すしいち!のネタバレ(漫画)!客の心を握る寿司職人とは?

今回は「小川悦司」先生の『すしいち!』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

『すしいち!』はこんな漫画(あらすじ)

握り寿司が誕生してから半世紀、江戸の街並みには数多くの寿司店が店を構えるようになっていました。

江戸っ子のファーストフードとして急成長を遂げた寿司文化の勢いは留まることを知りません。

その中でも江戸本所の寿司屋横丁に店を構える菜の花寿司という店が人気を集めていました。

菜の花寿司が人気となっている理由は鯛介(たいすけ)という寿司職人がお客の心まで握ると言われているためです。

美味しいだけでなくお客の心まで癒すお寿司はどのように握られるのでしょうか!?

江戸の食文化にスポットを当てた『すしいち!』

今回は様々な人間ドラマが見所になっているグルメ漫画の魅力についてネタバレを含みながらご紹介していきます。

江戸時代にタイムスリップした気分を味わってみてください。

 

『すしいち!』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

黒船が来航してから数年が経過した横浜で奉行たちが開国と鎖国に関して議論しています。

小笠原
「ワシが言うておるのは徹底した開国だ!こやつらのケツをナメるためではない、こやつらと戦うためのな!」

外国奉行の小笠原広祐が他の奉行や外国人を前に持論の開国を激しく主張するのですがなかなか分かってもらえません。

一方その頃、横浜の街中で男性2人が買い物をしています。

鯛介
「これもちっちゃくてかわいいな、よし買うぞ蛤吉」
蛤吉
「ま、まだ買うんですか、お師匠!?そろそろ戻らねえとしこたまどやされやすぜ」

買物をしているのは江戸で寿司屋を営んでいる鯛介と弟子の蛤吉で、2人はおりんという女性を残して横浜までやって来ていました。

鯛介がいないことで店を開けられないため、おりんはお客から文句を言われています。

そのため蛤吉は早く帰った方が良いと心配していました。

しかし鯛介にはまだまだ帰るつもりはなさそうです。

鯛介
「せっかく横浜まで足のばしたんだ、この際小物もそろえて店を着飾ろうぜ、そうすりゃおりんも納得すん・・・お・・・!?」

ここで黒い板のようなものが鯛介の目に留まりました。

鯛介は好奇心旺盛なので迷わず黒い板を購入することにします。

蛤吉
「な、何ですかお師匠、この黒い板は・・・?」
鯛介
「食ってみろ、甘くてうめえぜ、西洋菓子のしょくらとをってんだ」

チョコレートを食べながら横浜の街中を歩いていると、馬に跨った小笠原が近づいてきました。

アナゴ奉行と恐れられている小笠原がやって来たので町民たちが続々と逃げ出していきます。

蛤吉
「外国奉行の小笠原広祐です、無差別に口論をふっかけるんでまるで雑食・悪食のアナゴだと・・・さ、関わんねえで行きやしょう」
鯛介
「それでアナゴ奉行とはずいぶん強引ないわれだなあ・・・ん?アナゴ・・・小笠原・・・!?」

遠巻きに様子を見ていると、町民の1人が小笠原のことを売国奴だと侮辱しました。

強引に開国を進めようとする小笠原の姿は国土を売ろうとしているように見えていたのです。

町民たちは小笠原が日本を外国の植民地にしてしまうと不安を感じていました。

しかし小笠原には国土を売るつもりなどありません。

逆に開国することで外国から兵器や物資などを盗むことが目的なのです。

そのことを怒鳴り散らしながら説明していた小笠原が鯛介の視線に気づきました。

小笠原
「何だ貴様ァ!?」
鯛介
「お奉行さんお会いしたことありましたっけ?」
小笠原
「知らぬな!」

鯛介と小笠原に面識はありません。

そのまま小笠原は立ち去っていきました。

揉め事にならずに済んだ鯛介と蛤吉は川崎宿で身体を休めることにします。

鯛介は宿でお酒を楽しむのですが堅物の蛤吉は宿でも寿司を握り始めました。

浅学非才の身であることを自覚しているので蛤吉は宿でも修行を欠かしません。

しかし握りが甘いためシャリが崩れてしまいました。

鯛介
「人物は固ぇが握りは柔いんだ、口まで持ってけて口に入れたらパラリとほどける、こいつが目安だ、精進せいよ」

握りの甘さを指摘された蛤吉は恥ずかしそうにしながら手酌でお酒を飲み始めます。

お酒が進むと横浜の現在について話題が変わっていきました。

蛤吉
「しかし変わりやしたねえ横浜も、黒船来航からたかだか数年、まるで異国だ」
鯛介
「これからは毎日が小さな奇跡の連続よ、楽しいっちゃこんな楽しいことはねえ、が」

異国のように変化した横浜は新鮮な発見と楽しみで溢れています。

しかし物資がどんどん外国に流出しているため物価の上昇が止まりません。

この現状を蛤吉は無能な御上が原因だと考えていました。

そんな話をしていると隣の部屋から小笠原が現れます。

小笠原
「誰が能無しだと・・・!?無能な御上とはわしのことか」

強引な開国論者の小笠原は無能な御上という言葉に憤慨していました。

蛤吉は否定しようとするのですが、鯛介が火に油を注ぐような行動を取ります。

鯛介
「おう、そのとおりだよ、ご政道はよあんたらだけで最低限キッチリやってくれや、オレら町人は自分らの生活で手一杯なんだよ」

この行動によって鯛介と小笠原は大乱闘することになってしまいました。

しかし鯛介との出会いが強引な小笠原の態度を変えることになるのです。

いったいどんなお寿司で小笠原の心を握るのでしょうか!?

