夜のキャンプ地と足の確保を優先事項に決めます。

ミツキ
「決まりね!私は孝助様と一緒にキャンプ地を探して来るわ」
コウヒ
「あ!ズルいよミツキ!わたしも主様と一緒にいたいのに!準備はいい?ミツキ!」
孝助
「この状況はいったい・・・」

コウヒとミツキが真剣な表情に変わりました。

そしてどちらが孝助とキャンプ地を探すかじゃんけんで決めます。

コウヒ
「ではいきましょう主様、ミツキ、サボっちゃダメですよ!」
孝助
「そうだコウヒ?さっき話していた四つの大陸以外にも他の陸地があるのかな?」
コウヒ
「すみません、そのような知識は与えられていなく・・・」

召喚される前、孝助は常春の庭にいる間、アスラとエリスからこの世界の知識を学びました。

その中で一番驚いたのはこのアースガルドという世界が球体ではなく平面世界であることです。

アスラとエリスは人間が住んでいる地域以外のエリアや、平面世界の境界についてはあまり話してくれませんでした。

この冒険で孝助はそれらのエリアに足を運ぶことがあるのか考えていたのです。

ミツキ
「ただいま足を連れて戻りました!」

ミツキが飛龍を連れて戻ってきました。

まさか飛龍に乗って移動するとは思ってもみなかったので戸惑ってしまいます。

コウヒ
「たしかに飛龍は便利ですよね!」

孝助は自転車や自動車などの移動手段をイメージしていました。

もしかしたらこの異世界では飛龍が普通の乗り物なのかもしれません。

ミツキ
「孝助様心配しないで、この飛龍は絶対孝助様に逆らわないのよ、連れて戻る前にちゃんとシツケておいたから」
コウヒ
「いったい飛龍に何を・・・?」

孝助とコウヒはミツキの言葉に恐怖を感じます。

それでもせっかく連れて戻ってきたので飛龍に乗らないわけにはいきません。

恐る恐る飛龍の背中に掴まると上空へ飛び立ちました。

孝助
「うわあああ!と、止まれぇええ!う・・・あれ?・・・すごい!え?もしかして・・・言葉が通じてるのか?」

どうやら飛龍は孝助の言葉を理解しているようです。

また飛行に慣れてくると不思議な感覚になりました。

コーと名付けた飛龍と自分が繋がっているような気がしてきて、コーの気持ちが分かるようになってきたのです。

それでもいくらミツキが躾をしていたとはいえ、普通の人間はここまで上手く飛ぶことはできません。

コウヒ
「もしかしたら主様にはその辺りの技能があるのかもしれませんね」

コウヒとミツキが空飛ぶ孝助を眺めていると、急にコーが暴れ始めました。

心配する2人に孝助が状況を説明します。

孝助
「僕もわからない・・・僕とコーの感情の繋がりに気づいてそれを強めたり弱めたりしたら何が起こるか知りたく繋がりを切ってみたんだけど・・・」

繋がりを切ったことが原因なのかもしれません。

そこで先ほどと同じ要領でお互いの繋がりを元通りにします。

するとコーが落ち着きを取り戻してくれました。

コウヒ
「主様が言った感情の繋がりというのに心当たりはある?ミツキ」
ミツキ
「私も聞いたことないわ・・・この世界を不思議だと孝助様が思うように、私たちにとって孝助様も不思議な存在であるかもしれないわ!まぁとにかく食事の準備にしない?」
コウヒ
「賛成!」

コウヒとミツキが認めるほど孝助も特別な存在だったのです。

3人はここから様々な出会いを経ていく中で、この異世界に存在する塔を攻略することになりました。

最強美女のコウヒとミツキ、そして不思議な能力を秘めた孝助は塔を管理することができるのでしょうか!?

 

『塔の管理をしてみよう』を読んだ感想

登場人物それぞれが個性的なので読み応えを感じました。

孝助とコウヒ、そしてミツキは性別に関係なく愛されるキャラなので誰もが楽しめる物語だと思います。

異世界の攻略を目指す冒険者たちの奮闘を描いた『塔の管理をしてみよう』

SFファンタジー漫画が好きな人は読み逃してはいけない作品になっています。

特殊な能力者たちの冒険劇を読んでいるうちに胸がワクワクしてきますよ。

 

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