今回は「水城せとな」先生の『世界で一番、俺が〇〇』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。
『世界で一番、俺が〇〇』はこんな漫画(あらすじ)
28歳の高瀬柊吾は小学生から仲の良い山森啓太(愛称アッシュ)と小山小太郎(愛称たろちゃん)と、カフェで愚痴をこぼす日々を過ごしています。
いつものように3人が愚痴を言い合っていると、不思議な雰囲気を漂わせる美女が現れました。
公益法人セカイのエージェントを名乗る美女は、3人の中で300日後に最も不幸だった者の願いを叶えるという提案をしてきます。
この提案に半信半疑の3人だったのですが、美女が披露した特殊な能力を目にしたため、謎めいた提案を受け入れることにしました。
不幸になるため奔走する男性3人組と、謎の美女が繰り広げる人間模様を描いていく『世界で一番、俺が〇〇』!
今回はこちらのヒューマンドラマの魅力について、ネタバレを含みながらご紹介していきます。
友情や嫉妬心など複雑な心理が絡み合う物語をじっくりとお楽しみください。
『世界で一番、俺が〇〇』の魅力紹介(ネタバレ含む)
前編
3人の幼なじみがいつものように深夜のカフェに集まっています。
その中で会話の口火を切ったのはイケメンのアッシュでした。
カッコつけていますがアッシュはコンビニのバイトを辞めたことを愚痴っています。
たろちゃんが冷静なツッコミを入れるのですが、アッシュは全く気にしていません。
ここで2人のやり取りに柊吾も加わることにします。
アッシュはイケメンで口も達者なため、柊吾とたろちゃんはその気になれば定職に就けると思っていました。
中学時代に女子から人気者だったアッシュは、俳優やミュージシャンになると思われていたのですが、現在の彼はその期待に押し潰されていたのです。
柊吾は外資系の企業に勤める高額納税者で、たろちゃんは持ち前の根性で過酷な仕事に耐えていました。
そんな2人の幼なじみと生まれ変わりたいとアッシュは思っています。
即答するアッシュに対してたろちゃんは何も言えなくなってしまいました。
現在の柊吾は職場だけでなく身の回りに敵が多いことを感じているのです。
このように柊吾はお金は持っているのですが、周囲の状況に不満を抱いていました。
アッシュも外見を褒められるだけでなく、いい加減そろそろ就職したいと思っています。
たろちゃんも2人と同じように人生に不満を抱いていたのです。
3人はそれぞれ無い物ねだりを愚痴り合っていました。
するとそこに突然謎の美女が現れます。
幼なじみの3人はこの美女の登場によって人生を激変させることになるのでした。
仲が良いからこそ言いたいことを言い合える3人の関係性が素敵だと思いました。
しかしこの素敵な関係性は謎の美女が登場したことで崩壊していくことになります。
登場人物たちの微妙な心理状態と複雑な人間関係を描いていく『世界で一番、俺が〇〇』!
ヒューマンドラマが好きな人にとって見逃してはいけない傑作になっています。
それでは美女のセリフに注目しながら続きをご覧ください。
後編
愚痴り合う3人の前に現れた美女は、彼らに不思議な提案をしてきました。
突然現れた無表情な美女に対して3人は固まってしまいます。
美女が差し出した名刺には“公益法人セカイ エージェント773号”と書かれていました。
この名刺を見た3人は彼女のことをますます怪しいと思ってしまいます。
773号という名前は呼びにくいため、3人は美女のことをナナミと呼ぶ事にしました。
そんな彼らにナナミが詳しい事情を説明し始めました。
焦って質問をするたろちゃんに対してナナミが冷静に答えます。
ドン引きする3人にナナミは300日後に最も不幸だった人に、どんな願いでも叶えてあげると言ってきました。
喜ぶたろちゃんとは対照的に、アッシュと柊吾は不満そうな表情を浮かべています。
アッシュとたろちゃんはナナミの言葉が理解できないのですが、柊吾だけは彼女の言葉を理解していました。
ナナミは上層部と連絡を取るため、一旦カフェの外へ出て行きます。
3人がナナミのことを怪しんでいると、戻ってきた彼女がデモンストレーションを披露すると言ってきました。
ナナミが空間に手をかざすと時空が動きを止めてしまいました。
3人とナナミ以外、世界は誰も動くことができなくなったのです。
ナナミの言葉を分かりやすく翻訳する柊吾。
戸惑う彼らに再びナナミがゲームへの参加を促してきます。
3人はナナミの能力を体感したことで、彼女の提案を受け入れることにしました。
果たして3人の中で最も不幸になるのは誰なのでしょうか?
そして勝者が望む願いとは・・・!?
3人の幼なじみの運命を分ける物語の顛末は、実際に漫画を読んでお確かめください。
水城せとな先生の他の漫画に関する記事はこちらです↓↓↓
『世界で一番、俺が〇〇』を読んだ感想
奇想天外なストーリーに興味をそそられました。
不幸になったものが勝者という設定がとても魅力的ですね。
斬新なアイディアが盛り沢山となっている『世界で一番、俺が〇〇』!
読んでいくうちに続きが気になってしまう秀逸な物語となっています。
考え抜かれた読み応え抜群の作品を夢中になって満喫してください。
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