今回は「火事屋」先生の『わたしと先生の幻獣診療録』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。
『わたしと先生の幻獣診療録』はこんな漫画(あらすじ)
昔々、人々は魔術の力を信じ生きていました。
しかし時が経つにつれ科学が発展していき、人々は魔術の力に頼らなくなっていきます。
そのため魔術と共に幻の生物たちが世界から姿を消しそうになっていました。
魔術師の家系に生まれたツィスカはそんな時代の中、獣医師の先生に師事しながら魔術の力を役立てたいと考えています。
獣医師として失われゆく魔術の力を信じようとする少女の生き様を描いていく『わたしと先生の幻獣診療録』!
今回は幻想的な世界を舞台にした医療系漫画の魅力についてネタバレを含みながらご紹介していきます。
心温まる優しいストーリーを読んで癒されてみてください。
『わたしと先生の幻獣診療録』の魅力紹介(ネタバレ含む)
前編
魔術で薬を作っているツィスカが街の片隅にある雑貨屋を訪れました。
自分が作った薬の売り上げを聞いてみるのですが、科学が進歩してきた世の中では魔術の薬を求める人は誰もいません。
ツィスカには辛い現実なのですが、人々は昔のように魔女のおまじないを信じなくなっていたのです。
落胆しながら帰路に就くツィスカの眼前には科学が生み出した蒸気船が川を渡っていました。
この物語は科学の台頭によって人々が魔術の力を忘れ、幻の生き物たちが姿を消し始めた世界のお話です。
師事している獣医師のところに戻ったツィスカは再び薬を作るため空き瓶を探していました。
獣医師の先生は魔術だけだなく科学的な医療も大事だと考えているようです。
その理由は過去の症例に基づく判断や経過観察も、医療を支えているということを経験しているためでした。
しかしツィスカはどうしても科学に頼る気が起きません。
先生の言葉を聞いたツィスカは診療所を飛び出していきました。
そのまま森の中へ入っていくツィスカ。
彼女の目的は数日前に見つけたばかりの傷ついた竜の仔の看病をすることです。
胴体に刺し傷を負った竜の仔に薬を塗っているのですが回復する兆しは見られません。
しかしツィスカは子どもの頃から母親に幻の生き物を助けることが魔術師の使命だと教わってきました。
そのため諦めず看病を続けていたのです。
刺し傷に薬を塗り続けているのですが、傷は回復してくれません。
さらに竜の仔は数日前よりも寝ている時間が増えるようになっていました。
ですがツィスカの願いは届かず、翌日になると竜の仔は近づいても目を覚ましません。
果たして竜の仔はこのまま息絶えてしまうのでしょうか!?
科学が進歩した世界で魔術の力を信じる少女の姿が痛々しいですね。
人々が魔術を忘れていく中、必死になって魔術に頼ろうとするツィスカを応援したくなりました。
ファンタジー漫画と医療漫画を融合させた『わたしと先生の幻獣診療録』!
ここから忘れられていた魔術の力が本領を発揮し始めます。
懸命に竜の仔を救おうとするツィスカと、彼女をサポートする先生の正体に注目しながら続きをご覧ください。
後編
目を覚まさなくなった竜の仔が心配なため、ツィスカは仕事に身が入りません。
先生はそんな彼女の様子を気にかけていました。
竜の仔の元へ向かったツィスカは先生の言葉を思い返しています。
科学が進歩することによって魔術が持つ神秘性は薄れてきたと先生は説明しました。
その結果、科学は魔術とは違い血筋や適性など関係なく誰でも同じ結果を出すことができるようになったのです。
先生の話を思い出していたツィスカが森に到着すると、竜の仔が瀕死の状態に陥っていました。
竜の仔の傷痕にはいつの間にか鱗のようなものができています。
そのことにツィスカが気づいた次の瞬間、背後から足音が聞こえてきました。
ツィスカは竜の仔の存在を先生は見ることができないと思っていたため驚いてしまいます。
先生の話によると竜の仔は鹿を狩猟するための流れ弾の被害を受けていました。
さらに事態を深刻化させていたのは銃弾が貫通していないことだったのです。
手術には麻酔が必要なのですが、竜の大きな身体にはどのくらいの麻酔量があればよいのか分かりません。
さらにもしも麻酔の危機が弱く、竜の仔が暴れ出したら先生とツィスカに身の危険が迫ってしまいます。
こうして前代未聞の外科手術が始まることになりました。
まず先生は竜の仔に対して使う麻酔にケシの実から抽出したもの選択します。
最初は不安があったのですが、麻酔が効いていき竜の仔が大人しくなっていきました。
落ち着いたところで改めて傷跡を見てみると鱗が結晶化しています。
ライフルの銃弾が単発だったことも幸いしていました。
生物は銃弾を浴びると鉛によって中毒反応を起こしてしまいます。
しかし竜の仔の場合は人間の手で作られた金属に反応していました。
ツィスカは人間に効果がなくても動物になら自分の薬が効果的だと思って先生のところに来たのです。
それなのに竜の仔を見殺しにしてしまいそうだった自分を許せないと思っていました。
1つの命が危機に瀕している時にツィスカの判断は絶対にしてはいけないものだったのです。
しかし魔術師としての彼女にはまだやり残した仕事がありました。
先生の手によって竜の仔が苦しんでいた原因は除去できたのですが、ここから回復しなければ何の意味もありません。
そのため竜の仔を回復させるのが魔術師としてツィスカにしかできない仕事だったのです。
この竜はリンドヴルと呼ばれる幻獣で、夜空を舞う姿が流れ星に似ていることから流星の竜と呼ばれていました。
ツィスカは竜の仔を夜空に帰すため薬草と水を合わせた解毒剤の香りを嗅がせます。
すると魔術の力で竜の仔の傷が浄化していきました。
こうして傷口が回復した竜の仔は新月の夜空に帰っていくことができたのです。
先生の助言によって幻獣を助けることができたツィスカ。
2人はここから科学と魔術の力を合わせながら様々な幻獣の命と向き合っていくことになるのでした。
『わたしと先生の幻獣診療録』最新刊の発売日は?
魔術が少しずつ非科学的だと証明されてきた時代の中で、不思議な力を使いながら幻獣を助ける獣医師の姿を描いた『わたしと先生の幻獣診療録』!
ファンタジーの世界を舞台にしながら心温まるストーリーを丁寧に表現しています。
この漫画の最新作となる第4巻は2019年5月10日に発売されました。
気になる次回作第5巻は2020年3月9日頃の発売が予想されています。
感動的な物語の新たな展開を心待ちにしましょう。
ちなみに次回作の発売日はあくまでも予想となっていますので、諸事情によりズレが生じた場合はご了承ください。
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