 

 

江戸時代の文化と歴史を丁寧に表現した作品になっていますね。

その中で第1話に登場したのが開国論者の外国奉行でした。

ここから鯛介がこだわり抜いて握った寿司で小笠原の心を癒していきます。

絶品の寿司でお客を魅了する職人の心意気を表現した『すしいち!』

読んでいくうちに寿司を食べたくなるグルメ漫画になっていますよ。

後編

取っ組み合いの大喧嘩は鯛介に軍配が上がりました。

喧嘩が終わると宿の女将から小笠原に関する情報を聞くことにします。

小笠原は一人息子を溺愛していたそうで、息子は幕府の要人方に開国啓蒙を説いていました。

しかし聞き入れられず失意の内に亡くなってしまったそうです。

ここから小笠原は強い攻撃性を帯びるようになってしまいました。

翌日、江戸へ向かおうとする小笠原に鯛介が声をかけます。

鯛介
「お奉行、思い出しましたよ、お奉行がアナゴ奉行って呼ばれる本当の理由を、アナゴ握りが大好きだからですよね、五個十個とたてつづけに食べちまうほどに、それをお奉行のご子息から聞いたんです」
小笠原
「つまり鯛介・・・おぬしの店へ病気のせがれが」

鯛介が小笠原と会ったことがあるような気になったのは、息子が菜の花寿司に来ていたためでした。

病気の息子は小笠原に鯛介が握ったアナゴを食べさせたいと言っていたのです。

そのことを伝えられた小笠原は江戸に戻ると菜の花寿司を訪ねることにしました。

鯛介
「ようこそお奉行、菜の花寿司へ!少々お時間いただきますがよろしいでしょうか?」
小笠原
「いくらでも待つ、だがわしは並大抵のアナゴでは満足せぬぞ」

鯛介は小笠原のために品川沖産の最高級アナゴを仕入れています。

生簀で3日間かけて胃と腸をキレイにしたアナゴを鯛介がスピーディーに捌き始めました。

続いて水にみりんと酒、薄口醬油を入れて煮立たせてから皮目を上にしてアナゴを入れて、荷崩れしないように落とし蓋をします。

充分寝かせてから締まったアナゴの身を切っていき、握る前に脂質の溶ける感覚を楽しんでもらうため少しだけ炙ることにしました。

鯛介
「アナゴの皮と身がずれない優しさとシャリが崩れない強さで慎重に握る、煮ツメをつけて菜の花寿司特製アナゴの握りお待ち!」

完成したアナゴの握りは琥珀のようなツヤと、甘さが香り立つフワフワとした身をしています。

一貫を食べた小笠原は極上の味に魅了され、一気に五貫を口へ運びました。

これほどまでに美味しいアナゴの握りは今まで食べたことがありません。

小笠原
「だがわからぬ、心身を癒すこの独創的甘みの正体が・・・奥行きのあるほろ苦さ、ツメの黒々とした光沢、どこかで一度口にしたような・・・」

実は煮汁に隠し味を入れていました。

しかしいくら考えても隠し味が何なのか分かりません。

鯛介
「横浜にお勤めならお口にされたことがおありかもしれません、今回横浜で仕入れた西洋菓子チョコレートでございます」
小笠原
「しょ・・・しょくらとを・・・?」
鯛介
「へい、こいつは西洋じゃ疲労回復の特効薬だそうで、精力食アナゴと組み合わせたのはご病気のご子息が小笠原様の悪評にひどく疲弊されてたからです」
小笠原
「そうか、もういい休め親父、それがヤツの最後の伝言だったわけか・・・」

小笠原は息子が菜の花寿司のアナゴを食べさせたかった理由を、身体を休めてほしいという意味で解釈します。

ですが鯛介は別の意味があると思っていました。

アナゴは下準備に時間がかかる食材で、今回は煮汁にぶどう酒とチョコレートを使っています。

それは西洋の特異な甘さをアナゴにじっくり溶け込ませるためでした。

小笠原の息子は開国して西洋の良さを取り入れるため、要人方への論を通す方法を教えたかったのです。

息子の気持ちは鯛介がよく理解していました。

鯛介
「お客を動かすために結局は付け場からお客の舌へ地道に語りかけ続けるしかねえんだと、オレは絶対にイヤですからねえ、自分の出す食い物が何であろうと旨さが伝わらねえのは」

人の思いも寿司の味も地道に語りかけないと決して伝わることはないのです。

鯛介が握ったアナゴを食べたことで小笠原に息子の思いが伝わりました。

数日後、小笠原が再び要人方と交渉をしています。

小笠原
「少しずつでいい、だがたゆまず進めてゆきましょう、各々方・・・」

こうして鯛介はアナゴの握りで小笠原の攻撃性を解消させたのでした。

次はどんな握り寿司でお客の心を癒すのでしょうか!?

 

『すしいち!』を読んだ感想

寿司職人の熱意が伝わってくる人情ドラマになっていますね。

料理で人々を幸せにしたいという職人の情熱は江戸時代も現代も変わらないことが伝わってきました。

江戸の世を舞台にした本格派グルメ漫画の『すしいち!』

現代にも通じる寿司職人の心意気が感じられる素敵な物語になっています。

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